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2024年04月13日

京の公共人材大賞キックオフ・ミーティング

かおだしたとき:2024年4月13日(土)18時30分〜21時
かおだしたさき:京町家室町 遊子庵(京都市)

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「京の公共人材大賞キックオフ・ミーティング」にかおだししてきました。私は、第10回の決勝プレゼン大会の出場者で、奨励賞をいただきました。そんなご縁もあって、今回のキックオフ・ミーティングにパネラーとして呼んでいただきました。

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京の公共人材大賞とは、京都府内で自らの地域の課題解決のために活躍する府民を称賛するために設けられた賞で、書類選考とプレゼン大会によって選ばれています。京の公共人材大賞実行委員会の主催で2011年から計10回の実施で、91名が表彰されてきました。今回のキックオフ・ミーティングは第11回に向け、「公共人材とは何か」という問いを参加者でディスカッションし、共通認識を持って行こうというねらいで開催されました。

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参加者30名の満員御礼で開催。はじめに地域公共人材開発機構(COLPU)理事長で同志社大学名誉教授の新川達郎さんの基調講演で、「今求められる公共人材とは」が示唆されました。続くパネルディスカッションでは、過去の決勝プレゼンターを中心に、森本健次(株式会社南山城)、林リエ(ミンナソラノシタ)、満島孝文(京都信用金庫)、藤田始史(アルパック)、そして私・田畑昇悟(NPO法人テダス)がパネラーとなり、実行委員会事務局長で第9回の決勝プレゼンターである晴佐久浩司さん(農林水産省)のコーディネートで議論を深めました。
そのあと懇親会も開かれ、会場は熱気に包まれていました。

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今回のキックオフ・ミーティングは私にとって、「公共人材とは何か」を改めて考える機会になりました。
公共人材とは何かを自分なりにかみ砕くと、「(私財ではなく、)公や共の財としてコミュニティから認識される人」で、住民からいろいろお願いされてご用聞きをしているイメージです。ナウい表現にすれば、「市民からモテる人」となるでしょうか。
公共人材のなかには、大賞に選ばれるような「スーパー公共人材」がいます。では、どんな人材がスーパーなのか。今回のパネルディスカッションを受け、「住民からご用を振られた時や、地域の課題に気づいたとき、ご用をそのまま叶えたり、課題に対して単発的な対処で応じたりするだけでなく、問題の本質にアプローチするような別提案や行動ができる人」がスーパーなのではと思うに至りました。いわゆる「ソーシャル・イノベーター」です。
スーパー公共人材のなかには、「天才の領域」に足を踏み入れている人も稀にいます。
「天才の領域」とは、明治大学教授の齋藤孝さんの言葉を借りれば、「時代を超えて人が使える“型”を作り出せる領域」です。今回の基調講演で新川さんが示唆した「今求められる公共人材」なのかもしれません。
(記事:田畑昇悟)
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2024年04月07日

第122回篠山早朝散歩&朝カフェin南八田〜埴生

かおだしたとき:2024年4月7日(日)7時〜10時
かおだしたさき:園部町埴生、あかまつの丘 西本梅(旧西本梅小学校)

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丹波篠山市を中心に毎月開催される「篠山早朝散歩&朝カフェ」の特別企画、園部町埴生を歩く回にかおだししてきました。
篠山早朝散歩&朝カフェは、毎月第一日曜日に開催される、散歩のあと参加者たちで朝食を共にする企画です。開催告知はfacebookで行われ、毎回20名を超える参加者がいるそうです。

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今回は、篠山や園部から27人が参加。「あかまつの丘 西本梅(旧西本梅小学校)」を7時に出発し、埴生区内の街道やトレッキングコースを紹介するマップ「はぶあるく」を頼りに、大池や蛇ヶ谷、おきた・ねむた地蔵、愚痴聞き地蔵などを1時間半ほどかけて巡りました。マップ制作に関わった埴生住民も4名参加し、参加者たちに埴生の魅力や、幼少期からの思い出などを紹介されていました。

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9時ごろあかまつの丘に帰ってきた参加者たちは、同施設内のチャレンジキッチンに場所を移し、「農家ごはん つばめ屋」の自然薯ごはん定食で朝食をとりながら交流、10時に解散しました。そのあと、同日開催の「るり色マルシェ」にも足を運ばれ、屋台料理を味わうなどして各々で楽しんでられました。

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私もマップ制作に関わった一人だったので、篠山から来られる参加者たちに「頑張って埴生のことを説明しなければ!」と気負っていたのですが、参加者たちは私がいようがいまいが、街道の街並みや山並み、草花などを各々楽しんでられている様子でした。
今回の朝散歩は、南丹市集落支援員で園部町担当の藤井照雄さんのコーディネートでした。マップ制作のチームメンバーに、「簡単に楽しい企画がつくれる」と事例を示す思いも込めて企画されたそうです。たしかに、歩くだけでもみなさんに十分楽しんでいただけたように思います。
(田畑昇悟)

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【マップ・はぶあるく】
園部町埴生区のプロジェクトとして整備された蛇ヶ谷トレッキングコースや、篠山街道沿いの魅力を発信するガイドマップ。街道沿いにあるおきた地蔵・ねむた地蔵や、山の中で見られる動植物、滝や岩などが紹介されている。埴生住民や、出身デザイナーたちが中心となって制作に取り組み、今年2月に完成した。制作には、南丹市集落支援事業を活用。
ガイドマップ「はぶあるく」は、あかまつの丘 西本梅や、南丹市内の公共施設などに置かれています。

