かおだしたとき:2024年3月10日(日)19時30分〜21時30分
かおだしたさき:とのだとーくホール(日吉町殿田)
日吉町殿田区の自治運営の改革案を検討する委員会に2年間、アドバイザーとしてかおだししてきました。
検討委員会の発端は2022年4月で、殿田に移り住まれた方々から現状に対する不満や疑問が組長会(9つの組代表による意思決定機関)で投げかけられたことにはじまります。それら意見を受けて同年7月、区自治会が公認する形で公募有志11人による検討委員会が発足し、区三役とともに検討を重ねてこられました。また、NPO法人テダスにアドバイザーとしての出席依頼があり、私が担当して約2年間関わらせていただきました。
2024年3月10日に委員任期満了による最後の検討委員会が開かれ、これまで話し合ってきた内容を区に報告するべく最終のまとめを行いました。委員のみなさんは「濃い話し合いができた」「関わることができて良かった」「しんどいこともあったが、勉強になった」「実りある2年間だった」などと話し、胸が熱くなっている様子でした。私自身も殿田区が大きな一歩を踏み出す瞬間に立ち会えたことに感極まる思いでした。「打ち上げをしよう」という話になっており、私も誘っていただけるとのことで、楽しみにしています。
この2年間、委員会の進め方はすごくシンプルで、課題に感じていることをはじめに棚卸しし、委員のモチベーションを基準に優先順位を決め、一つずつ検討するというもの。検討が終わった項目から順に、組長会や通常総会、臨時総会で審議されて形になっていきました。また、“誰が言ったのか批判”を避けるためのルール「議事録には発言者名を記さない」や、力の集中を避けるためのルール「自治会長は委員長と兼務できない」などの配慮もありました。
委員会で出された課題は15項目ほどで、それに対して検討できたのは8項目でした。
【検討された内容】
1)会計事務の効率化(定期預金の見直し、キャッシュカードの導入、複式簿記による会計ソフトの導入など)
2)財務の見直し(積立金の見直し、区費額の見直し、各種団体への支援金の見直しなど)
3)認可地縁団体としての規約遵守(総会議案の事前配布、会員名簿の整理など)
4)2つに分けられていた行政区の統一
5)役員体制の見直し
6)役員選考時期の前倒し
7)区独自の助成金制度 ※総会承認前のため未定
8)事務局の設置(担ってくれる団体に委託)
特に(7)と(8)の内容はほか地域からも注目を集め、2023年度だけで3件の視察を受け入れられました。
「(7)区独自の助成金制度」は、自治会役員主導の取り組みだけでは多様化する地域課題に対して限界があり、また役員への過度の負担になっているという実態を受けて検討された内容です。区民有志の団体、さらには区外の力も積極的に取り入れようというねらいで、殿田区民のためになることであれば何でも受け付けようとされています。また、地縁団体が持つ特有の力として全戸配布や回覧板といった「広報力」と、ホールや広場といった「施設」にも注目し、申請があった団体には積極的に使ってもらおうとされています。
この制度は、日吉町五ヶ荘地域の住みよいむらづくり協議会の取り組みを参考にされました。
「(8)事務局の設置」は、殿田区が抱えている3つの課題、@人口減少や働き方の多様化による「役員の成り手不足」や、年替わり持ち回り組長から三役を選出していることによる「Aノウハウが蓄積しにくい」と「B年度によって適材適所の役職にならない可能性」を解消するために検討されました。考えたり決めたりする“頭の役割”を役員の仕事とし、作業と情報蓄積の部分を担う“体の役割”を事務局がすることで、3つの課題の解消を図ろうとされています。
昨年9月、「殿田を愛している」を条件に事務局をしたい人を全戸配布チラシで公募したところ、43〜67歳の区民ら3名が名乗りを上げて任意団体「とのだofficeworks」を組織。役員会での審議などを経て、同年12月に委託契約を結ばれました。
検討委員会のミッションは「@円滑な自治運営のやり方を検討する」と「A殿田区民の住み心地向上策を検討する」の2つでしたが、進め方のコンセプトとして「“話し合えば変えられる”という前向きな空気感を次世代に残す」を掲げて話し合いを続けてこられました。最初に棚卸しをした全ての課題に対して検討しきれませんでしたが、コンセプトにしていた「話し合えば変えられる」の空気感を十分に残す成果だったように思います。
南丹市には185の行政区がありますが、自治運営のやり方を積極的に見直そうとする区は少なく、何年も同じやり方を繰り返すところばかり。近年で私が知っているうちでは、殿田区のように積極的に話し合っているところは、園部町宍人区だけです。
集落の支援に関わっていると、「昔からこうだった。(だから変えられない)」という言いぶりを時々耳にします。長老的ポジションの人がそう言ってしまうと、もう何も言いたくなくなったり、この人が死ぬまでは我慢しとこうと思ったりする若者もいるでしょう。しかし、集落の歴史を振り返ってみると、“ずっと前から同じ”の認識がだいぶん間違えていることに気づくと思います。ほんの30年ほど前には、毎年のように見直しをされていた集落も多くあるのです。興味があれば、(残っていればですが、)昔の議事録を見てみると面白いですよ。
