頭でわかっても、ココロの修復は 不可能な場合がある。 [2020年11月01日(Sun)]
十数年前、カウンセラー資格をとるため、2年に亘って養成講習を受けた。 その最初のレポートは「考えることと感じること」だった。 1ヵ月 悩んだ... 後に、それは「思考」と「感情」だと理解できた。しかし、この一件で 胸の底まで落ちた。 〇 まず大前提として、 スプレッドやリーディングは、常に「秘密保持義務」がある。 それにより 説明が曖昧であろうと、事例についての詮索をすべきではない。 Bの事例 :〔アセスメント〕Aには事情があるが Bの対応はAにはきついと Cに訴えた。 Cは、AとBの仲介をした。しかしAは今後一切、Bとの接触を避けたい。 Bには 直接話して和解できる機会がない。Cは、Bの誠意を精一杯伝えた。 Bは、理論武装するものの Aの心障について深く内省し、苦しくなった。 〔剣のキング〕... 革新的で厳正な手腕を発揮するBだが、日常的に ストレートな言動となる。 一度発した言葉は武器にも凶器にもなるが、そこがAの機微に触れた。 〔9・隠者〕... 沈思黙考。Bは引退を考える。しかし、Aに絡んで辞めるのでは問題が増幅する。 それはAに伝えるべきではないし、どちらにせよ信頼関係は改善できない。 〔逆位置の剣の10〕... 強烈な忍耐力を要する事態を表すが、動けば悪化する。 Bが退き終息させることは「解決」にはならないが、誰にも危害を与えない。 〔コンビネーションリーディング〕... 現状は時間をかけて悪化し、発覚したものだ。 Bには 修復するための力量はあるが 動ける立場ではないため 解決方法がない。 それぞれの心の痛み... たとえ和解できても「感情」の修復までは難しい。 〔後日〕... 全く別の理由で、Bは回避した。Bは、「人生で初めて逃げた」という。 何年か経てば Aも客観視できるだろうが... Cの胸の中に留める結果となった。 「最善を尽くす」ということは「正義」ではない時がある。 Cは、それを学んだという... |