【あかまつの丘 西本梅】
旧西本梅小学校を活用した施設「西本梅地域活性化センター」に付けられた愛称。西本梅小学校は、南丹市内全域の小学校の再編成にともない2015年3月をもって閉校。2018年4月、南丹市は跡地を地域活性化センターと位置づけ、その管理を西本梅地域振興会に委託。廃校の跡地活用として、様々な取り組みが展開している。

【るり色マルシェ】
「あかまつの丘 西本梅」を会場に開かれる地域のマルシェイベント。同実行委員会の主催で2019年にはじまり、今回で13回目。年数回大規模で開く「るり色マルシェ」のほか、小規模の「学校ぷちマルシェ」も毎月開催されている。
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2024年03月10日

殿田区自治運営に関する検討委員会

かおだしたとき:2024年3月10日(日)19時30分〜21時30分
かおだしたさき:とのだとーくホール(日吉町殿田)

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日吉町殿田区の自治運営の改革案を検討する委員会に2年間、アドバイザーとしてかおだししてきました。
検討委員会の発端は2022年4月で、殿田に移り住まれた方々から現状に対する不満や疑問が組長会(9つの組代表による意思決定機関)で投げかけられたことにはじまります。それら意見を受けて同年7月、区自治会が公認する形で公募有志11人による検討委員会が発足し、区三役とともに検討を重ねてこられました。また、NPO法人テダスにアドバイザーとしての出席依頼があり、私が担当して約2年間関わらせていただきました。

2024年3月10日に委員任期満了による最後の検討委員会が開かれ、これまで話し合ってきた内容を区に報告するべく最終のまとめを行いました。委員のみなさんは「濃い話し合いができた」「関わることができて良かった」「しんどいこともあったが、勉強になった」「実りある2年間だった」などと話し、胸が熱くなっている様子でした。私自身も殿田区が大きな一歩を踏み出す瞬間に立ち会えたことに感極まる思いでした。「打ち上げをしよう」という話になっており、私も誘っていただけるとのことで、楽しみにしています。

この2年間、委員会の進め方はすごくシンプルで、課題に感じていることをはじめに棚卸しし、委員のモチベーションを基準に優先順位を決め、一つずつ検討するというもの。検討が終わった項目から順に、組長会や通常総会、臨時総会で審議されて形になっていきました。また、“誰が言ったのか批判”を避けるためのルール「議事録には発言者名を記さない」や、力の集中を避けるためのルール「自治会長は委員長と兼務できない」などの配慮もありました。

委員会で出された課題は15項目ほどで、それに対して検討できたのは8項目でした。

【検討された内容】
 1)会計事務の効率化(定期預金の見直し、キャッシュカードの導入、複式簿記による会計ソフトの導入など)
 2)財務の見直し(積立金の見直し、区費額の見直し、各種団体への支援金の見直しなど)
 3)認可地縁団体としての規約遵守(総会議案の事前配布、会員名簿の整理など)
 4)2つに分けられていた行政区の統一
 5)役員体制の見直し
 6)役員選考時期の前倒し
 7)区独自の助成金制度 ※総会承認前のため未定
 8)事務局の設置(担ってくれる団体に委託)

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特に(7)と(8)の内容はほか地域からも注目を集め、2023年度だけで3件の視察を受け入れられました。

「(7)区独自の助成金制度」は、自治会役員主導の取り組みだけでは多様化する地域課題に対して限界があり、また役員への過度の負担になっているという実態を受けて検討された内容です。区民有志の団体、さらには区外の力も積極的に取り入れようというねらいで、殿田区民のためになることであれば何でも受け付けようとされています。また、地縁団体が持つ特有の力として全戸配布や回覧板といった「広報力」と、ホールや広場といった「施設」にも注目し、申請があった団体には積極的に使ってもらおうとされています。
この制度は、日吉町五ヶ荘地域の住みよいむらづくり協議会の取り組みを参考にされました。

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「(8)事務局の設置」は、殿田区が抱えている3つの課題、@人口減少や働き方の多様化による「役員の成り手不足」や、年替わり持ち回り組長から三役を選出していることによる「Aノウハウが蓄積しにくい」と「B年度によって適材適所の役職にならない可能性」を解消するために検討されました。考えたり決めたりする“頭の役割”を役員の仕事とし、作業と情報蓄積の部分を担う“体の役割”を事務局がすることで、3つの課題の解消を図ろうとされています。
昨年9月、「殿田を愛している」を条件に事務局をしたい人を全戸配布チラシで公募したところ、43〜67歳の区民ら3名が名乗りを上げて任意団体「とのだofficeworks」を組織。役員会での審議などを経て、同年12月に委託契約を結ばれました。

検討委員会のミッションは「@円滑な自治運営のやり方を検討する」と「A殿田区民の住み心地向上策を検討する」の2つでしたが、進め方のコンセプトとして「“話し合えば変えられる”という前向きな空気感を次世代に残す」を掲げて話し合いを続けてこられました。最初に棚卸しをした全ての課題に対して検討しきれませんでしたが、コンセプトにしていた「話し合えば変えられる」の空気感を十分に残す成果だったように思います。

南丹市には185の行政区がありますが、自治運営のやり方を積極的に見直そうとする区は少なく、何年も同じやり方を繰り返すところばかり。近年で私が知っているうちでは、殿田区のように積極的に話し合っているところは、園部町宍人区だけです。
集落の支援に関わっていると、「昔からこうだった。(だから変えられない)」という言いぶりを時々耳にします。長老的ポジションの人がそう言ってしまうと、もう何も言いたくなくなったり、この人が死ぬまでは我慢しとこうと思ったりする若者もいるでしょう。しかし、集落の歴史を振り返ってみると、“ずっと前から同じ”の認識がだいぶん間違えていることに気づくと思います。ほんの30年ほど前には、毎年のように見直しをされていた集落も多くあるのです。興味があれば、(残っていればですが、)昔の議事録を見てみると面白いですよ。

