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種プロのブログ〜種あったね!

 種プロ(種プロジェクト)は「NPO法人 食の自給ネットワーク」の「種」をテーマにしたプロジェクトチームです。
 流通している野菜の多くは、規格がそろい、経済効率を求める市場に合うように作られた「F1種」です。一方、地域にはその風土に合って継承されてきた野菜があり「在来種」等といわれています。
 種プロは、在来種の栽培に取り組む農家との交流や、種に関する学習等を行っていきます。


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Kisukeの畑から〜北海道の伝統野菜「札幌黄」「サッポロミドリ」の生育日記@ [2025年05月31日(Sat)]
今年の種プロジェクトは、畑などがあるメンバーが「札幌黄(玉ねぎ)」と「サッポロミドリ(えだまめ)」を栽培し生育過程を報告します。

私Kisukeは「さとらんど」の市民農園で畑をお借りして野菜栽培をしています。

札幌黄は入り口付近に一列に、サッポロミドリは、ミニトマト、きゅうりなどのベッドの隣に2列で植えました。どちらもマルチなしで、サッポロミドリは植えてからべたがけしました。

定植日は、5月28日。 苗は前日に「花ときのこのほそがい」の細貝陽子さんから購入しました。細貝さんには、5月24日に種プロジェクト公開学習会「美味しくて、安全な野菜を食卓に」で講師をしていただきました。

札幌黄は昨年も植えたので、そのときにお伝えしましたが、北海道農政事務所が「北海道の伝統野菜」とした野菜7種類のうちのひとつです。日本の玉ねぎ栽培は札幌から始まりました。札幌黄は明治初期にアメリカから種子を導入して試作を開始し、自家採種でつくり継いで確立した最初の品種です。しかし病気に弱く栽培が難しい等の点から、安定したF1品種への転換が進み生産量が減少しました。しかし、札幌黄は辛味、甘味がともに濃く、やわらかい肉質である性質が再評価されています。昨年の栽培はほぼ失敗に終わり、今年こそと成長を願っています。

サッポロミドリは、JAさっぽろが札幌黄と共に「札幌伝統やさい」として取り上げています。雪印種苗株式会社が開発を進めて、1974年に種苗登録された札幌発祥の枝豆です。実入りがよく、甘味があるということですが、果たして・・・。

秋の収穫期には、伝統野菜について語り、収穫した野菜を料理したものを味わう交流会を企画しますのでお楽しみに

サッポロミドリ苗.jpg

札幌黄 植えました.jpg

サッポロミドリ定植.jpg

サッポロミドリべたがけ.jpg
種プロジェクト公開学習会を開催しました! [2025年05月25日(Sun)]
種プロジェクト公開学習会を5月24日(土)に開催しました。
「美味しくて安全な野菜を食卓に」をテーマに、1・5ファームの長良幸さん、花ときのこのほそがいの細貝陽子さんにお越しいただきました。
長さんからは市民とともにコミュニティ農園を運営している経験を踏まえ、不耕起農法の実践について主にお話しいただきました。また令和のコメ不足にも触れ、これからの農業は市民目線の政策が大事になってくるとのことでした。
細貝さんからは原木栽培のきのこづくりや苗づくりのお話に加え、特別支援学校の子ども達との食育の取り組みなどについてお話いただきました。これからは新規就農者の支援や市民・企業との連携した農業にも活動の幅を広げていくとのことでした。
お二人とも70代後半にもかかわらず、これからの農業についてエネルギッシュに語っていただきました。そして、共通している新たな試みが「陸稲」ということ!米も市民レベルでやっていこうということです。まさに私も5月に農家のもみまきを手伝い、余った種もみをもらって育てているところです。畑で稲が収穫できるよう頑張りたいと思います。
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