自治運営のルールを含めて「集落規範」というのは、その時のご都合に沿って能動的に更新されていくのが本来の姿です。人口の流動があるとかないとかはそれほど関係なく、むしろ話し合いの場があることの方が重要です。
今のやり方で行き詰っていないのであれば、そのままでよいのですが、話し合う機会や習慣をじりじりと失って「変えたいけど変えられない」という状態に落ちてしまわないよう、日々小さな変革を話し合われることをお勧めします。
話し合いの始め方に興味があれば、『季刊地域(農山漁村文化協会)No52〜55』で私が執筆していた連載「集落会議のつくり方」を読んでいただけると参考になると思います。連載では、殿田区の事例にも少し触れています。バックナンバーは、こちら[田舎の本屋さん]から購入できますよ。
https://shop.ruralnet.or.jp/search/?ctid=012124
(記事:田畑昇悟)
2024年03月10日
演技ワークショップ|日吉町映画部
かおだしたとき:2024年3月10日(日)13時〜16時
かおだしたさき:田舎暮らし体験施設「とまり木」(日吉町殿田)
今年1月に初上映された世木地域の映画「地蔵に願いを」に続く第二弾映画の制作準備が始まっており、その一環で、出演予定の住民ら向けに演技を学ぶワークショップが3月10日、殿田にある田舎暮らし体験施設「世木の里 とまり木」で開かれました。地元中学生6名のほか、未就学児や大人も参加しました。私も演技を学びたい、あわよくばちょい役で出演をと思ってかおだししてきました。
このワークショップは、現在設立準備を進めている地域団体「日吉映画部」が主となり、映画監督の田中大志さんが企画したもの。奈良県出身の俳優で演出家の芹井祐文さんが講師に招かれました。
三部構成だったワークショップを通し、私は次のことを学び取りました。
◇ 演技は日常でしている。日常から学ぶ
◇ 一緒にいる人を意識する
◇ セリフの外にあることを意識する
◇ 言うことを決めてから話すのではない。目的を持って、その流れなかでセリフを出す
2人がペアになって「いこうよ」「いようよ」のセリフだけでやりとりするワークがあったのですが、どうすれば「いこうよ」や「いようよ」の感情が伝わるのか想像しながら演技しました。必死に伝えようとしていると涙がこぼれてきて、本当に「行きたい!」「ここに居たい!」という気持ちになり、不思議な体験でした。
最終ワークでは、提示された台本を使って2人ペアのお芝居に挑戦。私は、キッチンあまわかの石川剛さん(前回映画のお父さん役)と一緒にペアを組みました。どんなシチュエーションで、その前後には何があるのか、どんな人物なのかといった設定を2人で話し合いながら演技を考えました。お芝居している最中も楽しかったのですが、その手前の、台本を読み合わせながら空想を広げていく段階がとても面白く、いつまで空想で遊んでいれるような時間でした。
映画を作る過程で、今日のようなワークがあることで、地域の子ども達が表現することを学んだり、それに興味を持ったりする機会になったように思います。将来、この日のワークに参加した子ども達のなかから俳優とかが生まれれば、「(映画に出ている)あいつ、実は俺と一緒に演技学んだんやで」とかなんとか言って自慢できるなーと、そんな妄想も広がりました。
(記事:田畑昇悟)
かおだしたさき:田舎暮らし体験施設「とまり木」(日吉町殿田)
今年1月に初上映された世木地域の映画「地蔵に願いを」に続く第二弾映画の制作準備が始まっており、その一環で、出演予定の住民ら向けに演技を学ぶワークショップが3月10日、殿田にある田舎暮らし体験施設「世木の里 とまり木」で開かれました。地元中学生6名のほか、未就学児や大人も参加しました。私も演技を学びたい、あわよくばちょい役で出演をと思ってかおだししてきました。
このワークショップは、現在設立準備を進めている地域団体「日吉映画部」が主となり、映画監督の田中大志さんが企画したもの。奈良県出身の俳優で演出家の芹井祐文さんが講師に招かれました。
三部構成だったワークショップを通し、私は次のことを学び取りました。
◇ 演技は日常でしている。日常から学ぶ
◇ 一緒にいる人を意識する
◇ セリフの外にあることを意識する
◇ 言うことを決めてから話すのではない。目的を持って、その流れなかでセリフを出す
2人がペアになって「いこうよ」「いようよ」のセリフだけでやりとりするワークがあったのですが、どうすれば「いこうよ」や「いようよ」の感情が伝わるのか想像しながら演技しました。必死に伝えようとしていると涙がこぼれてきて、本当に「行きたい!」「ここに居たい!」という気持ちになり、不思議な体験でした。
最終ワークでは、提示された台本を使って2人ペアのお芝居に挑戦。私は、キッチンあまわかの石川剛さん(前回映画のお父さん役)と一緒にペアを組みました。どんなシチュエーションで、その前後には何があるのか、どんな人物なのかといった設定を2人で話し合いながら演技を考えました。お芝居している最中も楽しかったのですが、その手前の、台本を読み合わせながら空想を広げていく段階がとても面白く、いつまで空想で遊んでいれるような時間でした。
映画を作る過程で、今日のようなワークがあることで、地域の子ども達が表現することを学んだり、それに興味を持ったりする機会になったように思います。将来、この日のワークに参加した子ども達のなかから俳優とかが生まれれば、「(映画に出ている)あいつ、実は俺と一緒に演技学んだんやで」とかなんとか言って自慢できるなーと、そんな妄想も広がりました。
