独り生活

朝、７時過ぎ電話がかかってきました。

「今、ローソンにお弁当を買いに来ているよ・・・・・」
５０代のＡさんは元気な声で報告してきますした。

お母さんが施設で病没されて約１年半・・・・

障害を持つＡさんは、叔母さんや親せき・地域の方々に見守られながら、

一人の生活を続けてこられました。悲しみを乗り越えながらの１年半です・・・

最近、ご高齢の叔母さんも、遠方からＡさんの家まで、
面倒を見に通って来るのが大変な様子で、訪問の間合いが開くようになっている。

今日は、家に遊びに出かけることにしました。

お伺いしてビックリ、

家の中が清潔で、綺麗に片付けられていること、それはそれは

男の独り暮らしの家ではありませんでした。

しかも、「お茶を飲んで行きなさい。｣と
とても気の利いたお茶を出していただき、美味しく頂戴しました。

Ａさんの自立の姿を、亡きお母様も向こうの世界から、お喜びになっていることだろうと、
お母様の顔を思い浮かべながら帰途につきました。