かおだしたとき:2024年9月22日(日)15時30分〜21時
かおだしたさき:南丹市花火大会(八木町)
南丹市花火大会のエコステーションに今年もかおだししてきました。
<昨年の様子>
https://blog.canpan.info/tedasu/archive/56
南丹市花火大会は南丹市商工会らで組織する実行委員会が主催する大型イベントで、昨年は「京都南丹大堰川フェスティバル」の名称で開かれました。同イベントでは、ごみの持ち帰りまたは各屋台での回収が基本となっていますが、毎年ごみが散乱している状態が続いています。そこで始まったのがエコステーション(分別回収拠点)の取り組みで、今年で2回目の実施となります。
エコステーションは南丹市が設置する環境パートナーシップ委員会と、南丹清掃株式会社のコラボで実施されました。初実施だった昨年の成果として散乱ごみの削減に効果があったことから、今年は一般ボランティアを募集し、同委員会メンバーや同社社員を合わせて10人で分別回収の呼びかけや分別作業を行いました。
近ごろのお祭りごみで、長い串が増えました。流行屋台として、ジャガイモをらせん状にカットして揚げた食べ物に串を刺して提供されています。この串は分別回収やごみ拾いの際に凶器となり、これまでに何度となく負傷したことがあります。また、ごみを入れた袋が破れるなどして、なかなか質の悪い存在です。今回のエコステでは、串は別に回収して袋破れを防止しましたが、それもひと手間でスタッフの負担となります。前回かおだしした「そのべまちなか夏祭り」のように、食品の提供の仕方を一工夫するだけで、そうした問題も解消されるのではないかと思います。
分別していてたいへんだったのは、食品の残渣です。プラ容器から、焼きそばなどの食品残渣を取り出して分別するのは一苦労。「なんであとちょっとを食べきってくれんのかな」「ほとんど残ってるやん。じゃ、買うなよ」とぶつくさ言いながら分別作業をしました。
来場者の何人かが、「今年もここでやっていたから」とごみを持ってきてくれます。また、行きしなにエコステの存在を認知して「帰りにあそこまで持って行こう」という来場者も少なくありませんでした。なかには、「来年もよろしくお願いします」と言ってくれる子どもたちの嬉しい声かけもありました。
拠点を設置した大堰川左岸(大堰橋下の駐車場)では散乱ごみを大幅に減らすことができました。対岸のイベントメイン会場側では、ごみが散乱している状態が続いています。
翌朝8時からの清掃活動には、地元中学校の生徒が先生らとともに参加していました。そのことで、参加していた市民(大人)からは「大人が出したごみを、大人が子どもに拾わせて”偉いね〜”と称えることに違和感がある」「そもそもの問題を解決しようとするべきでは」などの声が聞こえてきました。私もそう思います。
(記事:田畑昇悟)
2024年09月22日
2023年09月23日
分別回収拠点|大堰川フェスティバルで初実施
かおだしたとき:2023年9月23日(土)18時〜21時30分
かおだしたさき:京都南丹大堰川フェスティバル(八木町)
南丹市商工会らで組織する実行委員会の主催で、「京都南丹大堰川フェスティバル」が開催されました。メインは約2,000発の花火、ほかにもドローンによる光のパフォーマンスや屋台、ステージショーなどでにぎわいました。
大規模な野外イベントの度に気になるのが、ごみの問題です。そこで立ち上がったのが、「南丹市環境パートナーシップ委員会」と「南丹清掃株式会社」。コラボ企画として分別回収拠点「エコステーション」が初実施され、私もかおだししました。
同フェスのごみルールは基本、持参したものは持ち帰り、会場屋台で購入したものは屋台で回収するというもの。とは言え、ごみを路上や河川敷に放置する人はいるものです。そうした行為を容認するわけじゃないですが、私にも10代や20代の若かりし頃はあって、デートで花火に来た時に「ごみを持ち歩くのは嫌だなぁ(できれば、ごみじゃなくて、彼女の手をつなぎたい・・・)」と思っていました。だから、ごみを捨てられる場所があればとても嬉しい。