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自治運営のルールを含めて「集落規範」というのは、その時のご都合に沿って能動的に更新されていくのが本来の姿です。人口の流動があるとかないとかはそれほど関係なく、むしろ話し合いの場があることの方が重要です。
今のやり方で行き詰っていないのであれば、そのままでよいのですが、話し合う機会や習慣をじりじりと失って「変えたいけど変えられない」という状態に落ちてしまわないよう、日々小さな変革を話し合われることをお勧めします。
話し合いの始め方に興味があれば、『季刊地域(農山漁村文化協会)No52〜55』で私が執筆していた連載「集落会議のつくり方」を読んでいただけると参考になると思います。連載では、殿田区の事例にも少し触れています。バックナンバーは、こちら[田舎の本屋さん]から購入できますよ。
https://shop.ruralnet.or.jp/search/?ctid=012124

(記事:田畑昇悟)
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演技ワークショップ|日吉町映画部

かおだしたとき:2024年3月10日(日)13時〜16時
かおだしたさき:田舎暮らし体験施設「とまり木」(日吉町殿田)

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今年1月に初上映された世木地域の映画「地蔵に願いを」に続く第二弾映画の制作準備が始まっており、その一環で、出演予定の住民ら向けに演技を学ぶワークショップが3月10日、殿田にある田舎暮らし体験施設「世木の里 とまり木」で開かれました。地元中学生6名のほか、未就学児や大人も参加しました。私も演技を学びたい、あわよくばちょい役で出演をと思ってかおだししてきました。

このワークショップは、現在設立準備を進めている地域団体「日吉映画部」が主となり、映画監督の田中大志さんが企画したもの。奈良県出身の俳優で演出家の芹井祐文さんが講師に招かれました。

三部構成だったワークショップを通し、私は次のことを学び取りました。
◇ 演技は日常でしている。日常から学ぶ
◇ 一緒にいる人を意識する
◇ セリフの外にあることを意識する
◇ 言うことを決めてから話すのではない。目的を持って、その流れなかでセリフを出す

2人がペアになって「いこうよ」「いようよ」のセリフだけでやりとりするワークがあったのですが、どうすれば「いこうよ」や「いようよ」の感情が伝わるのか想像しながら演技しました。必死に伝えようとしていると涙がこぼれてきて、本当に「行きたい!」「ここに居たい!」という気持ちになり、不思議な体験でした。

最終ワークでは、提示された台本を使って2人ペアのお芝居に挑戦。私は、キッチンあまわかの石川剛さん(前回映画のお父さん役)と一緒にペアを組みました。どんなシチュエーションで、その前後には何があるのか、どんな人物なのかといった設定を2人で話し合いながら演技を考えました。お芝居している最中も楽しかったのですが、その手前の、台本を読み合わせながら空想を広げていく段階がとても面白く、いつまで空想で遊んでいれるような時間でした。

映画を作る過程で、今日のようなワークがあることで、地域の子ども達が表現することを学んだり、それに興味を持ったりする機会になったように思います。将来、この日のワークに参加した子ども達のなかから俳優とかが生まれれば、「(映画に出ている)あいつ、実は俺と一緒に演技学んだんやで」とかなんとか言って自慢できるなーと、そんな妄想も広がりました。
(記事:田畑昇悟)
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2024年03月03日

農×地域2024「未来を耕す〜種まきミーティング〜」

かおだしたとき:2024年3月3日(日)13時30分〜16時
かおだしたさき:日吉町生涯学習センター遊youひよし

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農×地域2024「未来を耕す 種まきミーティング」の3日目にかおだししてきました。
種まきミーティングは、「NPO法人つむぎ」の農×地域実行委員会による、昨年2月に開催された農×地域シンポジウムを引きつぐ事業です。里山や農村の暮らしを未来につなげていくために、これらからの農や地域について考えながら具体的なヒントやアイディアを見つけてもらおうと、2月10日・25日、3月3日の3日間で開催されました。

1)2月10日「地域の農をつなぐには?」
 ゲスト:下農事組合 組合長 澤田利通さん(南丹市美山町)
     パル萱野 代表 廣瀬大作さん(南丹市日吉町)
 報 告:学生団体えリアより「南丹市朝市マップ」

2)2月25日「多様な農がある未来」
 ゲスト:農事組合法人大西営農組合 理事長 西村寿さん
     しもつま農園 下間康広さん(南丹市園部町)
     丹波ハピー農園 堀悦雄さん(南丹市八木町)
     オーガニックファーム京のべじ 児島ひかるさん(南丹市園部町)

3)3月3日「農×移住でにぎわう地域」
 ゲスト:かかりつけ米農家 井上吉夫さん(綾部市志賀郷町)
 報 告:つむぎより「農×移住フィールド講座 田んぼの1年生」

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私がかおだししたのは3日目。綾部市志賀郷(しがさと)のかかりつけ米農家・井上吉夫さんがゲストに招かれた回です。井上さんの講演では、農業をどのように営んでいるかや、地域活動の「コ宝ネット」「サンタパレード」、「三土市(さんどいち)」、「志和賀ビアガーデン」などの話がありました。ユーモア溢れる井上節のトークに、参加者たちは笑い声をあげながら魅入られていました。

