(←メンバーの了解を得て撮影しました)きのう、今年 最後の 「伊賀ニート・ひきこもり支援研究委員会」 がありました。
社会福祉協議会を中心として、伊賀市内関係機関や市民活動団体、県内関係団体が集まっています。
今年の
サポートステーション事業も終盤で、三重大学のバックアップでまとめ作業に入っています。
あくまでも国の推計ですが、現在、伊賀市には573人名張市には492人と、合計でおよそ1000人以上のニート・ひきこもりの人がいるというデータがあります。 (アンケートではこの数字とは違いました) そして、お子さんのことで悩んでいる保護者の方が多いこともわかってきました。
私は、福祉科教諭として専門教育、キャリア形成や進路指導等、生徒や保護者に関わってきました。
しかし、中退した子や卒業生や保護者らは、何か困った時、母校や恩師に相談に来てくれるでしょうか。
いままで「霞の館」に来られた、ひきこもりのお子さんを抱えた家族の方々の思いも 複雑です。
また、事業者が労働者に求めるのは、資格や能力よりも、
「意欲」や
「生活力」や
「礼儀」です。
そりゃそうですよね。 地域の世話役をしている人や人事担当のほとんどが 年配の方です。
「今の若いモンは…」なんて、どの時代にもきく言葉です。 価値観のギャップは大きいでしょう。
企業組織で盛んになってきた「
EAP(就労者支援プログラム)」も、完全失業者には無縁です。
ハローワークは、失業者への支援はしますが、仕事の意欲を失っている人までは届きません。
メンタル不調で仕事できない人が、医療関係へ相談して「異常なし」と言われれば それまでです。
あげくのはてに、「
甘えているから」「親が
甘やかしているから」という見方が、多くの人にあります。
もし、家族自身も、「自分が悪い」などと考えて問題を隠したり、
孤立したり、本人を責めたら…?
どうしたらいいんでしょうか…? 重く 暗く 辛い思いを、どこが 支援できるのでしょうか?
まだまだ私も勉強中で
力がありません。 大きいうねり、地域の支援ネットワークが必要ですね.....
