「安房マネー」のだいたいの概要についてはver.1に書きました。
ここからが面白いところです(!)
地域通貨という響きから、通貨としての機能ばかりに目が向きますが
実は(!)通貨としての役割は2割だそうです。では、残りの8割は?!
「ネットワーク」としての役割だそうです。
何かをしようとするときの人的パワー集め、
また社会との接点の拡がり、
といったゆるやかなコミュニティとしての機能が大きいそう。
例えば、「明日、稲刈りするから手伝って」とMLに呼びかけると人が集まるという具合に、
それが「あわのわマーケットをやろう!」だったり「最終処分場反対!」だったり。
その時々で「いろいろな曼荼羅が出来上がる」のだとステキな表現をされていました。
「安房マネー」は、
「生きるためのサバイバルツール」であると同時に
「精神的なサバイバルツール」でもあるそうです。
さてさて、南房総の皆さんはどんな風にこの地域通貨を利用されているのか
ここでご紹介したいと思います。
●DVDダビング
●ピアノのレッスン料
●ピアノの調律
●葬式の際のお坊さんのお布施
●出産の際の助産師さんの介助料の一部
●手作りケーキ
●子守り
●イラスト
●店番
●犬の散歩
●送り迎え
●草刈
●援農 などなどなど
なんでもありなんだな〜と思いませんか?
この通帳への記録がふり返ると大切な思い出の1冊に(!)
野菜や(商店の)仕入れのあるものは基本的に円が基本。
当然、現金で仕入れしている訳で、
あくまでも地域通貨は補完的な役割だということでした。
「例えば、マイナスを沢山貯めて退会されてしまったらどうするのか?」
という問いに、「誰も困らない」からそれは問題ないという
帰結に至ったというお話を伺いました。
「誰も困らない!」って、現金社会ではありえない想定だなぁと大変衝撃を覚えました。
最後に、「濃い人間関係が生まれたら、地域通貨の役割は終わりだ」とのこと。
約2時間に渡って、丁寧に「安房マネー」についてお話を伺うことが出来ました。
林さん、ありがとうございました!
この後、林さんを囲んで芸術の家の木陰でランチ
さっそく実践してみたい♪と少しでも思われた方、
まずは「自分のできること give you」「して欲しいこと、欲しいもの give me」
を書き出してみるのも良いですね。
まもなく地域通貨ワーキンググループも発足しそうです。
その際はお声がけするので、MLにご登録されていない方は
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