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種プロのブログ〜種あったね!

 種プロ(種プロジェクト)は「NPO法人 食の自給ネットワーク」の「種」をテーマにしたプロジェクトチームです。
 流通している野菜の多くは、規格がそろい、経済効率を求める市場に合うように作られた「F1種」です。一方、地域にはその風土に合って継承されてきた野菜があり「在来種」等といわれています。
 種プロは、在来種の栽培に取り組む農家との交流や、種に関する学習等を行っていきます。


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F1と固定種 [2021年06月23日(Wed)]
 さて、この大豆育成のテーマですが、本当は「市販されているF1品種をF2、F3…と育てて行ったらどうなるのか」ということが目的でした。

 これは種子法廃止後に、多くの人の嗜好に合うまたは収穫量が極めて多いF1品種を外国企業が開発し、それを独占して販売することで日本農業(ひいては私たちの食)を外国企業が支配してしまうのではないか、またF1品種ではないが、例えばモンサント(現在はバイエルが買収)のように遺伝子組み換え種子と農薬をセットで販売するような戦略が多方面で展開され、人体も地球環境も経済も侵されていくのではないかという不安が生まれてきたからです。

 遺伝子組み換えは別として、F1品種は否定するものではありませんが(不安のある部分もありますが)、種子や農業、食をきちんと考えるなら、自分で育て、採種してみよう、経験しながら学んでいこうというのがこの企画のスタンスです。

 そこで最初に取り組んだのが、育て易い大豆だったのですが…。

 なーんと、選んだ品種「湯あがり娘」はF1品種ではなく、固定種でした!
 湯あがり娘だけではなく、大豆にはF1品種が無いようなんですね。

 ※十数年前の研究資料のようですが、そのようなことが書いてあります。
     ↓
  農林水産省委託革新的農業技術習得研修 
   大豆の品種開発の現状と成果
    作物研究所 大豆育種研究チーム 羽鹿牧太  

 そいうことで、大豆については固定種の自家採種とそれが地域に根差していく中でどう変化していくのかを追跡していきたいと思います。

 F1については、トマトか何かで取り組んでいきたいと思います。

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