かおだしたとき:2023年11月18日(土)13時30分〜15時30分
かおだしたさき:森の学舎 五ヶ荘(旧五ヶ荘小学校)
森の学舎 五ヶ荘(旧五ヶ荘小学校)で開かれた講演会「薬草と健康長寿」にかおだししてきました。
五ヶ荘地域の「住みよいむらづくり協議会」は昨年度、地域をもっと住みよいむらにしていこうと、未来ミーティングを4回開催。そのなかで生まれたチームの一つが、「野草を知って生活に活かそうプロジェクト」です。プロジェクトチームの初企画として今回の講演会が開かれ、約30人の住民が参加されました。
講師は、NPO法人チョロギ村(亀岡市宮前町)の森隆治理事長。西洋医学と東洋医学の両方から、健康長寿の秘訣について講演。西洋医学の視点では食事、睡眠、運動のコツを、東洋医学では気(活力や気力)、血、水を淀みなく流すコツを解説されました。
薬草について、「見た目が似た別の働きをする薬草もある。だから、身近にあって、見て簡単に判別できるものを使うのがよい。高価な薬草を買わなくても、身近にある」と勧められました。
講演の最後に、法人名にもなっている「チョロギ」と認知症予防についての話があり、来場者の興味を引いていました。
平均寿命と健康寿命の差が、男性で約8歳・女性で約12歳あるとされる昨今、身近にあるもので健康になる、そんな地産地消の取り組みがより活発になることを願います。
私が高齢者の健康寿命の増進を願う背景には、南丹市を含めた中山間地が抱える固有の課題があります。免許を返納すると、独居高齢者の多くは、移動困難者になり病院に行きにくくなります。また、高齢者だからといって、悠々自適という訳にもいかず、田んぼや畑での生産活動と、草刈りなどの地域共同作業を続け、なかには孫の守りをするという役割を持った人も少なくありません。
私は都会暮らしの経験が乏しくイメージでしか語れませんが、中山間地であるいわゆる田舎は都会よりも健康寿命が大切なのではないかと思っています。高齢者に向かって「もっと働いてもらわなあかんから、健康でいてくれ」と言っているみだいで申し訳ないのですが、それが田舎の実情なのです。
「五ヶ荘 野草を知って生活に活かそうプロジェクト」は今後、地域の野草について学ぶフィールドワークや、発見した薬草などのまとめ冊子制作などの実施を検討されているとのことです。
(記事:田畑昇悟)
2023年11月18日
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