(記事:田畑昇悟)
2024年01月21日
ひよしの魅力発信映画「地蔵に願いを」|完成記念上映会
かおだしたとき:2024年1月21日(日)15時〜21時
かおだしたさき:日吉生涯学習センター「遊youひよし」
2023年夏から撮影がはじまった、世木地域(南丹市日吉町)の映画「地蔵に願いを」の完成記念上映会にかおだししてきました。
この映画は、昨年に世木地域へ移住された田中大志さんが監督を務め、世木地域振興会が企画プロデュースしたもので、一般公募によって集まった地元住民のキャストやスタッフで制作されました。主題歌は、南丹市在住の自給自足シンガーソングライター小濱達郎です。
実は私も、制作スタッフとして名乗りを上げ、関わらせていただきました。
山あいにある南丹市日吉町世木地域を舞台に、少年たちが純朴な願いを胸に冒険する青春ストーリー。
けして遠くではない。少年にとってその道のりはまだ見ぬ世界。
主演は殿田中学に通う男子生徒3人で、全員が素人。私はカメラのレンズ越しに彼らの演技を見ていました。はじめはぎこちなくて何度も撮り直しをしていましたが、どんどんよくなり、間や目線で感情を伝えられるように成長していく彼らの姿に感動しました。
完成記念上映会は、日吉生涯学習センター「遊youひよし」のホールで開かれ、200席が埋まる満員御礼で、急きょ立見席が設けられる盛況ぶりでした。
前半は映画の上映。笑いや驚きの声が上がり、「この景色が好き」「うちが映っている」「懐かしいなー」などの声が聞こえてきました。そんななか、主演の3人はというと、恥ずかしかったのか顔を下に向けてスクリーンをまともに見ていない様子でした。
後半からは、主な出演者5名と田中監督、原作を作った前田敦子さんの7名で舞台挨拶があり、撮影現場でのエピソードや出演の動機などを語りました。出演者が一言発する度に、客席からは大きな拍手が湧きました。
次回作を望む声も多く、カンパボックスにお札を入れる人も多くありました。
夜、制作に関わったキャストやスタッフで日吉山の家に集まり、打ち上げをしました。メイキング映像を見ながら、あのときはあーだった、こーだったと、話に花を咲かせました。
テダスでは、強いコミュニティを「動きたい時にすぐに動ける集団」と定義しており、そのための要件を「@お互いのできることを知っている(得意苦手、好き嫌い、所有物など)」と「A動き方を知っている(動き慣れている)」と定めています。また、この@Aを得るために「何でもよいから動いてみよう!」と呼びかけしています。
今回の映画制作は、これまで自治活動に参画していなかった人の関わりが多く、また映画づくりを通じて顔見知りになる人も多かったです。そして、各々ができることを出し合って一つの作品を作り上げたわけです。まさしく強いコミュニティづくりに繋がるプロジェクトとなりました。
(記事:田畑昇悟)
かおだしたさき:日吉生涯学習センター「遊youひよし」
2023年夏から撮影がはじまった、世木地域(南丹市日吉町)の映画「地蔵に願いを」の完成記念上映会にかおだししてきました。
この映画は、昨年に世木地域へ移住された田中大志さんが監督を務め、世木地域振興会が企画プロデュースしたもので、一般公募によって集まった地元住民のキャストやスタッフで制作されました。主題歌は、南丹市在住の自給自足シンガーソングライター小濱達郎です。
実は私も、制作スタッフとして名乗りを上げ、関わらせていただきました。
山あいにある南丹市日吉町世木地域を舞台に、少年たちが純朴な願いを胸に冒険する青春ストーリー。
けして遠くではない。少年にとってその道のりはまだ見ぬ世界。
主演は殿田中学に通う男子生徒3人で、全員が素人。私はカメラのレンズ越しに彼らの演技を見ていました。はじめはぎこちなくて何度も撮り直しをしていましたが、どんどんよくなり、間や目線で感情を伝えられるように成長していく彼らの姿に感動しました。
完成記念上映会は、日吉生涯学習センター「遊youひよし」のホールで開かれ、200席が埋まる満員御礼で、急きょ立見席が設けられる盛況ぶりでした。
前半は映画の上映。笑いや驚きの声が上がり、「この景色が好き」「うちが映っている」「懐かしいなー」などの声が聞こえてきました。そんななか、主演の3人はというと、恥ずかしかったのか顔を下に向けてスクリーンをまともに見ていない様子でした。
後半からは、主な出演者5名と田中監督、原作を作った前田敦子さんの7名で舞台挨拶があり、撮影現場でのエピソードや出演の動機などを語りました。出演者が一言発する度に、客席からは大きな拍手が湧きました。
次回作を望む声も多く、カンパボックスにお札を入れる人も多くありました。
夜、制作に関わったキャストやスタッフで日吉山の家に集まり、打ち上げをしました。メイキング映像を見ながら、あのときはあーだった、こーだったと、話に花を咲かせました。
テダスでは、強いコミュニティを「動きたい時にすぐに動ける集団」と定義しており、そのための要件を「@お互いのできることを知っている(得意苦手、好き嫌い、所有物など)」と「A動き方を知っている(動き慣れている)」と定めています。また、この@Aを得るために「何でもよいから動いてみよう!」と呼びかけしています。
