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種プロのブログ〜種あったね!

 種プロ(種プロジェクト)は「NPO法人 食の自給ネットワーク」の「種」をテーマにしたプロジェクトチームです。
 流通している野菜の多くは、規格がそろい、経済効率を求める市場に合うように作られた「F1種」です。一方、地域にはその風土に合って継承されてきた野菜があり「在来種」等といわれています。
 種プロは、在来種の栽培に取り組む農家との交流や、種に関する学習等を行っていきます。


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今年の実践編と札幌の畑 [2022年05月16日(Mon)]
 今年の実践編、札幌の畑の状況です。

 札幌は、メンバーが市民農園を借りて実施しています。

 札幌の畑。
 5月7日に区画割が終わりました。
sapporohatake1.jpg

sapporohatake2.png

 札幌は、ちゃんと農作業の研修経験のあるメンバーがやっているのでキレイ。
 苫小牧とは全く違いますね。
 私(苫小牧)とは、やり方が違いますが、私はこの方法も大切だと思っています。

 もし、例えばほとんどの世帯で何らかの野菜を育てることができるようであれば、世帯同士で野菜のやりとりやお裾分けなどして、市場(しじょう)に頼る割合は少なくなるでしょう。
 きゅうりがなぜ曲がるか、曲げないように育てるには手間がかかる(実が葉っぱの陰にならないようにに満遍なく日光が当たるようにしなくちゃならない)ことなども知って、形に囚われることも無くなるでしょう。甘いだの辛いだのの許容範囲も広くなる。
 でも、今はそうではなく、ほとんどの人が(もちろん私も)市場に依存しています。
 自分で育てる苦労をしなければ、やっぱり曲がっていないきゅうりの方が使いやすいからそっちを求めるし、より味の良いのを求めるでしょう。
 市場がそうであれば、作り手はそれに応じたものを作ります。
 曲がっていないきゅうりは、曲がっているきゅうりよりも「使いやすい」という付加価値がつきますからより高い値で売れる。
 市場で評価が上がれば、需要が高まるので、より効率よく多く作ろうと思うのは当たり前。
 当然、畑もそれに合わせた状態になる。
 野菜の種子もそれに応じたものに変わっていく。
 作業に邪魔で栄養も持っていく雑草を抜き、肥料を入れる。
 こういうこと。

 農薬や肥料(有機、化成に関わらず)はできるだけ使わない方がいいけど、世帯ごとに様々な家族構成や経済状況があることを踏まえれば、家庭菜園もあり、有機農業もあり、慣行農業もあるという状況は大切だと思う。

 私の家だって、子どもが小さな頃は有機野菜をなるべく使おうと努力したけれど、大きくなるに従って他の支出も増えてくると有機の出番は減っていったしね。

 苫小牧と札幌で2通りのやり方を紹介できるのは、恵まれたことだと思います。

 さて、札幌は5月11日に元肥を入れたとのこと。
sapporohatake3.jpg

 左手前が枝豆の栽培地。
 その奥では長芋を定植。
 枝豆の右は牛蒡栽培だそうです。おー正統派。

 5月20日に枝豆を播くそうです。

 苫小牧は28日か6月4日かなあ。
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