エコステの仕組みを簡単に説明すると、花火会場に来たばかりの人にまずごみが捨てられる場所を認識してもらい、帰りにそこまでごみを持って行こうという心理を働かせる取り組みです(図)。正確な年は覚えていませんが、2005年ごろ、祇園祭での実施で効果があったということで、隣町の亀岡市の花火大会「平和祭保津川花火大会」でも導入されることになり、効果を上げています。私も祇園祭や保津川花火のエコステを何度か手伝い、確かに理に適っていると思いました。
今回のエコステでは、「燃やすごみ」「ビニール」「缶」「ペットボトル」の4種類に分別して回収しました。言わずもがなではありますが、分別すればするほどに資源として活用できる量が増え、環境負荷を減らすことができます。
実証実験的に行われた今回のエコステは、大堰川左岸に設けられた駐車場の入口に置かれました。エコステ効果だと思いますが、その周辺には、放置されるごみはほとんどありませんでした。
まとめると、エコステには「@ごみの散乱防止」「A環境負荷の軽減」「B花火客の満足度向上」の3効果があります。あと、副産物の効果がもう一つ。エコステに関わるスタッフは、いつもに増してさわやかに見えます。
(記事:田畑昇悟)
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【南丹市環境パートナーシップ会議(委員会)】
南丹市が設置する市民公募委員による会議で、「南丹市環境基本計画(南丹市の環境を保全するための10年計画)」の具体的な取り組みについて企画・提案するとともに、情報の共有・交換による連携・協働を推進する役割があります。また、計画の進捗状況を点検し、見直し事項などについて提言する場でもあります。
https://www1.g-reiki.net/city.nantan/reiki_honbun/r279RG00001009.html
【南丹清掃株式会社】
亀岡市荒塚町に本社がある昭和41年設立の会社で、一廃・産廃の収集運搬や浄化槽清掃、産廃の処分などをされています。南丹市日吉町にも営業所があり、亀岡市や南丹市などの地域で、市民や自治体による環境保全の取り組みを支援するほか、自社スタッフたちも主体的な活動を日常的にされています。
https://www.nantanseisou.com/
かおだしたさき:京都南丹大堰川フェスティバル(八木町)
南丹市商工会らで組織する実行委員会の主催で、「京都南丹大堰川フェスティバル」が開催されました。メインは約2,000発の花火、ほかにもドローンによる光のパフォーマンスや屋台、ステージショーなどでにぎわいました。
大規模な野外イベントの度に気になるのが、ごみの問題です。そこで立ち上がったのが、「南丹市環境パートナーシップ委員会」と「南丹清掃株式会社」。コラボ企画として分別回収拠点「エコステーション」が初実施され、私もかおだししました。
同フェスのごみルールは基本、持参したものは持ち帰り、会場屋台で購入したものは屋台で回収するというもの。とは言え、ごみを路上や河川敷に放置する人はいるものです。そうした行為を容認するわけじゃないですが、私にも10代や20代の若かりし頃はあって、デートで花火に来た時に「ごみを持ち歩くのは嫌だなぁ(できれば、ごみじゃなくて、彼女の手をつなぎたい・・・)」と思っていました。だから、ごみを捨てられる場所があればとても嬉しい。
エコステの仕組みを簡単に説明すると、花火会場に来たばかりの人にまずごみが捨てられる場所を認識してもらい、帰りにそこまでごみを持って行こうという心理を働かせる取り組みです(図)。正確な年は覚えていませんが、2005年ごろ、祇園祭での実施で効果があったということで、隣町の亀岡市の花火大会「平和祭保津川花火大会」でも導入されることになり、効果を上げています。私も祇園祭や保津川花火のエコステを何度か手伝い、確かに理に適っていると思いました。
今回のエコステでは、「燃やすごみ」「ビニール」「缶」「ペットボトル」の4種類に分別して回収しました。言わずもがなではありますが、分別すればするほどに資源として活用できる量が増え、環境負荷を減らすことができます。
実証実験的に行われた今回のエコステは、大堰川左岸に設けられた駐車場の入口に置かれました。エコステ効果だと思いますが、その周辺には、放置されるごみはほとんどありませんでした。