今回の映画制作は、これまで自治活動に参画していなかった人の関わりが多く、また映画づくりを通じて顔見知りになる人も多かったです。そして、各々ができることを出し合って一つの作品を作り上げたわけです。まさしく強いコミュニティづくりに繋がるプロジェクトとなりました。
(記事:田畑昇悟)
2023年12月03日
世木の運動会&ぼうさい
かおだしたとき:2023年12月3日(日)13時〜16時
かおだしたさき:殿田小学校、殿田中学校グラウンド
地域住民が競技を楽しみながら防災スキルを伸ばす、いわゆる「防災運動会」が世木地域振興会の主催で初開催されました。南丹市でもこの種の取り組みは初めてで、関心がありましたのでかおだししてきました。
世木の防災運動会は、広域避難場所*1にも指定されている殿田小・中学校を会場に開かれ、約90人が参加。なかには、他の地域から「うちでもやってみたい」と来られている人もいました。
*1広域避難場所:地方自治体が指定した大人数収容できる避難場所。地震などの大規模災害時に使用される
担架レースの種目では、まず消防団が竹竿や毛布、服などを使う担架のつくり方を実演しました。参加者たちは、そのやり方をまねて担架を作り、コースを走って順位を競いました。
借り物競争では、地震や火事、土砂崩れなどの想定で、5回レースが行われました。参加者たちは想定に合わせ、毛布や消火器、ヘルメットなどを借りてきてゴールを目指しました。なかには、「避難所に邪魔」な物のお題で振興会長を連れて来るなど、珍回答で笑いを誘っていました。
各競技の景品は、寝袋やガラスに貼る防火フィルムなど防災関連グッズでした。
小雨で肌寒い運動会に適した気候とは言えませんでしたが、楽しみながら学ぶ住民たちの歓声に包まれた温かい催しでした。
今回の防災運動会は、実は全国的にも注目されている取り組みです。
小規模多機能自治*2や少人口多人数社会*3を目指して行こうという想いを持った地域が増えていますが、現実的には、すぐに関係人口*4が増えるわけではなく、地域のマンパワーには限りがあります。
自治で担おうとしている事は実に多岐に渡り、限られた資源のなかでは工夫をしなければすべてをカバーすることができません。1の労力で3つの効果が得られるようなことをしていかなければ追いつかないのです。その事例としてよくあげられるのが、「水道検診をしながら見守り活動」や、今回かおだしした「防災運動会」などです。
世木の防災運動会をきっかけに、ほか地域にも1手で多目的という発想が広がってくれることを期待します。
(記事:田畑昇悟)
*2小規模多機能自治:小規模ながらも様々な機能を持った地域住民による自治
*3少人口多人数社会:居住人口は少なくても、活動の参画者*4や役務に従ずる人口は多く、自治機能を維持または向上させている社会
*4関係人口:交流人口のうち、特定の地域に継続的に多様な形で関わる人たち
*5参画者:事業や計画に関わる人
かおだしたさき:殿田小学校、殿田中学校グラウンド
地域住民が競技を楽しみながら防災スキルを伸ばす、いわゆる「防災運動会」が世木地域振興会の主催で初開催されました。南丹市でもこの種の取り組みは初めてで、関心がありましたのでかおだししてきました。
世木の防災運動会は、広域避難場所*1にも指定されている殿田小・中学校を会場に開かれ、約90人が参加。なかには、他の地域から「うちでもやってみたい」と来られている人もいました。
*1広域避難場所:地方自治体が指定した大人数収容できる避難場所。地震などの大規模災害時に使用される
担架レースの種目では、まず消防団が竹竿や毛布、服などを使う担架のつくり方を実演しました。参加者たちは、そのやり方をまねて担架を作り、コースを走って順位を競いました。
借り物競争では、地震や火事、土砂崩れなどの想定で、5回レースが行われました。参加者たちは想定に合わせ、毛布や消火器、ヘルメットなどを借りてきてゴールを目指しました。なかには、「避難所に邪魔」な物のお題で振興会長を連れて来るなど、珍回答で笑いを誘っていました。
各競技の景品は、寝袋やガラスに貼る防火フィルムなど防災関連グッズでした。
小雨で肌寒い運動会に適した気候とは言えませんでしたが、楽しみながら学ぶ住民たちの歓声に包まれた温かい催しでした。
今回の防災運動会は、実は全国的にも注目されている取り組みです。
小規模多機能自治*2や少人口多人数社会*3を目指して行こうという想いを持った地域が増えていますが、現実的には、すぐに関係人口*4が増えるわけではなく、地域のマンパワーには限りがあります。
自治で担おうとしている事は実に多岐に渡り、限られた資源のなかでは工夫をしなければすべてをカバーすることができません。1の労力で3つの効果が得られるようなことをしていかなければ追いつかないのです。その事例としてよくあげられるのが、「水道検診をしながら見守り活動」や、今回かおだしした「防災運動会」などです。
世木の防災運動会をきっかけに、ほか地域にも1手で多目的という発想が広がってくれることを期待します。
(記事:田畑昇悟)
*2小規模多機能自治:小規模ながらも様々な機能を持った地域住民による自治
*3少人口多人数社会:居住人口は少なくても、活動の参画者*4や役務に従ずる人口は多く、自治機能を維持または向上させている社会
*4関係人口:交流人口のうち、特定の地域に継続的に多様な形で関わる人たち
*5参画者:事業や計画に関わる人
2023年11月18日
五ヶ荘地域 野草を知って生活に活かそう|講演「薬草と健康長寿」
