第四の習慣...「Win-Winを考える」 [2011年10月02日(Sun)]
スティーブン・R・コヴィーの"7つの習慣" 第三部へ突入です。
副題に、こんな一文が添えられていました。 「信頼がなければ、友情はない。 誠実さがなければ、信頼はない。」 公的成功には真の自立が必要であり、その前に私的成功がなければならない。 つまり、自分を確立せずに依存したままでは、相互依存関係はない... ってことですね。 そして第四の習慣とは、Win-Win なんです。 Win(勝利) の反対は Lose(敗北)です。 ここでは人間関係のパラダイムを 6つの組み合わせで考えています。 1.Win-Win... 自分も相手も、欲しい結果を得ること。 2.Win-Lose... 自分が勝ち、相手が負けること。 3.Lose-Win... 自分が負けて、相手が勝つこと。 4.Lose-Lose... 自分も負けて、相手も負けること。 5.Win... 争う意識はなく、自分の結果を得ること以外は関係ないと考えること。 6.Win-Win または No deal... 条件が合わなければナシと合意すること。 「Win-Win」が良いことは誰でもわかります。 システムにおいても、人間関係においても、買い物ひとつとっても... けど、すべてそうはうまくいかないから、世の中、苦労が絶えないんですよね。 右の 「金貨の6」 は、成功した商人が貧しい者に施しを与えているわけではありません。 お金を与えている手の反対側の手には、天秤をもっているでしょ これも、Win-Win と言えます。 貧民が働ける仕事を与え、労働の価値にふさわしい報酬を払う、相互に利益があるわけです。 背景には街の建物が見えています。 これが、現実社会の縮図なんですよねぇ..... |