まとめると、エコステには「@ごみの散乱防止」「A環境負荷の軽減」「B花火客の満足度向上」の3効果があります。あと、副産物の効果がもう一つ。エコステに関わるスタッフは、いつもに増してさわやかに見えます。
(記事:田畑昇悟)
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【南丹市環境パートナーシップ会議(委員会)】
南丹市が設置する市民公募委員による会議で、「南丹市環境基本計画(南丹市の環境を保全するための10年計画)」の具体的な取り組みについて企画・提案するとともに、情報の共有・交換による連携・協働を推進する役割があります。また、計画の進捗状況を点検し、見直し事項などについて提言する場でもあります。
https://www1.g-reiki.net/city.nantan/reiki_honbun/r279RG00001009.html
【南丹清掃株式会社】
亀岡市荒塚町に本社がある昭和41年設立の会社で、一廃・産廃の収集運搬や浄化槽清掃、産廃の処分などをされています。南丹市日吉町にも営業所があり、亀岡市や南丹市などの地域で、市民や自治体による環境保全の取り組みを支援するほか、自社スタッフたちも主体的な活動を日常的にされています。
https://www.nantanseisou.com/
2023年04月09日
吉富村16周年
かおだしたとき:2023年4月9日(日)11時〜12時
かおだしたさき:一本松の里山市(八木町室河原)
手づくり市「吉富村(きっとみむら)」の16周年イベントにかおだししてきました。
吉富村は、八木町室河原の国道9号沿いにある直売所「一本松の里山市」を会場に、定期的に開催されている手づくり市イベントです。
毎年4月の周年イベントは盛大に開催され、今年も多くの人でにぎわっていました。
この日は、近隣農家が作った野菜やお餅、城山作業所の焼きそばといった吉富村定番のラインナップに加え、たこ焼きやクレープなどの食べ物屋台が並びました。ほかにも、手芸品や金魚すくいのブースがありました。ステージ前では、よさこいや読み聞かせなどで、子連れの方も楽しまれています。
吉富村や里山市が地域の中で担う役割は、にぎわいづくりや、地域産品の販売だけではありません。
同会場の近くには、会員になれば借りられる「食品加工所(運営:吉富村)」もあって、材料調達(里山市)→加工所→販売(吉富村)の流れができています。そのため、加工品づくりや販売などをはじめたい若者が、お試し感覚でチャレンジできる環境が整っています。
また、里山市にはカフェスペースがあり、いつでも地域住民の誰かがいる状態。だいたい世話好きのおっちゃんとか、おばちゃんがいます。ですので、新規移住者にとって、地域の人たちと繋がれる場にもなっています。
(記事:田畑昇悟)
かおだしたさき:一本松の里山市(八木町室河原)
手づくり市「吉富村(きっとみむら)」の16周年イベントにかおだししてきました。
吉富村は、八木町室河原の国道9号沿いにある直売所「一本松の里山市」を会場に、定期的に開催されている手づくり市イベントです。
毎年4月の周年イベントは盛大に開催され、今年も多くの人でにぎわっていました。
この日は、近隣農家が作った野菜やお餅、城山作業所の焼きそばといった吉富村定番のラインナップに加え、たこ焼きやクレープなどの食べ物屋台が並びました。ほかにも、手芸品や金魚すくいのブースがありました。ステージ前では、よさこいや読み聞かせなどで、子連れの方も楽しまれています。
吉富村や里山市が地域の中で担う役割は、にぎわいづくりや、地域産品の販売だけではありません。
同会場の近くには、会員になれば借りられる「食品加工所(運営:吉富村)」もあって、材料調達(里山市)→加工所→販売(吉富村)の流れができています。そのため、加工品づくりや販売などをはじめたい若者が、お試し感覚でチャレンジできる環境が整っています。
また、里山市にはカフェスペースがあり、いつでも地域住民の誰かがいる状態。だいたい世話好きのおっちゃんとか、おばちゃんがいます。ですので、新規移住者にとって、地域の人たちと繋がれる場にもなっています。
(記事:田畑昇悟)
2021年06月26日
めえめえマーケットやぎかよ!!