かおだしたとき:2023年11月18日(土)13時30分〜15時30分
かおだしたさき:森の学舎 五ヶ荘(旧五ヶ荘小学校)
森の学舎 五ヶ荘(旧五ヶ荘小学校)で開かれた講演会「薬草と健康長寿」にかおだししてきました。
五ヶ荘地域の「住みよいむらづくり協議会」は昨年度、地域をもっと住みよいむらにしていこうと、未来ミーティングを4回開催。そのなかで生まれたチームの一つが、「野草を知って生活に活かそうプロジェクト」です。プロジェクトチームの初企画として今回の講演会が開かれ、約30人の住民が参加されました。
講師は、NPO法人チョロギ村(亀岡市宮前町)の森隆治理事長。西洋医学と東洋医学の両方から、健康長寿の秘訣について講演。西洋医学の視点では食事、睡眠、運動のコツを、東洋医学では気(活力や気力)、血、水を淀みなく流すコツを解説されました。
薬草について、「見た目が似た別の働きをする薬草もある。だから、身近にあって、見て簡単に判別できるものを使うのがよい。高価な薬草を買わなくても、身近にある」と勧められました。
講演の最後に、法人名にもなっている「チョロギ」と認知症予防についての話があり、来場者の興味を引いていました。
平均寿命と健康寿命の差が、男性で約8歳・女性で約12歳あるとされる昨今、身近にあるもので健康になる、そんな地産地消の取り組みがより活発になることを願います。
私が高齢者の健康寿命の増進を願う背景には、南丹市を含めた中山間地が抱える固有の課題があります。免許を返納すると、独居高齢者の多くは、移動困難者になり病院に行きにくくなります。また、高齢者だからといって、悠々自適という訳にもいかず、田んぼや畑での生産活動と、草刈りなどの地域共同作業を続け、なかには孫の守りをするという役割を持った人も少なくありません。
私は都会暮らしの経験が乏しくイメージでしか語れませんが、中山間地であるいわゆる田舎は都会よりも健康寿命が大切なのではないかと思っています。高齢者に向かって「もっと働いてもらわなあかんから、健康でいてくれ」と言っているみだいで申し訳ないのですが、それが田舎の実情なのです。
「五ヶ荘 野草を知って生活に活かそうプロジェクト」は今後、地域の野草について学ぶフィールドワークや、発見した薬草などのまとめ冊子制作などの実施を検討されているとのことです。
(記事:田畑昇悟)
かおだしたさき:森の学舎 五ヶ荘(旧五ヶ荘小学校)
森の学舎 五ヶ荘(旧五ヶ荘小学校)で開かれた講演会「薬草と健康長寿」にかおだししてきました。
五ヶ荘地域の「住みよいむらづくり協議会」は昨年度、地域をもっと住みよいむらにしていこうと、未来ミーティングを4回開催。そのなかで生まれたチームの一つが、「野草を知って生活に活かそうプロジェクト」です。プロジェクトチームの初企画として今回の講演会が開かれ、約30人の住民が参加されました。
講師は、NPO法人チョロギ村(亀岡市宮前町)の森隆治理事長。西洋医学と東洋医学の両方から、健康長寿の秘訣について講演。西洋医学の視点では食事、睡眠、運動のコツを、東洋医学では気(活力や気力)、血、水を淀みなく流すコツを解説されました。
薬草について、「見た目が似た別の働きをする薬草もある。だから、身近にあって、見て簡単に判別できるものを使うのがよい。高価な薬草を買わなくても、身近にある」と勧められました。
講演の最後に、法人名にもなっている「チョロギ」と認知症予防についての話があり、来場者の興味を引いていました。
平均寿命と健康寿命の差が、男性で約8歳・女性で約12歳あるとされる昨今、身近にあるもので健康になる、そんな地産地消の取り組みがより活発になることを願います。
私が高齢者の健康寿命の増進を願う背景には、南丹市を含めた中山間地が抱える固有の課題があります。免許を返納すると、独居高齢者の多くは、移動困難者になり病院に行きにくくなります。また、高齢者だからといって、悠々自適という訳にもいかず、田んぼや畑での生産活動と、草刈りなどの地域共同作業を続け、なかには孫の守りをするという役割を持った人も少なくありません。
私は都会暮らしの経験が乏しくイメージでしか語れませんが、中山間地であるいわゆる田舎は都会よりも健康寿命が大切なのではないかと思っています。高齢者に向かって「もっと働いてもらわなあかんから、健康でいてくれ」と言っているみだいで申し訳ないのですが、それが田舎の実情なのです。
「五ヶ荘 野草を知って生活に活かそうプロジェクト」は今後、地域の野草について学ぶフィールドワークや、発見した薬草などのまとめ冊子制作などの実施を検討されているとのことです。
(記事:田畑昇悟)
2023年11月03日
日吉町文化祭|劇団 とのだの案山子
かおだしたとき:2023年11月3日(金)14時30分〜16時
かおだしたさき:日吉生涯学習センター「遊youひよし」
日吉町文化交流協会が主催する「日吉町文化祭」にかおだししてきました。
日吉町文化祭は11月3日から5日までの日程で開かれ、書道や手芸、陶芸などが展示されました。3日はステージ発表の部もあり、弾き語りや漫才、オカリナ演奏など9演目が披露されました。
今回私のお目当ては劇団「とのだの案山子」。たいへん面白いと住民らから評判で、私も観に行きたいと常々思っていました。
日吉町殿田区は、劇団や手品、詩吟など芸達者な人が多い集落として知られています。案山子は2005年に旗揚げし、18年間、敬老会などを舞台に公演を続けてこられました。現在12名が所属されています。
