
こんにちは。代表の野田です。
今日はいわきにて楢葉町のセレモニーに参加させていただきました。
向かう途中、強風で電車が止まり、時間通りに着くかヒヤヒヤでしたが何とか無事に到着しました(ホッ
さて、今日は何のセレモニーだったかというと、こちらです。

こちらが本物。

このタブレット端末。ただのタブレットではないのです。
これで楢葉町は県内外に避難された方とコミュニケーションが取れます。
コミュニケーションと書いたけど、ここ重要!これまで町の広報というと
・月間の広報誌
・ HP
での情報発信がメインだったのです。この情報発信は一方向。
一方向での情報発信はただの情報、インフォメーションなのです。
現在福島県では、県内に約10万人、県外に約6万人と合計16万人近くの方が避難生活を余儀なくされています。
この楢葉町も県内外、日本全国に7,000人以上の方が避難生活を続けています。
町民の住所がバラバラ。これまでの情報を届けるにも物理的に距離が離れ、支援の情報は日々変わる。毎回広報誌送るとお金がかかる。Webを見てもらうにもみんな避難先にパソコンがない。
その時に活躍するのが、このタブレット端末なのです。

このタブレット端末を使えば
・ 町からのお知らせ
・ アンケート
・ ふれあい通信
・ 町のHPの閲覧
・ ライブカメラによる楢葉町の今の状況
・ 放射線の情報
・ インターネット
ができます。
アンケートもタブレットを使うことで気軽に聞けるし、避難されている住民の方がどのようなことを感じているのか? そういうことも把握することができます。お年寄りや困っている方にはピンポイントに合った情報も送れます。

これまでの画一的な一方向の情報から、相手にあわせた双方向のやり取りができるようなシステムになっています。
双方向のやりとり、だから住民とのコミュニケーションができるのです。
本来、コミュニケーションは顔と顔をあわせて話せば簡単にできます。
でも、福島からの避難を余儀なくされている楢葉町では、住民と顔を合わせて話すことが物理的にできません。住民側もやりたくても、避難している場所が東京や違う県だとすると役場には、行きたくても物理的に行けないのです。
そんな時にITやタブレットを使って、コミュニケーションをとり、人々の絆をつなぐ。そんな活動がこの4月から楢葉町ではスタートしています。助けあいジャパンはこの情報発信、タブレットの活用を楢葉町の広報課の中でに運用の一部を担っています。去年の企画の段階から私たちのメンバー一人が役場に常駐させてもらい、町のみなさんと一緒に発信を続けています。
タブレットの配信が始まる準備段階として、
楢葉町のブログもメンバーが町の方と一緒に書き始めました。

町のブログ、そんなの誰が読むの?
普通に生活されている方はあまり行政との関わりがなく、そう思われる方も多いかもしれません。
ただこのブログ、楢葉町の方に相当好評なのです。はじめて二日くらいで、一日のアクセスが1,000PVをこえて、町長も毎日見ていただいています。
町民からの意見ももらうようなブログになっているのです。
これまで広報誌やHPには住民からの意見はなかったのに、ブログには「良かった!」とか、「ブログ見てます」とか意見が届くようです。
離れているからこそ情報が大事だし、そこに何となく顔が見えるやりとりも必要なのです。
人と人。そこにはそれをつなぐ情報が必要です。
これまでのコミュニティーが離ればなれになり、つながりがなくなってしまった。 そこに、私たちは微力ながらも情報や通信を活用しながら、お手伝いさせてもらっています。
この事業は楢葉町役場、東日本電信電話株式会社、株式会社NTTドコモ、助けあいジャパンとさまざまな人が恊働して進めています。
事業の名前は「楢葉町きずな再生電子回覧板事業」。
通信と情報。一つ一つの通信回線は小さいもの。でも、その先に人がいます。
情報だけでなく、人の気持ち、みんなの想い、そんなものもお届けしたいと思っています。
離ればなれになった地域の人々の絆が再生できるように。。
最後に裏話を
ぼくは楢葉町の松本町長が好きです。先日、町政懇談会にも参加させてもらった時に、リーダーとして一発で惚れました。
福島の市町村の町政懇談会、除染や補償等正直にいろんな問題があり、懇談会でも町への批判の声も上がっていました。もちろん、批判はでても、放射能の問題は町だけでも解決できない問題が多い。だけども、住民としては町になんとかしてほしい。 行政がみんな頼りなのです。
そんな中、質疑応答は多数意見がでて、時間切れになりました。
会が終わり、みんなが帰り始めても、松本町長は最後の最後まで会場に残っていました。
住民に声をかけ、「何かあったら役場に電話ください。」 「気軽に声かけてください」と話しかけられていました。
町長としてさまざまなことの矢面に立ち、時には住民からの厳しい言葉を受ける。それでも、住民の声を最後まで真摯に聞かれていました。 リーダーとして本気で意見を聞く。
その真摯な姿勢が態度からも表れ、リーダーの在り方として大変感銘を受けました。
そんな楢葉町の町長が進めるこの「楢葉町きずな再生電子回覧板事業」。
町長の本気の姿勢が本当に表れています。
住民がほしい情報は何だろう? どうやったら住民のためなるのだろう?
担当の課長さんも係長さん、もみなさん本気で取り組まれています。
この事業とあわせて、楢葉町のHPはつい最近リニューアルしています。
情報を届けるために、誰でも見やすい作りになっています。

行政と住民。
こんなに広報でコミュニケーションを取っている自治体、日本に他にあるのかな?
それくらいに本気です。
タブレット配って終わり、ではなく、いかに住民に使ってもらうのか?
それをもとにどんな支援が必要なのか、タブレットの情報を元に、住民目線にたった活動が始まって行きます。
ICTでコミュニティーをつなぐ、タブレットというデバイスがあることでお年寄りもインターネットを通じてコミュニケーションが取れます。そんな住民目線にたった広報コミュニケーションからこれからの日本の行政も変わっていく気がしています。
一方向はインフォメーション。
双方向はコミュミケーション。 そこに人がリアルに加わってコミュニティー。
そんな新しい地域の在り方が福島から始まっていると思います。楢葉町のみなさんと助けあいジャパンも活動して行きます。ぜひともご支援、宜しくお願い致します。
今日のセレモニーの詳細は、情報レンジャーが動画で後日アップします。それもぜひ!
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