私が特に印象に残ったのは、「好きな事・得意な事を出し合って楽しく作る」という言葉。やりたいと思った気持ちに従っていろいろとやっている内に、誰が何を好み・嫌い、得手・不得手とするのか、さらには人柄などが分かってくる。また何かしたくなった時に、声掛けをすればすぐに集まれる関係性もできてくるという話でした。
ほかにも、「“こんなんやりたい”という相談があった際には“いいね!”と言う」や、「“もしもの時にどうするんだ”という声に対しては、(もしもがないように努めることはもちろんだが、)もしもの時には私が謝るという覚悟を持つ」「ずっと続けることを前提とせず、とりあえず1年とか5年とかと決めてする」という話もありました。
井上さんの話が、テダスで日ごろ地域に伝えている「強いコミュニティのつくり方」そのもので、びっくりしました。

【コ宝ネット】
移住者と元々志賀郷に住んでいる者で構成し、移住してきた人たちに家族ぐるみで相談にのったり、空き家の持ち主と志賀郷への移住希望者の繋がりづくりをしたりする活動。2005年〜2014年

【サンタパレード】
クリスマスに合わせ、志賀郷地区の住民有志らがイルミネーションで装飾した農耕機や軽トラックなどの車両で地区内を巡るパレード。1996年〜2012?年

【三土市】
毎回1000人を超える来場者があった手作り市。毎月第3土曜日に行う市ということから三土市(さんどいち)とネーミングされた。2010年〜2012年。

【志和賀ビアガーデン】
志賀郷で3夜連続で開催されるビアガーデンイベント。グルメコーナーのほか、バンドやダンスなどのステージもある。2015年〜

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NPO法人つむぎの「農×移住フィールド講座 田んぼの1年生」の報告では、観光や農業体験ではない、“将来自給で米づくりをするために”を前提とした講座の様子が紹介されました。田植えや稲刈りはもちろんのこと、水路の管理から農地法、安全な草払い機の使い方に至るまで、田んぼに関わるイロハを網羅的でリアルに伝えようとしていることがよく分かりました。
(記事:田畑昇悟)
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2024年02月17日

集落活性化の取組み活動報告会

かおだしたとき:2024年2月17日(土)13時30分〜16時
かおだしたさき:日吉町生涯学習センター遊youひよし

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南丹市(集落支援員室)主催の「集落活性化の取組み活動報告会」にかおだししてきました。4回目の開催です。

<今回の報告者>
@新庄地域振興会:八木町
 池上幸一さん(会長)、用澤菜奈子さん
A向山区:美山町
 福井義昭さん(元区長)
B住みよいむらづくり協議会:日吉町
 上原文和さん(会長)
C宍人区:園部町
 西村昌則さん(区長)、小林康夫さん(元区長)

新庄地域振興会からは廃校を活用した施設「新庄郷育館」での事業展開、美山町向山区からは” ゆずの里”の取り組みなどの報告がありました。
住みよいむらづくり協議会の報告では、私もファシリテーターとして関わらせていただいた「五ヶ荘未来ミーティング2022(公募有志による未来に向けた話し合いの場)」の取り組みと、そこで新たに生まれた8つのプロジェクト活動の様子が紹介されました。一つひとつのプロジェクトが、私の想像よりもはるかに活発に動かれており、地域の底力を感じさせられました。

<未来ミーティングで生まれたプロジェクト>
@海老坂峠プロジェクト
 鯖街道であった海老坂峠の文化を保存し、さらに魅力を高めるための整備を地域外の協力も得ながら進めていくプロジェクトです。
A松茸復活プロジェクト
 かつての松茸山を復活していくプロジェクトです。
B山野草の里プロジェクト
 自生している山野草の情報を収集しながら、保護していくプロジェクトです。
C空き家なんとかし隊
 崩れそうになっている空き家などを少しずつきれいにしていくプロジェクトです。
D”わら・なう”つなげる文化
 藁細工教室や、銭太鼓の体験会などを開いていくプロジェクトです。
Eこんにゃくプロジェクト
 獣害に強いこんやく芋を地域の特産品にしていくプロジェクトです。
F野草を知って生活に活かそう
 身近にあるもので健康増進を図っていくプロジェクトです。
Gむかし今ずっとごはん
 鯖寿司や朴葉ごはん、納豆餅、ちまき、こんにゃくなどの郷土料理を学び、一日食堂で提供したりしながら伝えていくプロジェクトです。

私としては特に、園部町宍人区の報告に関心がありました。
過去の報告会を見ても主に語られるのは「プロジェクト(事業)」の内容や成果、どのように始めたのかといった話です。そんななか、宍人区からは、区費の徴収ルールや役員の決め方、意思決定方法などといった区自治(宍人では「区行政」という表現)運営のやり方そのものを見直そうとする動きが紹介されました。

南丹市内にある185の行政区(集落)で、こうした動きに積極的なところは珍しく、近年で私が知る限りでは「園部町宍人区(2020年〜)」と、「日吉町殿田区(2022年〜)」の2つだけ。両区は一週間前の10日(土)にはじめての情報交換会を行っており、その内容についても今回報告がありました。
どんどん新しいプロジェクトが動き出すのも楽しいのですが、宍人区や殿田区のように自治のあり方を見直していく動きも広がっていくとよいですね。

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会場参加者には、南丹市地域振興課・集落支援員室が発行する事例集のUが配布されました。事例集Tとともに、南丹市まちづくりデザインセンターにも設置していますので、欲しい方は取りに来てください。
(記事:田畑昇悟)
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2024年01月21日

