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種プロのブログ〜種あったね!

 種プロ(種プロジェクト)は「NPO法人 食の自給ネットワーク」の「種」をテーマにしたプロジェクトチームです。
 流通している野菜の多くは、規格がそろい、経済効率を求める市場に合うように作られた「F1種」です。一方、地域にはその風土に合って継承されてきた野菜があり「在来種」等といわれています。
 種プロは、在来種の栽培に取り組む農家との交流や、種に関する学習等を行っていきます。


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苫小牧の畑2021の1 [2021年05月16日(Sun)]
 種のイロハ実践編では、札幌と苫小牧の大豆栽培の様子を中心に紹介していきます。

 また、私んとこ(苫小牧)の素人家庭菜園の様子も紹介します。

 私んとこは「不耕起栽培」です。
 「家庭菜園の不耕起栽培 水口文夫著 農文協」を参考にしています。
 
 「不耕起栽培」の要点はこんなことです。
 @前に植えた植物の根が朽ちて微生物等の食べ物となる。
 A残った根穴が微生物の繁殖場所になり空気と水を通す。
 B耕起しないのでミミズ、虫その他微生物の生育環境を破
  壊しない。
 Cマルチは、ススキや落ち葉、雑草などを乾かしたものを
  使う。

 「不耕起」と言っても、畝に撒いた鶏糞や石灰を土に混ぜ込むのと小さな雑草を削るのを合わせて行うので、畝の表面の土は動かします。
 でも、鍬で土を起こして深く肥料をすき込むなどはしません。

 10年以上、そうやっていますが、土はフカフカでスコップを入れるのが怖いくらいミミズがたくさんいます。(スコップ入れるとミミズを切っちゃうことがしばしば)

 この本では、有機肥料は奨励していません。
 むしろ冷ややかな感じ。
 その理屈はわかります。
 前の植物の根や有機物マルチ、ミミズや微生物の活躍で土は豊か。
 肥料はあくまでも補足的にやるものなんだから、効率的な化学肥料でいい。
 こういうことです。

 私は逆に、せっかく不耕起やってんだから化学肥料は使いません。
 農家さんではないので。

 
 今年、初めの畑。(2021/5/1)
 去年の秋からなーんにもしていない。
2021-05-16 8.42.22.png
 ひどいね。

 去年、目を出して小さなまま越冬したホウレンソウが大きくなってた。
2021-05-16 8.43.05.png

 んで、雑草を削って貝殻石灰を撒いた。
 全く適当量。
 2021-05-16 9.34.22.png
 3年くらい前からスギナが目立ち始めたんだよね。
 土が酸性に傾くとスギナが増えるというから、石灰を多めに撒いた。
 この後、5/14にももう一回撒いた。

 と思ったら、スギナは土壌を問わないという情報が!
 農業用農薬syngenta HP
 とはいえ、農薬は使わないので、見つけたら引っこ抜いて光合成をさせず、じわじわと衰退させて行くしかないね。多少は居てもいいし。

 去年の植物体の残渣は、まとめておきます。
2021-05-16 8.44.07.png
 通路に敷いたり、白小豆や人参を撒いた上にかぶせたり。
 スズメの砂浴びよけとか。
 残渣があると、小さな害虫とかを食べてくれるコモリグモ(地面を走り回るタイプのクモ)の隠れ家になるし、やがて有機物として地面に漉き込まれていきます。

 さて、次回は、スナップエンドウと大根の種播きなどを。
 
タグ: 不耕起
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