心あたたまる交流会 [2012年12月14日(Fri)]
こんにちは。サイト運営担当の新海です。
昨夜のふたご座流星群はご覧になりましたか? 私は、寒さに震えながらいくつか流星を見ることができたものの、 「見つけた!」と思うだけで願い事を唱えるだけの余裕はありませんでした さて、私は先日の日曜日、静岡県掛川市のつま恋リゾートで行われた静岡県社会福祉協議会主催の「東日本避難者交流会」に助けあいジャパンとして参加してきました。 静岡県内には現在、32市町に約1200人の東日本大震災による避難者が暮らしています。 9月末に静岡県が発表した、避難者を対象としたアンケート結果によると、回答者の半数以上が避難者同士や地域住民との交流事業への参加を希望しているとのことでした。 ※関連記事はこちら⇒@S静岡新聞ニュース 震災後、市町単位では交流会が開かれてきたものの、滞在している避難者が10人未満の市町も多く、なかなか同郷の人との交流が持てないという状況なのだそうです。 そこで、静岡県社会福祉協議会と県は、県内全域の避難者を対象にした初の交流会を開くことを決めたとのこと。 新聞でそのニュースを読み、「交流会で避難者のニーズを拾い、避難者と支援する側とのつながりも作りたい」と書かれていたので、ぜひ助けあいジャパンとして役立てないかと思い、社協に連絡したところ話が進み、お手伝いをすることになりました。 当日は、静岡県内から160人を超える参加者が集まり、岩手・宮城・福島県の行政担当者から被災地の状況説明などがあった後、お楽しみ抽選会やランチバイキング、食事後のフリータイムでは温泉や乗馬体験、行政相談や語らいコーナーなどを楽しまれました。 助けあいジャパンとしては、サイトや情報レンジャーの活動を紹介する資料の配布や、ランチバイキングの合間に、レンジャーが取材した動画の中から現地の様子がわかるものやお祭りの様子などをピックアップして、30分ほど動画の上映をさせていただきました 11時から16時ころまで、一日がかりのイベントだったのですが、終始目に入ってくるのは笑顔 本当にみなさん楽しまれているようで、見ている私までニコニコしてきちゃうほどでした。 フリータイムでは社協の方々が託児も行っており、小さいお子さんを抱えたお母さんも、ゆっくり温泉を楽しむことができたようで、泣いているお子さんを迎えに来ながらも、リラックスできた〜といった表情が印象的でした。 語らいコーナーでも同郷の方々が集まり、お茶やお菓子を食べながら談笑。 スタッフに頼んで写真を撮る姿も。 私もみかんをいただきながら、静岡県や宮城県庁の方々といろいろお話をしていました。 現地の状況を聞くと、難しいことはいっぱい、まだまだ復興の道のりは険しいのだけれども、みんなの笑顔を見ていると温かい気持ちと、「もっと頑張るぞ!」って気持ちが沸いてきました 交流会の最後は各県ごとに集合写真を撮り、お互い「またね。」と再会を誓い解散。 県内各地からマイクロバスなどに分乗して来ていたので、お互いに手を振りつつ見送りあっていました。 全国の避難者数は約32万1千人。 全国47都道府県、1,200以上の市区町村に所在。 (※12/12復興庁発表資料より) 全国の避難者数は⇒コチラを参照 静岡県だけでなく、他の県でもこういった大規模な交流会が行われると良いですね。 そして被災地にいる方々だけでなく、県外へ避難している方々にも 「忘れていないよ」っていう気持ちと、キチンとした情報が届きますように 今夜、何としてでももう一度流れ星を見つけてお願いしておこう! |