3月4日の芸樹の家でのイベントを受けて、
実際にもっと突っ込んだ現場の声を聞きたいと
トランジション藤野から生まれたばかりの企画運営チームに
手を挙げた総勢11名が
英国の地でトランジション・タウン活動を立ち上げたメンバーを
囲んで、ほんの短い時間でしたが、会をもちました。
まず自己紹介をしたのですが、これだけでも結構面白かった
ので、今回は前半、後半に分けて、
長々と当日の様子をお伝えします。
ソフィー自己紹介ソフィーバンクス、ロンドン生まれロンドン育ち
3年半前にトットネスに移住。引越し後にトランジション・タウンの活動がはじまる。
「私のためにある活動だ」と思って、すぐに関わる。
元々コンピューター関連の仕事→心理学の勉強をし、今はセラピスト、カウンセラー。
トランジション・トットネスでは「心と魂のグループ(Heart & Soul)」で活動中。
トランジション・タウンの活動というと、石油に頼らない街づくり、そこが焦点だけれども、
一方で目に見える部分を変えるだけではなくて、内側の自分達の意識、目に見えない部分
が変わらないと、ライフスタイル自体を変換することは難しい。
心理学のバックグラウンドから「内なるトランジション」、依存心であったり、
そういう意識を変えていくかというところを中心にやっている。
トランジション・タウン活動(以下、TT)の心の部分をとても大事に思っている。初来日。
ナレシュは体調不良で欠席。
以下、
集まった方々の自己紹介です。
●藤野へ移住し2年。コミュニティについてとても興味がある。
子どもを産んでからは、平和、戦争、教育の3つが関心分野。これがライフワーク。
そのなかでTTに出会い、自分が思ってきたこととTTの考え方がとてもマッチして、
企画運営チームに携わろうと思った。
●古民家に住みたくて3年ほど前から探す。そして去年、秋山村に古民家を見つけ都内から移住。
自然農を少しはじめた。本業は映像制作をやっている。
TTについては全然わかっていなくて、友人より紹介を受けて今日は来た。
●藤野へ移住し1ヶ月。車の免許も持っているが今のところ徒歩圏内で生きていけるのは?
と思っている。基本的には楽しくやっていきたい。
●藤野が好きで移住し1年。ソフィーの話を聞き、境遇が似ていると思った。
TTに興味と共感をもち、ここで何かできたらと思っている。
●藤野へ移住しまだ1年経っていない。環境のことに関してとある講演を聞き、
生きているだけで蝕んでいることになっていることを知り、また日本人として生きていることが
申し訳ない気持ちになり、これはまずいと思い、地球に生きてて良いんだよ
と云われる生き方に転換していきたいと思っていた。
藤野に移住しTTの話を聞いて、目指すものに近づけるんじゃないかと思い参加した。
●藤野へ移住し3年。2人子どもがいる。昔から手でものを作ることが好きで、
子どもが生まれますますその思いを強くし、ものを作ることで子どもたちと育っていきたいと思っている。
そういう昔ながらのゆったりとした生き方がどんどん忘れ去られていって、
スピードと便利さを追求した世の中になっていくときにすごく不安と不満を感じていた。
TTの話を聞いたときに「あ、こういうことがやりたかったんだ」と強く思い、
自分の行き方に近い、そういう社会を藤野で実現できたら良いと思い、
企画運営チームに参加した。
●TTの話を聞き、先日初めて企画運営チームのミーティングに参加し、4日のイベントに参加。
藤野に移住し1年くらい。東京で飲食店を経営して東京で生活していたけれど、
子どもが育っていくことを考えたときこれで良いのか?と思い、引越してきた。
藤野でできることを考えると、食材から何から作ってやっていきたいと思うけれど、
こだわればこだわるほど、野菜から全部作っていきたいと思い、
4日のイベントで何年後かの自分のところに歩いていくワークショップを体験したなかで、
自分で育てた野菜が少しづつ出来てきて、それが料理になっていくという過程のストーリが出来た。
藤野でそういうことができればとても良いと思っているし、TTがここ藤野にあるということ自体が