この日の演題は「番頭はん丁稚どん」。丁稚4人と番頭さんが繰り広げる喜劇で、たいへん笑わせていただきました。
「パブリックアート」という言葉があります。公共空間のための芸術・文化作品という意味です。趣味を自分たちだけで楽しむのであれば私益の活動ですが、その趣味を外に向けて人を喜ばせたりメッセージを発信したりすると公益の活動へと変わります。私益をパブリックアートとして公益にチェンジしていくのって、素敵なことのように思います。
今回の目当ては案山子でしたが、ほかにもすばらしい発表や展示がいくつもありました。年1回の旧町単位で開かれる文化祭、来場者数はたかが知れており、世代構成はご年配よりで、若者の姿はほとんどなし。それぞれの芸がここだけのもので終わるのではもったいないので、文化祭をゴールではなくきっかけに、よりパブリックに広がっていくことを願います。
南丹市には、個の“できる”を みんなの“できる”こととして捉え直していこうという取り組み「ひとものクロス事業」があります。個人や団体が持つ資産、ひと(芸や知識、スキル)・もの・ばしょをカタログにまとめ、ソーシャルの資産として紹介しています。
詳しくはテダスホームページをご覧ください。
http://tedasu.com/cross.html
(記事:田畑昇悟)
かおだしたさき:日吉生涯学習センター「遊youひよし」
日吉町文化交流協会が主催する「日吉町文化祭」にかおだししてきました。
日吉町文化祭は11月3日から5日までの日程で開かれ、書道や手芸、陶芸などが展示されました。3日はステージ発表の部もあり、弾き語りや漫才、オカリナ演奏など9演目が披露されました。
今回私のお目当ては劇団「とのだの案山子」。たいへん面白いと住民らから評判で、私も観に行きたいと常々思っていました。
日吉町殿田区は、劇団や手品、詩吟など芸達者な人が多い集落として知られています。案山子は2005年に旗揚げし、18年間、敬老会などを舞台に公演を続けてこられました。現在12名が所属されています。
この日の演題は「番頭はん丁稚どん」。丁稚4人と番頭さんが繰り広げる喜劇で、たいへん笑わせていただきました。
「パブリックアート」という言葉があります。公共空間のための芸術・文化作品という意味です。趣味を自分たちだけで楽しむのであれば私益の活動ですが、その趣味を外に向けて人を喜ばせたりメッセージを発信したりすると公益の活動へと変わります。私益をパブリックアートとして公益にチェンジしていくのって、素敵なことのように思います。
今回の目当ては案山子でしたが、ほかにもすばらしい発表や展示がいくつもありました。年1回の旧町単位で開かれる文化祭、来場者数はたかが知れており、世代構成はご年配よりで、若者の姿はほとんどなし。それぞれの芸がここだけのもので終わるのではもったいないので、文化祭をゴールではなくきっかけに、よりパブリックに広がっていくことを願います。
南丹市には、個の“できる”を みんなの“できる”こととして捉え直していこうという取り組み「ひとものクロス事業」があります。個人や団体が持つ資産、ひと(芸や知識、スキル)・もの・ばしょをカタログにまとめ、ソーシャルの資産として紹介しています。
詳しくはテダスホームページをご覧ください。
http://tedasu.com/cross.html
(記事:田畑昇悟)
2023年02月26日
みんなでやろうよ企画「川原クリーンアップ作戦」
かおだしたとき:2023年2月26日(日)9時〜10時
かおだしたさき:日吉町殿田区
世木地域振興会、殿田区みんなで美観プロジェクトチーム、ひよし龍の森プロジェクトの三者合同と、南丹清掃株式会社の協力で実施された「川原クリーンアップ作戦」に家族でかおだししてきました。
今回のクリーンアップ作戦には、約80人が参加。手分けをして、日吉町殿田地内の胡麻川や桂川でごみ拾いをしました。昨年は台風や大雨がなかったので、大物ごみは少な目。それでも空き缶やペットボトル、農業用資材などたくさんのごみが拾われました。
桂川流域の23ヵ所でも同時にクリーン作戦が行われています。
殿田の会場はその最上流。参加された方々は、「上流に住む者の責任を守ろう」や「子ども達も遊べる川原にしよう」と意気込まれていました。
(記事:田畑昇悟)
かおだしたさき:日吉町殿田区
世木地域振興会、殿田区みんなで美観プロジェクトチーム、ひよし龍の森プロジェクトの三者合同と、南丹清掃株式会社の協力で実施された「川原クリーンアップ作戦」に家族でかおだししてきました。
今回のクリーンアップ作戦には、約80人が参加。手分けをして、日吉町殿田地内の胡麻川や桂川でごみ拾いをしました。昨年は台風や大雨がなかったので、大物ごみは少な目。それでも空き缶やペットボトル、農業用資材などたくさんのごみが拾われました。
桂川流域の23ヵ所でも同時にクリーン作戦が行われています。
殿田の会場はその最上流。参加された方々は、「上流に住む者の責任を守ろう」や「子ども達も遊べる川原にしよう」と意気込まれていました。
(記事:田畑昇悟)
2023年02月11日
殿田お助けたい発足式
かおだしたとき:2023年2月11日(土)10時00分〜10時30分
かおだしたさき:殿田交流センター(日吉町殿田)
日吉町の殿田交流センターで開かれた「殿田お助けたい発足式」にかおだししてきました。