ひよしの魅力発信映画「地蔵に願いを」|完成記念上映会

かおだしたとき:2024年1月21日(日)15時〜21時
かおだしたさき:日吉生涯学習センター「遊youひよし」

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2023年夏から撮影がはじまった、世木地域(南丹市日吉町)の映画「地蔵に願いを」の完成記念上映会にかおだししてきました。

この映画は、昨年に世木地域へ移住された田中大志さんが監督を務め、世木地域振興会が企画プロデュースしたもので、一般公募によって集まった地元住民のキャストやスタッフで制作されました。主題歌は、南丹市在住の自給自足シンガーソングライター小濱達郎です。
実は私も、制作スタッフとして名乗りを上げ、関わらせていただきました。

山あいにある南丹市日吉町世木地域を舞台に、少年たちが純朴な願いを胸に冒険する青春ストーリー。
けして遠くではない。少年にとってその道のりはまだ見ぬ世界。

主演は殿田中学に通う男子生徒3人で、全員が素人。私はカメラのレンズ越しに彼らの演技を見ていました。はじめはぎこちなくて何度も撮り直しをしていましたが、どんどんよくなり、間や目線で感情を伝えられるように成長していく彼らの姿に感動しました。

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完成記念上映会は、日吉生涯学習センター「遊youひよし」のホールで開かれ、200席が埋まる満員御礼で、急きょ立見席が設けられる盛況ぶりでした。
前半は映画の上映。笑いや驚きの声が上がり、「この景色が好き」「うちが映っている」「懐かしいなー」などの声が聞こえてきました。そんななか、主演の3人はというと、恥ずかしかったのか顔を下に向けてスクリーンをまともに見ていない様子でした。

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後半からは、主な出演者5名と田中監督、原作を作った前田敦子さんの7名で舞台挨拶があり、撮影現場でのエピソードや出演の動機などを語りました。出演者が一言発する度に、客席からは大きな拍手が湧きました。
次回作を望む声も多く、カンパボックスにお札を入れる人も多くありました。

夜、制作に関わったキャストやスタッフで日吉山の家に集まり、打ち上げをしました。メイキング映像を見ながら、あのときはあーだった、こーだったと、話に花を咲かせました。

テダスでは、強いコミュニティを「動きたい時にすぐに動ける集団」と定義しており、そのための要件を「@お互いのできることを知っている(得意苦手、好き嫌い、所有物など)」と「A動き方を知っている(動き慣れている)」と定めています。また、この@Aを得るために「何でもよいから動いてみよう!」と呼びかけしています。
今回の映画制作は、これまで自治活動に参画していなかった人の関わりが多く、また映画づくりを通じて顔見知りになる人も多かったです。そして、各々ができることを出し合って一つの作品を作り上げたわけです。まさしく強いコミュニティづくりに繋がるプロジェクトとなりました。
(記事:田畑昇悟)
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2023年12月03日

世木の運動会&ぼうさい

かおだしたとき:2023年12月3日(日)13時〜16時
かおだしたさき:殿田小学校、殿田中学校グラウンド

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地域住民が競技を楽しみながら防災スキルを伸ばす、いわゆる「防災運動会」が世木地域振興会の主催で初開催されました。南丹市でもこの種の取り組みは初めてで、関心がありましたのでかおだししてきました。

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世木の防災運動会は、広域避難場所*1にも指定されている殿田小・中学校を会場に開かれ、約90人が参加。なかには、他の地域から「うちでもやってみたい」と来られている人もいました。

*1広域避難場所:地方自治体が指定した大人数収容できる避難場所。地震などの大規模災害時に使用される

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担架レースの種目では、まず消防団が竹竿や毛布、服などを使う担架のつくり方を実演しました。参加者たちは、そのやり方をまねて担架を作り、コースを走って順位を競いました。

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借り物競争では、地震や火事、土砂崩れなどの想定で、5回レースが行われました。参加者たちは想定に合わせ、毛布や消火器、ヘルメットなどを借りてきてゴールを目指しました。なかには、「避難所に邪魔」な物のお題で振興会長を連れて来るなど、珍回答で笑いを誘っていました。
各競技の景品は、寝袋やガラスに貼る防火フィルムなど防災関連グッズでした。

小雨で肌寒い運動会に適した気候とは言えませんでしたが、楽しみながら学ぶ住民たちの歓声に包まれた温かい催しでした。

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今回の防災運動会は、実は全国的にも注目されている取り組みです。
小規模多機能自治*2や少人口多人数社会*3を目指して行こうという想いを持った地域が増えていますが、現実的には、すぐに関係人口*4が増えるわけではなく、地域のマンパワーには限りがあります。
自治で担おうとしている事は実に多岐に渡り、限られた資源のなかでは工夫をしなければすべてをカバーすることができません。1の労力で3つの効果が得られるようなことをしていかなければ追いつかないのです。その事例としてよくあげられるのが、「水道検診をしながら見守り活動」や、今回かおだしした「防災運動会」などです。

世木の防災運動会をきっかけに、ほか地域にも1手で多目的という発想が広がってくれることを期待します。
(記事:田畑昇悟)

*2小規模多機能自治:小規模ながらも様々な機能を持った地域住民による自治
*3少人口多人数社会:居住人口は少なくても、活動の参画者*4や役務に従ずる人口は多く、自治機能を維持または向上させている社会
*4関係人口:交流人口のうち、特定の地域に継続的に多様な形で関わる人たち
*5参画者:事業や計画に関わる人
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2023年11月19日

物々交換の手づくり市「さまさま市」|3年ぶりの開催

かおだしたとき:2023年11月19日(日)10時〜16時
かおだしたさき:日吉総合運動広場(ユースランド)

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物々交換でつながる手づくり市「さまさま市」に、当日スタッフとしてかおだししてきました。

さまさま市は、物々交換可能なマルシェイベントで8年前に園部町埴生にあるNANTAN交流の家で初開催。その後、毎年回を重ねてたくさんのファンができ、京都府外にも知られるイベントになっていました。しかし、感染症まん延などの理由で一時中断していました。

3年ぶりとなった今回は規模を拡大し、日吉総合運動広場に会場を移しての開催。手作り品や食、体験などを提供する60ブースが軒を連ね、2000人を超える来場者がありました。
来場者たちは持参した品や身に付けてきた技などと、出店ブースで提供されるものとを交換し、そのやりとりを通じて交流を深めていました。出店者間の物々交換もたくさん行われていたようです。

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私も物々交換に挑戦。私が手づくりした本と、お店のおやきを交換してもらいました。そのやり取りの中で本のことの感想を聞かせてもらい、お金でものを得る以上の喜びがありました。交換していただいたお店の方も「今日一番の収穫です」と言っていただき、嬉しかったです。
私にとっては原価程度の価値ぐらいしかないのだろうと思っていた本ですが、受け取り手次第でその価値が上がったり下がったりする感覚を味わいました。また、ディスカッションのなかで生まれる人間関係のおまけもついてくる。そんな体験でした。

さまさま市恒例となっている「ちゃぶ台ひっくり返し大会」も大好評でした。
この大会は、空気を読むや共感力といった昨今の潮流とは正反対の、自分のこだわりや頑固な思いを発表し、その勢いと共にちゃぶ台をひっくり返すというもの。審査員が、ちゃぶだいの飛距離や華麗さ、叫びのがんこ度などを総合的に評価して点数を付けます。
30人ほどが出場し、各々のがんこ発言で会場を沸かせていました。
次回は私も出場し、優勝をねらいたいと思っています。

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会場となった日吉総合運動広場は南丹市合併前の日吉町時代、日吉町のフェスティバル系イベントが開かれる定番の場所だったそうです。合併後、そのようなイベントは開かれず、スポーツ施設としての活用ぐらいになっていました。さまさま市の来場者のなかには、「ここにまた住民が集まって、にぎわってくれるなんて」と喜ばれている方もいました。

私の知人に、いつも何かしらに文句を付けている男性がいます。さまさま市の会場で偶然顔を合わせました。小言を言われたら嫌やなーと身構えていたのですが、「とても楽しい、最高や」とニコニコ笑顔。眉間のしわも伸びる、そんなさわやかな一日となりました。
(記事:田畑昇悟)
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2023年11月18日

五ヶ荘地域 野草を知って生活に活かそう|講演「薬草と健康長寿」

かおだしたとき:2023年11月18日(土)13時30分〜15時30分
かおだしたさき:森の学舎 五ヶ荘(旧五ヶ荘小学校)

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森の学舎 五ヶ荘(旧五ヶ荘小学校)で開かれた講演会「薬草と健康長寿」にかおだししてきました。

五ヶ荘地域の「住みよいむらづくり協議会」は昨年度、地域をもっと住みよいむらにしていこうと、未来ミーティングを4回開催。そのなかで生まれたチームの一つが、「野草を知って生活に活かそうプロジェクト」です。プロジェクトチームの初企画として今回の講演会が開かれ、約30人の住民が参加されました。

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講師は、NPO法人チョロギ村(亀岡市宮前町)の森隆治理事長。西洋医学と東洋医学の両方から、健康長寿の秘訣について講演。西洋医学の視点では食事、睡眠、運動のコツを、東洋医学では気(活力や気力)、血、水を淀みなく流すコツを解説されました。
薬草について、「見た目が似た別の働きをする薬草もある。だから、身近にあって、見て簡単に判別できるものを使うのがよい。高価な薬草を買わなくても、身近にある」と勧められました。

講演の最後に、法人名にもなっている「チョロギ」と認知症予防についての話があり、来場者の興味を引いていました。

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平均寿命と健康寿命の差が、男性で約8歳・女性で約12歳あるとされる昨今、身近にあるもので健康になる、そんな地産地消の取り組みがより活発になることを願います。
私が高齢者の健康寿命の増進を願う背景には、南丹市を含めた中山間地が抱える固有の課題があります。免許を返納すると、独居高齢者の多くは、移動困難者になり病院に行きにくくなります。また、高齢者だからといって、悠々自適という訳にもいかず、田んぼや畑での生産活動と、草刈りなどの地域共同作業を続け、なかには孫の守りをするという役割を持った人も少なくありません。
私は都会暮らしの経験が乏しくイメージでしか語れませんが、中山間地であるいわゆる田舎は都会よりも健康寿命が大切なのではないかと思っています。高齢者に向かって「もっと働いてもらわなあかんから、健康でいてくれ」と言っているみだいで申し訳ないのですが、それが田舎の実情なのです。

「五ヶ荘 野草を知って生活に活かそうプロジェクト」は今後、地域の野草について学ぶフィールドワークや、発見した薬草などのまとめ冊子制作などの実施を検討されているとのことです。
(記事:田畑昇悟)
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2023年11月03日

日吉町文化祭|劇団 とのだの案山子

かおだしたとき:2023年11月3日(金)14時30分〜16時
かおだしたさき:日吉生涯学習センター「遊youひよし」

日吉町文化交流協会が主催する「日吉町文化祭」にかおだししてきました。
日吉町文化祭は11月3日から5日までの日程で開かれ、書道や手芸、陶芸などが展示されました。3日はステージ発表の部もあり、弾き語りや漫才、オカリナ演奏など9演目が披露されました。

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今回私のお目当ては劇団「とのだの案山子」。たいへん面白いと住民らから評判で、私も観に行きたいと常々思っていました。
日吉町殿田区は、劇団や手品、詩吟など芸達者な人が多い集落として知られています。案山子は2005年に旗揚げし、18年間、敬老会などを舞台に公演を続けてこられました。現在12名が所属されています。
この日の演題は「番頭はん丁稚どん」。丁稚4人と番頭さんが繰り広げる喜劇で、たいへん笑わせていただきました。

「パブリックアート」という言葉があります。公共空間のための芸術・文化作品という意味です。趣味を自分たちだけで楽しむのであれば私益の活動ですが、その趣味を外に向けて人を喜ばせたりメッセージを発信したりすると公益の活動へと変わります。私益をパブリックアートとして公益にチェンジしていくのって、素敵なことのように思います。

今回の目当ては案山子でしたが、ほかにもすばらしい発表や展示がいくつもありました。年1回の旧町単位で開かれる文化祭、来場者数はたかが知れており、世代構成はご年配よりで、若者の姿はほとんどなし。それぞれの芸がここだけのもので終わるのではもったいないので、文化祭をゴールではなくきっかけに、よりパブリックに広がっていくことを願います。

南丹市には、個の“できる”を みんなの“できる”こととして捉え直していこうという取り組み「ひとものクロス事業」があります。個人や団体が持つ資産、ひと(芸や知識、スキル)・もの・ばしょをカタログにまとめ、ソーシャルの資産として紹介しています。
詳しくはテダスホームページをご覧ください。
http://tedasu.com/cross.html

(記事:田畑昇悟)
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2023年10月13日

自伐型林業研修報告会

かおだしたとき:2023年10月13日(金)19時〜21時
かおだしたさき:NANTAN交流の家(園部町埴生)

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丹波地域で自伐林業をやっていきたいと志す林益郎さんを講師に開かれた「自伐型林業研修報告会」にかおだししてきました。

自伐型林業とは、現在主流の林業に比べて小規模(2人から可能)な方法です。環境保全型で低コスト、参入容易な林業であることで、注目を集めています。

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この“小さな林業”とも言えるこの手法を学んで「自らやってみたい」や「地域づくりに取り入れたい」、「自分の持ち山をなんとかしたい」などと思っている、南丹市を中心とした有志が集まり、有機的グループ「自伐型林業でつながろう会」が今秋に発足しました。
同会にも関わる林さんは、福井県で行われた50日間の林業研修に参加。今回の報告会では、研修での学びや今後の展開、林業を営んでいくための知識などを話されました。

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報告会で聞いた内容は何かの折りに紹介したいと思っていますが、今回の企画でまず私が驚いたのは「小さい林業」に対する市民の関心の高さです。
今回の企画、広報開始から当日まで一周間足らず。Facebookページのみでの広報にも関わらず、すぐに定員の20名になりました。参加者は真剣な眼差しで投影されたスライドを見つめ、前がかりで耳を傾けており、熱気を感じる会となりました。

自伐型林業は、京都府近郊では福井県や奈良県、兵庫県、府内では福知山市などでトレンドとなってきているテーマです。生業としての林業のみならず、環境向上や移住促進といった視点でも注目を集めています。今回の報告会の様子から、南丹市にも波が来ているように感じました。
(記事:田畑昇悟)

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【自伐型林業促進協会】
https://zibatsu.jp
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2023年10月11日

天引村倶楽部の建築模型展示と解説

かおだしたとき:2023年10月11日(水)13時30分〜15時
かおだしたさき:天引村倶楽部(園部町天引)

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京都美術工芸大学建築学部の学生有志チーム「天引活性化させ隊」による、「天引村倶楽部の建築模型展示と解説」にかおだししてきました。

天引村倶楽部は、文化・歴史・技術の継承、コミュニティの創設と強化を目的とした活動で、旧山陰道の篠山街道沿いにある古民家を改修して拠点とされています。
授業の一環で園部町天引と縁が生まれた学生たちは、その後、2人で有志の会を立ち上げ、伝統建築の模型作りを通し、今も残る街道沿いの景観や歴史、住民の建物への意識改革を進めていこうと、座談会(10月9日)と今回の「展示と解説」を企画しました。

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9日の座談会では、同大学の井上年和准教授による講演「天引村の風景はどのようにつくられたのか」「天引村倶楽部の建築」のあと、地域住民との意見交換が行われました。
私がかおだしした11日は、同建物の建築模型づくりの様子を見せながら建物改修履歴をひも解き、住民のライフスタイルの変化などの視点で学生と住民が意見交換をされました。

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私は、京都建築大学校の卒業展示などで完成した模型を度々見てきましたが、その過程を覗くのははじめてでした。柱の一本ずつに物理的な意味や歴史があることが分かりました。制作途中の状態を見たり、それを見ながらにぎわう住民たちの会話を聞いたりすることで、建物から見えてくる自然への対応や、生活の知恵を知る機会になり、楽しかったです。

模型は昔と今の2つ制作中で、完成後は天引区に寄贈されるそうです。
(記事:田畑昇悟)

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【天引村倶楽部】
https://amabikimura.com/
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2023年09月23日

分別回収拠点|大堰川フェスティバルで初実施

かおだしたとき:2023年9月23日(土)18時〜21時30分
かおだしたさき:京都南丹大堰川フェスティバル(八木町)