嘘のようで逆に信じられないくらい。自分がやろうとしていたことがこういう形のコミュニティで
出来るというのは、すごく力強いと思うし、もっともっといろんな意見を自分自身も取り入れる
ことが出来る。そんな風に思い、いまは働いている仕事場を辞めようかと思っていて、
奥さんは毎日冷や汗をかいている。
●設計の仕事をしていて、店舗のデザインなどもやっている。
先ほどの意見と同じでそれをやっていたら作ること自体が何かを壊しているという感覚に陥って、
作れなくなってしまった。自分が何をやろうとしているのかがわからなくなった。
作ることがマイナスになるんだったら、作るべきじゃないというところになってきたときに、
じゃ、何を作るべきか?とかデザインするというのはどういうことなんだという考えに及び、
まず自分の内面を整理して、と思ったときにみなさんがたぶん考えているようなことと
同じようなことで生きること生活することをもっと動物的にプリミティブになろうとしてます。
人間も生態系の一つであれば生きてちゃいけない訳じゃないから人間が環境のなかで
こういう風にやれば生きてて良いんだよというのを生き方なりを考えていくことがデザインかな
と思ってます。いろいろ考えて、藤野へ移住してきて3年目。
運命的にこんなに同じ考えの方がいて、藤野にムーブメントが起きるんだというところで
導かれたんだと思っています。
●シュタイナー教育の関心があって、3年前に藤野へ移住。TTで1番惹かれたのは、
みんなに対して明るい光のようなもの、みんなが良いビジョンをもっていて、それに向かって
手を取り合ってというイメージがこれから未来をつくっていく子どもたちに伝えていける大事なこと
じゃないかなぁと思っている。自分は教育にとても興味があるのでそういう分野で
関わっていかれたら良いなぁと思っています。
●藤野へ移住して3年目。みなさんがおっしゃったことそのまま。藤野へ引越してきたことも、
里山長屋暮らしをはじめたことも、TTに関わることも全て流れ、運命だなと思っています。
●このなかで1番藤野在住歴が短い、昨夏に引っ越してきた。
それまでは英国の北部にある町フォンドホーンに家族と3年くらい住んでいた。
持続可能な暮らし方にとても興味があり、頭で考えるより実際にそういうことを実践している
ところへ行ってしまおうと思い切って行き、学ぶことがたくさんあった。
そういう場を日本でつくるのは、時間もかかるし、お金もかかるし、人もたくさんいるし、
ということで、温暖化の問題などを考えると果たしてそれがベストな考えかな?
という疑問もだんだんもつようになり、既存の市町村をエコビレッジというかフィンドホーンの
ようにしていく方法はないのかな?と思っているときにこのTTの活動に出会い、コレだ!と思った。
そしてTTをはじめたロブ・ホプキンスの講演を聞き、ますますTTのとりこになり、
昨年3月にソフィーとナレシュがやっている「トランジション・トレーニング」という2日間の講習
をロンドンで受け、それまでは「TTって良いなぁ」という願望レベルだったものが、
その2日間のトレーニングを経て「TTを絶対にやるぞ」という強い決意に変わった。
そのときに自分も忘れていたけれど、ソフィーたちが「ワールドツアーをやる」という話をした
らしく、自分はそのとき「無理無理」というようなことを言ったようだ。。
それが1年も経たないうちに実現してしまったということ自体、ナレシュやソフィーも驚いている。
昨夏よりTTを始め、葉山や小金井(東京都)でもTTが起きているけれど、日本でも確実に
TTの芽が育ちつつあるということを見て、これまで英語圏を中心に広まっていたので、
彼らもTTが日本や異文化に本当に通じるのだろうか?と危惧する部分があったが、
今回、みなさんに会って、万国共通なんだという自信を深めたというようなことも云っていた。
僕自身も没頭しているので、周りをあまり見ていないのですが、気がついたらこうしてたくさん人が
集まってくださったり、興味を示してくださる方がいて、ますます心強く、またエネルギーを
いただいて、ナレシュやソフィーの来日が今回弾みとして、前進していくぞというところにいます。
(ena)