殿田区有志の住民たちは2020年度、「殿田をもっと元気で楽しく」を合言葉に4回の懇談会(主催:殿田集落支援事業推進委員会)を開き、今後の取り組み計画を話し合ってきました。その中で計画されたのが、生活やお買い物サポートをする「お助けたい」のプロジェクトです。
初期から懇話会に関わっていたメンバーが中心となってプロジェクトを推進し、住民ニーズの吸い上げや隊員の募集をしてきました。また、取り組みをスタートすべく、勉強会や協議を重ね、この日の発足式を迎えられました。
初期の登録隊員は24人で、全員が住民有志。隊員たちは、「@お買い物サポート」「A簡単な日曜大工等」「B簡単な庭木の手入れ」「C家の周りの草刈り等」「D簡単な掃除、ごみ出し、家具移動、電球の取り替え等、話し相手、安否確認」の5チームに分かれて活動します。
利用希望者は事前に登録しておき、支援してもらいたい1週間前を原則に電話で依頼をすれば、燃料代などの実費を除き、基本無料でサービスを使うことができます。お買い物サポートは往復利用で500円です。
発足式には40人を超える出席があり、お助けたいへの期待感が伺えました。市職員や市社協職員、民生さんらも来賓で出席されていましたよ。
殿田集落支援事業推進委員会の委員長・吉田正彦さんや、お助けたい隊長の井尻治さんから取り組みに込めた想いや、仕組みの説明があり、その後、隊員たちには辞令書と顔写真入り缶バッチが自治会長から交付されました。
福祉を行政や社協に任せっきりにせず、できることは自分たちでやろうというすばらしい共助の取り組みだと思います。「はじめてのことだから、楽しみながら、少しずつ改善しながらやっていきます」と言う隊員のみなさんの手探りスタンスも、とてもよいですね。
ブログ読者に誤解がないよう伝えておきたいのは、ことの発端。今回の取り組みは「お助けたいをつくろう」を前提にはじまったものではありません。公募で集まったメンバーで住民のお困り事や地域の資産(まちづくりに使えるもの)を話し合っていく中で、有志の小グループ(プロジェクトチーム)が生まれ、再度のニーズ調査や隊員公募を進めていった結果の形です。答えありきで進めていないからこその柔軟さや心地よさのようなものを隊員みなさんの表情から感じることのできる発足式でした。
こうした取り組みがいろんな集落にも広がっていくことを期待しています。
(記事:田畑昇悟)
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【殿田集落支援事業推進委員会】
殿田をもっと元気で楽しくしよう!という想いで住民有志が集まり、2020年度に殿田集落支援事業推進委員会が設立。約半年間、殿田の将来を考える会議を開き、新規プロジェクトを企画運営する9つのチームができました。2021年度から各チームが中心となり、川掃除の実施や居場所の開設、パソコン教室の開催、散策マップの配布などをされています。
かおだしたさき:殿田交流センター(日吉町殿田)
日吉町の殿田交流センターで開かれた「殿田お助けたい発足式」にかおだししてきました。
殿田区有志の住民たちは2020年度、「殿田をもっと元気で楽しく」を合言葉に4回の懇談会(主催:殿田集落支援事業推進委員会)を開き、今後の取り組み計画を話し合ってきました。その中で計画されたのが、生活やお買い物サポートをする「お助けたい」のプロジェクトです。
初期から懇話会に関わっていたメンバーが中心となってプロジェクトを推進し、住民ニーズの吸い上げや隊員の募集をしてきました。また、取り組みをスタートすべく、勉強会や協議を重ね、この日の発足式を迎えられました。
初期の登録隊員は24人で、全員が住民有志。隊員たちは、「@お買い物サポート」「A簡単な日曜大工等」「B簡単な庭木の手入れ」「C家の周りの草刈り等」「D簡単な掃除、ごみ出し、家具移動、電球の取り替え等、話し相手、安否確認」の5チームに分かれて活動します。
利用希望者は事前に登録しておき、支援してもらいたい1週間前を原則に電話で依頼をすれば、燃料代などの実費を除き、基本無料でサービスを使うことができます。お買い物サポートは往復利用で500円です。
発足式には40人を超える出席があり、お助けたいへの期待感が伺えました。市職員や市社協職員、民生さんらも来賓で出席されていましたよ。
殿田集落支援事業推進委員会の委員長・吉田正彦さんや、お助けたい隊長の井尻治さんから取り組みに込めた想いや、仕組みの説明があり、その後、隊員たちには辞令書と顔写真入り缶バッチが自治会長から交付されました。
福祉を行政や社協に任せっきりにせず、できることは自分たちでやろうというすばらしい共助の取り組みだと思います。「はじめてのことだから、楽しみながら、少しずつ改善しながらやっていきます」と言う隊員のみなさんの手探りスタンスも、とてもよいですね。
ブログ読者に誤解がないよう伝えておきたいのは、ことの発端。今回の取り組みは「お助けたいをつくろう」を前提にはじまったものではありません。公募で集まったメンバーで住民のお困り事や地域の資産(まちづくりに使えるもの)を話し合っていく中で、有志の小グループ(プロジェクトチーム)が生まれ、再度のニーズ調査や隊員公募を進めていった結果の形です。答えありきで進めていないからこその柔軟さや心地よさのようなものを隊員みなさんの表情から感じることのできる発足式でした。
