かおだしたさき:殿田小学校(日吉町)
殿田小学校の児童の企画で開催された河川清掃会(ごみ拾い)に、かおだししてきました。
児童の呼びかけで参加したおっちゃん・おばちゃん6人と児童たちの一団で、田原川と胡麻川が合流する殿小前からスタートし、下流に移動しながら殿田中学校前までの川ごみを拾い集めました。1時間ほどで各自持ちきれないほどの量になりました。

ごみ拾いのあと、小学校に戻って集めたごみを仕分けしました。仕分けの結果、塩ビ波板、マルチ、ビニール袋、缶、ペットボトルなどの固まりができました。
ふりかえり学習として、児童2人と大人1人の固まりで小グループを作り、「どういう経過で生まれたごみなのか」「どうすれば減らすことができるのか」の2テーマで15分ほどの話し合いをしました。
僕が混じったグループの中で特に印象的だった話は、缶ごみについてです。
缶ごみを細かく分けて見ると、コーヒーと酒類がほとんどで、あとはココアが2本、ジュースが1本、お茶が1本でした。それを見た児童は、「子どもが捨てたごみじゃない。たぶん大人で、男だ」と言いました。
大人で男の私は、とても恥ずかしい気持ちになりました。
大人が捨てたごみを子どもに拾わせるようなことをさせない、そんな社会にしなければと痛く心に刻む日になりました。
後日、児童の帰宅時間に殿田小学校近くの道で信号待ちをしていると、私がいることに気づいた男子児童が大きな声で「この前の人や!みんなも知っているやろ」と叫び、その声で私の存在に気づいた他の児童たちも足を止めて「ありがとうございました」と礼をしてくれました。
いやいや、こちらこそ、大人が捨てたごみを拾ってくれてありがとう。
(記事:田畑)