かおだしたさき:明治国際医療大学
農×地域シンポジウム2025「未来を耕す〜根をはり つながる 道づくり〜」に、スタッフを兼ねてかおだししてきました。
農×地域シンポジウム実行委員会が主催し、3年目となる催しです。1年目は「風の人(外から何かを運んでくる人)、土の人(地元に根を張る人)」をテーマにしたシンポジウム、2年目は具体的なヒントを拾い集める「種まきミーティング」が開かれました。
3年目となる今回は、営農、有機、慣行、小さな農、消費、八百屋、問屋、飯屋・・・何を想って何をするかは人それぞれでも、同じ土地で根を張り、それが絡み合って、一つの未来(みち。道)をつくっていると感じてほしい、そして一緒に語り考えていきたい、そんな想いで企画されました。
私は、兵庫県丹波市の実家の前を流れていた溝っこ(水路)のことをしばしば思い出します。水路は農業に使う利水だけでなく、生活排水、防火用水、生き物、遊びなど、多様な側面があり、農に直接関わってなくても地域に生きるすべての人にとって自分事なものの象徴足りうる存在なのではと思っているのです。ほんとうは、水路だけじゃないですよね。農地や山林、河川、道も、すべて土地であり、そこに共同体として根を張って生きているのだという感覚は大切なのだろうと思います。
ドキュメンタリー映画「百姓の百の声」
監督:柴田昌平
監督:柴田昌平
今回の会場となったのは、2027年の農学部新設を計画されている明治国際医療大学です。大学の全面協力でシンポジウムが開かれました。
午前中はドキュメンタリー映画「百姓の百の声」の上映、午後からパネルディスカッションや分科会が行われました。同時にマルシェも開かれました。地域素材の食べ物販売や、相談デスク、農関連の書籍販売、たねの交換会などもあり、マルシェ目当ての人もそのまま分科会に参加されました。スタッフも入れると300名を超える来場者、想定以上の人が集まり、熱気や活気に満ちた一日となりました。
シンポジウム終了後、ひよし山の家を会場に交流会と、お泊り会が開かれました。私はかおだししていないのですが、そちらも大いに盛り上がったと聞いています。
(記事:田畑昇悟)
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