こうした取り組みがいろんな集落にも広がっていくことを期待しています。
(記事:田畑昇悟)
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【殿田集落支援事業推進委員会】
殿田をもっと元気で楽しくしよう!という想いで住民有志が集まり、2020年度に殿田集落支援事業推進委員会が設立。約半年間、殿田の将来を考える会議を開き、新規プロジェクトを企画運営する9つのチームができました。2021年度から各チームが中心となり、川掃除の実施や居場所の開設、パソコン教室の開催、散策マップの配布などをされています。
2022年11月28日
写真展「記憶とつなぐある写真家の物語」
かおだしたとき:2022年11月28日(月)10時〜10時30分
かおだしたさき:胡麻基幹集落センター
11月26日〜29日に胡麻基幹集落センターで開かれていた写真展「記憶とつなぐある写真家の物語」にかおだししてきました。
今回の写真展は、若年性認知症当事者である写真家・下坂厚さんの作品展示で、胡麻地域まちづくり協議会が「今と未来を考えるまちづくり講座」の第二講として企画しました。初日の26日には下坂さんによる講演「認知症とともに歩む僕が見る景色」が行われました。定員30名の満員御礼だったそうです。
私は講演には行けなかったのですが、展示されている写真やそこに添えられた詩を通し、日常の何気ないシーンが噛みしめて味わうものに思えてきまして、ウキウキした気持ちになりました。
(記事:田畑昇悟)
かおだしたさき:胡麻基幹集落センター
11月26日〜29日に胡麻基幹集落センターで開かれていた写真展「記憶とつなぐある写真家の物語」にかおだししてきました。
今回の写真展は、若年性認知症当事者である写真家・下坂厚さんの作品展示で、胡麻地域まちづくり協議会が「今と未来を考えるまちづくり講座」の第二講として企画しました。初日の26日には下坂さんによる講演「認知症とともに歩む僕が見る景色」が行われました。定員30名の満員御礼だったそうです。
私は講演には行けなかったのですが、展示されている写真やそこに添えられた詩を通し、日常の何気ないシーンが噛みしめて味わうものに思えてきまして、ウキウキした気持ちになりました。
(記事:田畑昇悟)
2022年11月26日
佐々江芸術さんぽ
かおだしたとき:2022年11月26日(土)14時〜16時
かおだしたさき:日吉町佐々江
日吉町佐々江地区で11月26〜27日、初開催された「芸術さんぽ」にかおだししてきました。主催は「住みよいむらづくり協議会」と「佐々江皆来者プロジェクト」です。
この両日は、佐々江ゆかりのアーティスト10人以上の作品が地区内の数ヵ所に展示され、来場者はさんぽを楽しみながら芸術に触れました。地元食材を使った芋煮や古代米おにぎり、お茶のおもてなしもあり、作品から食材まで地産の催しでした。
足の不自由な人用に送迎車も出ていたため、子どもから高齢者まで幅広い層の来場がありました。私は歩いて見て回りました。里山風景や工夫をこらした作品の数々、自然の中で味わう美味しい食を堪能させていただきました。
来場されていたほか地域のアーティストたちは「創作意欲に火が付く」や「ロケーションが想像力を沸かせる」と目を輝かせ、地域の方々は「ここまで来ていただけるのが嬉しい」や「いつも一人で食事しているから、今日は楽しいわ」などと言って喜んでいました。
今回は、佐々江センターや安楽寺を中心とした会場と、そこから約1.5km離れた明日谷奥の会場の2ヵ所で展示が行われ、室外展示は少なかったです。もうすこし道中に作品があれば、もっとさんぽが楽しくなると思いました。反対に、今回のようにポイントを絞って展示し送迎もあれば、足の不自由な方にとっては便利がよかったのかもと思います。
来年の開催があるか分かりませんが、今度は家族で佐々江をさんぽしたいと楽しみにしています。
(記事:田畑昇悟)
かおだしたさき:日吉町佐々江
日吉町佐々江地区で11月26〜27日、初開催された「芸術さんぽ」にかおだししてきました。主催は「住みよいむらづくり協議会」と「佐々江皆来者プロジェクト」です。
この両日は、佐々江ゆかりのアーティスト10人以上の作品が地区内の数ヵ所に展示され、来場者はさんぽを楽しみながら芸術に触れました。地元食材を使った芋煮や古代米おにぎり、お茶のおもてなしもあり、作品から食材まで地産の催しでした。
足の不自由な人用に送迎車も出ていたため、子どもから高齢者まで幅広い層の来場がありました。私は歩いて見て回りました。里山風景や工夫をこらした作品の数々、自然の中で味わう美味しい食を堪能させていただきました。
来場されていたほか地域のアーティストたちは「創作意欲に火が付く」や「ロケーションが想像力を沸かせる」と目を輝かせ、地域の方々は「ここまで来ていただけるのが嬉しい」や「いつも一人で食事しているから、今日は楽しいわ」などと言って喜んでいました。
今回は、佐々江センターや安楽寺を中心とした会場と、そこから約1.5km離れた明日谷奥の会場の2ヵ所で展示が行われ、室外展示は少なかったです。もうすこし道中に作品があれば、もっとさんぽが楽しくなると思いました。反対に、今回のようにポイントを絞って展示し送迎もあれば、足の不自由な方にとっては便利がよかったのかもと思います。
来年の開催があるか分かりませんが、今度は家族で佐々江をさんぽしたいと楽しみにしています。
(記事:田畑昇悟)