かおだしたとき:2021年6月26日(土)
かおだしたさき:八木駅前商店街周辺
「めえめえマーケットやぎかよ!!」にかおだししてきました。
以前から空き地を利用して開催されていた「南丹やぎの青空市」を地域全体に拡大する感じで、8か月前からスタートしたこのイベントは、毎月第4土曜日に開催されています。
商店街の活性化を目的に開催されていますが、中心となっている「青空市」だけでも10店舗ぐらいがテントやキッチンカーで出店されており、おなか一杯になります。また、地域の方々があちこちで会話されていて、つどつど参加していると、通り抜けるだけでもかなりの時間を要しました。
商店街の中を歩くと、NPOや店舗があちこちで当企画に参加されており、あっちもこっちもカオダシしているとにっちもさっちもいかなくなります。
カフェや駄菓子、アクセサリのワークショップ、似顔絵、工芸品の展示会など、1日中お祭り気分で過ごせます。
この取り組みは、地元の住民や移住者、ちょっと外部の方々がうまく連携して実行委員会を作って実施されており、定期的に開催することで少しずつ参加店舗が広がっている様子です。それぞれの店舗でお話を伺うと、それぞれに地域や商店街への想いを語られたり、子ども達に残したいものを真剣に考えておられたりして、楽しい中にも真剣さが漂っていました。
しかし、とにかく現場の雰囲気がよかったです。知ってる人とも初対面の人ともなんだか気楽に会話が始められる。そんな空気が流れていました。
もっともっと広がっていくことを期待したいと思います。
(記事:高橋博樹)
<めえめえマーケットやぎかよ!!>
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かおだしたさき:八木駅前商店街周辺
「めえめえマーケットやぎかよ!!」にかおだししてきました。
以前から空き地を利用して開催されていた「南丹やぎの青空市」を地域全体に拡大する感じで、8か月前からスタートしたこのイベントは、毎月第4土曜日に開催されています。
商店街の活性化を目的に開催されていますが、中心となっている「青空市」だけでも10店舗ぐらいがテントやキッチンカーで出店されており、おなか一杯になります。また、地域の方々があちこちで会話されていて、つどつど参加していると、通り抜けるだけでもかなりの時間を要しました。
商店街の中を歩くと、NPOや店舗があちこちで当企画に参加されており、あっちもこっちもカオダシしているとにっちもさっちもいかなくなります。
カフェや駄菓子、アクセサリのワークショップ、似顔絵、工芸品の展示会など、1日中お祭り気分で過ごせます。
この取り組みは、地元の住民や移住者、ちょっと外部の方々がうまく連携して実行委員会を作って実施されており、定期的に開催することで少しずつ参加店舗が広がっている様子です。それぞれの店舗でお話を伺うと、それぞれに地域や商店街への想いを語られたり、子ども達に残したいものを真剣に考えておられたりして、楽しい中にも真剣さが漂っていました。
しかし、とにかく現場の雰囲気がよかったです。知ってる人とも初対面の人ともなんだか気楽に会話が始められる。そんな空気が流れていました。
もっともっと広がっていくことを期待したいと思います。
(記事:高橋博樹)
<めえめえマーケットやぎかよ!!>
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