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2024年03月03日

農×地域2024「未来を耕す〜種まきミーティング〜」

かおだしたとき:2024年3月3日(日)13時30分〜16時
かおだしたさき:日吉町生涯学習センター遊youひよし

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農×地域2024「未来を耕す 種まきミーティング」の3日目にかおだししてきました。
種まきミーティングは、「NPO法人つむぎ」の農×地域実行委員会による、昨年2月に開催された農×地域シンポジウムを引きつぐ事業です。里山や農村の暮らしを未来につなげていくために、これらからの農や地域について考えながら具体的なヒントやアイディアを見つけてもらおうと、2月10日・25日、3月3日の3日間で開催されました。

1)2月10日「地域の農をつなぐには?」
 ゲスト:下農事組合 組合長 澤田利通さん(南丹市美山町)
     パル萱野 代表 廣瀬大作さん(南丹市日吉町)
 報 告:学生団体えリアより「南丹市朝市マップ」

2)2月25日「多様な農がある未来」
 ゲスト:農事組合法人大西営農組合 理事長 西村寿さん
     しもつま農園 下間康広さん(南丹市園部町)
     丹波ハピー農園 堀悦雄さん(南丹市八木町)
     オーガニックファーム京のべじ 児島ひかるさん(南丹市園部町)

3)3月3日「農×移住でにぎわう地域」
 ゲスト:かかりつけ米農家 井上吉夫さん(綾部市志賀郷町)
 報 告:つむぎより「農×移住フィールド講座 田んぼの1年生」

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私がかおだししたのは3日目。綾部市志賀郷(しがさと)のかかりつけ米農家・井上吉夫さんがゲストに招かれた回です。井上さんの講演では、農業をどのように営んでいるかや、地域活動の「コ宝ネット」「サンタパレード」、「三土市(さんどいち)」、「志和賀ビアガーデン」などの話がありました。ユーモア溢れる井上節のトークに、参加者たちは笑い声をあげながら魅入られていました。

私が特に印象に残ったのは、「好きな事・得意な事を出し合って楽しく作る」という言葉。やりたいと思った気持ちに従っていろいろとやっている内に、誰が何を好み・嫌い、得手・不得手とするのか、さらには人柄などが分かってくる。また何かしたくなった時に、声掛けをすればすぐに集まれる関係性もできてくるという話でした。
ほかにも、「“こんなんやりたい”という相談があった際には“いいね!”と言う」や、「“もしもの時にどうするんだ”という声に対しては、(もしもがないように努めることはもちろんだが、)もしもの時には私が謝るという覚悟を持つ」「ずっと続けることを前提とせず、とりあえず1年とか5年とかと決めてする」という話もありました。
井上さんの話が、テダスで日ごろ地域に伝えている「強いコミュニティのつくり方」そのもので、びっくりしました。

【コ宝ネット】
移住者と元々志賀郷に住んでいる者で構成し、移住してきた人たちに家族ぐるみで相談にのったり、空き家の持ち主と志賀郷への移住希望者の繋がりづくりをしたりする活動。2005年〜2014年

【サンタパレード】
クリスマスに合わせ、志賀郷地区の住民有志らがイルミネーションで装飾した農耕機や軽トラックなどの車両で地区内を巡るパレード。1996年〜2012?年

【三土市】
毎回1000人を超える来場者があった手作り市。毎月第3土曜日に行う市ということから三土市(さんどいち)とネーミングされた。2010年〜2012年。

【志和賀ビアガーデン】
志賀郷で3夜連続で開催されるビアガーデンイベント。グルメコーナーのほか、バンドやダンスなどのステージもある。2015年〜

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NPO法人つむぎの「農×移住フィールド講座 田んぼの1年生」の報告では、観光や農業体験ではない、“将来自給で米づくりをするために”を前提とした講座の様子が紹介されました。田植えや稲刈りはもちろんのこと、水路の管理から農地法、安全な草払い機の使い方に至るまで、田んぼに関わるイロハを網羅的でリアルに伝えようとしていることがよく分かりました。
(記事:田畑昇悟)
posted by テダス at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 南丹市広域
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