• もっと見る

2023年11月19日

物々交換の手づくり市「さまさま市」|3年ぶりの開催

かおだしたとき:2023年11月19日(日)10時〜16時
かおだしたさき:日吉総合運動広場(ユースランド)

370237079_854126806193826_4920917183529097511_n.jpg

物々交換でつながる手づくり市「さまさま市」に、当日スタッフとしてかおだししてきました。

さまさま市は、物々交換可能なマルシェイベントで8年前に園部町埴生にあるNANTAN交流の家で初開催。その後、毎年回を重ねてたくさんのファンができ、京都府外にも知られるイベントになっていました。しかし、感染症まん延などの理由で一時中断していました。

3年ぶりとなった今回は規模を拡大し、日吉総合運動広場に会場を移しての開催。手作り品や食、体験などを提供する60ブースが軒を連ね、2000人を超える来場者がありました。
来場者たちは持参した品や身に付けてきた技などと、出店ブースで提供されるものとを交換し、そのやりとりを通じて交流を深めていました。出店者間の物々交換もたくさん行われていたようです。

371543333_282576887569327_9121191825770554604_n.jpg

私も物々交換に挑戦。私が手づくりした本と、お店のおやきを交換してもらいました。そのやり取りの中で本のことの感想を聞かせてもらい、お金でものを得る以上の喜びがありました。交換していただいたお店の方も「今日一番の収穫です」と言っていただき、嬉しかったです。
私にとっては原価程度の価値ぐらいしかないのだろうと思っていた本ですが、受け取り手次第でその価値が上がったり下がったりする感覚を味わいました。また、ディスカッションのなかで生まれる人間関係のおまけもついてくる。そんな体験でした。

さまさま市恒例となっている「ちゃぶ台ひっくり返し大会」も大好評でした。
この大会は、空気を読むや共感力といった昨今の潮流とは正反対の、自分のこだわりや頑固な思いを発表し、その勢いと共にちゃぶ台をひっくり返すというもの。審査員が、ちゃぶだいの飛距離や華麗さ、叫びのがんこ度などを総合的に評価して点数を付けます。
30人ほどが出場し、各々のがんこ発言で会場を沸かせていました。
次回は私も出場し、優勝をねらいたいと思っています。

370250043_336360218997275_6134009614843733276_n.jpg

会場となった日吉総合運動広場は南丹市合併前の日吉町時代、日吉町のフェスティバル系イベントが開かれる定番の場所だったそうです。合併後、そのようなイベントは開かれず、スポーツ施設としての活用ぐらいになっていました。さまさま市の来場者のなかには、「ここにまた住民が集まって、にぎわってくれるなんて」と喜ばれている方もいました。

私の知人に、いつも何かしらに文句を付けている男性がいます。さまさま市の会場で偶然顔を合わせました。小言を言われたら嫌やなーと身構えていたのですが、「とても楽しい、最高や」とニコニコ笑顔。眉間のしわも伸びる、そんなさわやかな一日となりました。
(記事:田畑昇悟)
posted by テダス at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 南丹市広域
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
トラックバックの受付は終了しました
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック