小坪交番連絡協議会 [2010年07月22日(Thu)]
神奈川県逗子市小坪地区の防犯活動を行っているのが
小坪交番協議会様です。 この小坪地区は逗子マリーナや海水浴場があり、夏場はとても賑わう場所でもあり、 名越切通しなど歴史的にも有名なスポットがある地域です。またこの小坪地区は海岸線に位置しますが一歩入ると丘陵地帯であり、昭和30年代にはその丘陵地帯を切り開き住宅地帯とした地域でもあり、とても坂道が多く、その中でも急な坂道があちらこちらに点在しています。 ![]() この小坪地区の安全のために日夜活動しているのが 小坪交番協議会様で、昭和50年代から防犯活動を実施するとても歴史のある団体で、地域からの信頼も厚く地元に根差した活動をしています。 逗子市は全国でも高齢者の割合が高く、小坪地区はその中でも特に高齢化が顕著である地域で、防犯活動がとても必要かつ重要であると感じている方々が多い地区です。 そのような状況の中、小坪交番協議会様は平成18年から自家用車を利用して青色パトロールを開始しました。そして昨年度10月に日本財団が青パト車を1台助成させていただき、現在では総勢2台で小坪市区のパトロールを実施しています。 現在の青パトの活動状況は、運行者(現在30名)の予定に合わせて日時を決めているので不定期ではありますが、朝の小学校の登校時間、下校時間、夕刻から夜にかけてのパトロールを実施し、月間350〜400km走行しています。 青パトの贈呈式は小学校で行われ、小学生にも青パトはとても評判がよく、みんなが手を振ってくれたり、声をかけてきたりとしてくれるとともに、高齢化している住宅地への巡回でもスピーカーを活用することで、安心していただけるなど、地域の方々の認識度も高まり、地域に根ざした活用ができているようです。 ![]() 現在の課題としては、 @ 活動エリアの拡大 地域の子どもたちが通う小学校はパトロール活動地域にあるが、中学校は活動地域外であり、中学校からパトロールの要請があっても青色灯なしで行わないといけない。 A 行政の支援 青パト運行に関わる活動費や、青パトの保管場所などについての理解や支援をしていただきたい。 B 団体の若手人材の普及 亀ヶ岡地区は比較的若い方の世帯が増えて小学校の在籍数も安定してきているが、 小坪交番協議会様に若手人材が増えていない。これからのことも考えて若手とともに活動していかなければいけない。 などです。 ![]() 今回、急な取材の申し入れに快く受け入れをしていただき、ありがとうございました。 今回の小坪交番協議会様で取材させていただいたことをもとに、これからも日本財団は青パトの助成に力を注いでいきたいと思っています。 |