今年の種プロジェクトは、畑などがあるメンバーが「札幌黄(玉ねぎ)」と「サッポロミドリ(えだまめ)」を栽培し生育過程を報告します。
私Kisukeは「さとらんど」の市民農園で畑をお借りして野菜栽培をしています。
札幌黄は入り口付近に一列に、サッポロミドリは、ミニトマト、きゅうりなどのベッドの隣に2列で植えました。どちらもマルチなしで、サッポロミドリは植えてからべたがけしました。
定植日は、5月28日。 苗は前日に「花ときのこのほそがい」の細貝陽子さんから購入しました。細貝さんには、5月24日に種プロジェクト公開学習会「美味しくて、安全な野菜を食卓に」で講師をしていただきました。
札幌黄は昨年も植えたので、そのときにお伝えしましたが、北海道農政事務所が「北海道の伝統野菜」とした野菜7種類のうちのひとつです。日本の玉ねぎ栽培は札幌から始まりました。札幌黄は明治初期にアメリカから種子を導入して試作を開始し、自家採種でつくり継いで確立した最初の品種です。しかし病気に弱く栽培が難しい等の点から、安定したF1品種への転換が進み生産量が減少しました。しかし、札幌黄は辛味、甘味がともに濃く、やわらかい肉質である性質が再評価されています。昨年の栽培はほぼ失敗に終わり、今年こそと成長を願っています。
サッポロミドリは、JAさっぽろが札幌黄と共に「札幌伝統やさい」として取り上げています。雪印種苗株式会社が開発を進めて、1974年に種苗登録された札幌発祥の枝豆です。実入りがよく、甘味があるということですが、果たして・・・。
秋の収穫期には、伝統野菜について語り、収穫した野菜を料理したものを味わう交流会を企画しますのでお楽しみに