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南丹市商工会らで組織する実行委員会の主催で、「京都南丹大堰川フェスティバル」が開催されました。メインは約2,000発の花火、ほかにもドローンによる光のパフォーマンスや屋台、ステージショーなどでにぎわいました。
大規模な野外イベントの度に気になるのが、ごみの問題です。そこで立ち上がったのが、「南丹市環境パートナーシップ委員会」と「南丹清掃株式会社」。コラボ企画として分別回収拠点「エコステーション」が初実施され、私もかおだししました。

同フェスのごみルールは基本、持参したものは持ち帰り、会場屋台で購入したものは屋台で回収するというもの。とは言え、ごみを路上や河川敷に放置する人はいるものです。そうした行為を容認するわけじゃないですが、私にも10代や20代の若かりし頃はあって、デートで花火に来た時に「ごみを持ち歩くのは嫌だなぁ(できれば、ごみじゃなくて、彼女の手をつなぎたい・・・)」と思っていました。だから、ごみを捨てられる場所があればとても嬉しい。

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エコステの仕組みを簡単に説明すると、花火会場に来たばかりの人にまずごみが捨てられる場所を認識してもらい、帰りにそこまでごみを持って行こうという心理を働かせる取り組みです(図)。正確な年は覚えていませんが、2005年ごろ、祇園祭での実施で効果があったということで、隣町の亀岡市の花火大会「平和祭保津川花火大会」でも導入されることになり、効果を上げています。私も祇園祭や保津川花火のエコステを何度か手伝い、確かに理に適っていると思いました。

今回のエコステでは、「燃やすごみ」「ビニール」「缶」「ペットボトル」の4種類に分別して回収しました。言わずもがなではありますが、分別すればするほどに資源として活用できる量が増え、環境負荷を減らすことができます。

実証実験的に行われた今回のエコステは、大堰川左岸に設けられた駐車場の入口に置かれました。エコステ効果だと思いますが、その周辺には、放置されるごみはほとんどありませんでした。

まとめると、エコステには「@ごみの散乱防止」「A環境負荷の軽減」「B花火客の満足度向上」の3効果があります。あと、副産物の効果がもう一つ。エコステに関わるスタッフは、いつもに増してさわやかに見えます。
(記事:田畑昇悟)

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【南丹市環境パートナーシップ会議(委員会)】
南丹市が設置する市民公募委員による会議で、「南丹市環境基本計画(南丹市の環境を保全するための10年計画)」の具体的な取り組みについて企画・提案するとともに、情報の共有・交換による連携・協働を推進する役割があります。また、計画の進捗状況を点検し、見直し事項などについて提言する場でもあります。
https://www1.g-reiki.net/city.nantan/reiki_honbun/r279RG00001009.html

【南丹清掃株式会社】
亀岡市荒塚町に本社がある昭和41年設立の会社で、一廃・産廃の収集運搬や浄化槽清掃、産廃の処分などをされています。南丹市日吉町にも営業所があり、亀岡市や南丹市などの地域で、市民や自治体による環境保全の取り組みを支援するほか、自社スタッフたちも主体的な活動を日常的にされています。
https://www.nantanseisou.com/
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2023年07月16日

多文化共生ワークショップ「イスラームを知ろう」

かおだしたとき:2023年7月16日(日)14時〜16時00分
かおだしたさき:コミュニティプラザよしとみ

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くらるす主催の多文化共生ワークショップ「イスラームを知ろう〜となりのムスリム・ムスリマ〜」にかおだししました。

今回のワークショップは、日本で暮らすムスリムの日常の暮らしを知り、共に暮らす社会づくりについて考えてみようという場です。同志社中学・高等学校教員の織田雪江さんと、甲南女子大学国際学部非常勤講師の友前尚子さんが講師、南丹市在住でバングラディッシュ出身のYasmin Taslimaさんがゲストとして招かれ、約10人の参加者で対話をしながら学びを深めました。

私は、「イスラーム」や「ムスリム・ムスリマ」、「ハラール」といった言葉を授業などで聞いてなんとなく知ってはいましたが、感覚としてはよく分からない。同じ地域にイスラームの人が住んでいるのに、正直、何を気にして接しなければならないのか、または、そうした気遣い自体が失礼なことなのかさえも分からない。そんな状態でしたので、今回のワークショップを楽しみにしていました。

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ワークのなかで、私が「コーラン(クルアーン)」の上に物を置いたりと雑に扱う様子を見て、Yasminさんらがやさしく注意してくれました。怒らず、「大切に扱ってほしい」という願いをそっと伝えてくれたのです。その時、”はっ”としたのです。
知らずに相手にとって嫌なことをしていることは、少なからずあるでしょう。それ自体は仕方がないところもあろうかと思います。なので、どのようにしてほしいのか言ってもらいやすい態度で日ごろから生きていることが大切なのだろうと思いました。
地域も同じで、いわゆるマイノリティであっても自分の願いを言葉にしやすい雰囲気なら、みんなにとって心地よい生活空間になるのでしょうね。

また、私はイスラームの知識を得て知識を持って人と接しようとしていたのだと気づきました。「人と人の関係はカテゴリーだけで語れるようなものではない」「多様化していく社会の中で、知識だけでカバーできる数なんてたかがしれている」、だから、相手を一人の人格だと認識して、個人と接しているのだとちゃんと思いながら互いに心地よいやり方を探っていくのがよいのだろうと思いました。

知識を得るまで未知の価値観を避ける臆病な生き方より、未知の価値観に触れても心地よい関係性がいつでも築ける懐の深い人間でありたいものです。

次回の多文化共生ワークショップは、9月24日(日)に開催。テーマは「やさしい日本語」です。
詳しくは「くらるすホームページ」をご覧ください。
https://minadehanaso2022.jimdofree.com/

(記事:田畑昇悟)
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