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種プロのブログ〜種あったね!

 種プロ(種プロジェクト)は「NPO法人 食の自給ネットワーク」の「種」をテーマにしたプロジェクトチームです。
 流通している野菜の多くは、規格がそろい、経済効率を求める市場に合うように作られた「F1種」です。一方、地域にはその風土に合って継承されてきた野菜があり「在来種」等といわれています。
 種プロは、在来種の栽培に取り組む農家との交流や、種に関する学習等を行っていきます。


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今年の実践編と苫小牧の畑 [2022年05月04日(Wed)]
 種プロ「種のイロハ実践編2022」で育てる内容が決まりました。

 今年はこんな内容です。
 F1品種  きゅうり(黒サンゴ)
 固定種  大豆(サッポロミドリ、湯上がり娘(札幌)、
      だちゃん家の家宝種湯上り男子(苫小牧))
      人参(札幌太)
      カボチャ(東京カボチャ(札幌))
 
 種取りが一番の目的ですが、栽培地による収穫時期の違いや食味の違いなども確かめていきます。

 では、苫小牧の畑「そこつファーム」の様子を紹介しましょう。
 5月2日に整地しましたよ!
 苫小牧は、基本的に不耕起栽培です。
 畑起こしはしません。畝に生えた雑草を取るのに軽く草かきするだけ。  
 こんな感じ。
tomakomaiseiti1.png

 右奥に見えるペレット袋には土が入っていて、ゴボウを栽培します。
 最初の頃は、畝に植えてたんだけど掘り起こすのが大変。
 これは、収穫時に袋を裂けばいいので楽♪
tomakomaiseiti2.png

 左側は私専用の花壇です 笑。
 花壇というより「お花栽培スペース」。
 初めは手前半分だけが花壇だったんだけど、奥のサクランボが成長して日陰部分が広がり、ついにお花スペースが倍になりました。
 手前半分はイブキジャコウソウで覆っていたんですが、去年クローバーが侵入して大変なことに。この日にクローバーをやっつけましたが、クローバーは地下茎で移動して広がるので、粗忽者の上に細かい作業が苦手なそこつファームのレベルではイブキジャコウソウにも甚大な被害が出たのでした…涙。

 さて、話を畑に戻しましょう。
 不耕起なので、肥料は播くあたりに混ぜ込むか、苗なら植える周囲の土に混ぜ込むだけです。
 後は成長したら、葉が広がっている周辺に撒くだけ。
 土の中は、前年の栽培物の根が朽ちたものやミミズの通り穴でフカフカです。
 雑草もそんなにマメに取らないのでその根の朽ちたものも含まれています。
 そして、そこつファームの畑は見てくれが悪いですが、それは通路にいろんな植物の枯れたのが敷いてあるから。
 こんなふうに。
 tomakomaiseiti3.png 

 これには3つの利点があります。
 雑草が生えてくるのを抑えること。
 この上を人が歩くことで土に漉き込まれてそれをミミズや虫、微生物が分解して彼らが移動することで畑全体を豊かにすること、
 食害するイモムシなどを食べてくれるコモリグモの隠れ家になること。

 特に三番目は大事で、キレイに片付けていた時期は食害が多く「そういえば以前はクモが沢山いたよなあ」と思い出し、試しに雑草もある程度残し、こんなふうに枯れ草を置いておいたらコモリグモが戻ってきて食害も減りました。

 さて、ここに栽培するのは、前述のきゅうり、大豆、ニンジン、ゴボウのほか、少量ずつですが、大根、カブ、ナス、ミニトマト、小松菜、白小豆、サンチュ、春菊、青じそ、パセリ、イタリアンパセリ、バジル。
 ハッカ、オレガノ、チャイブ、ミツバ、フキ、ニンニクはもう勝手に生えてます。
 
 ここでは、キヌサヤが種播きのスタートです。今週末かな。
 他は、早くて5月下旬からですね。

 今、咲いてる花はこんな感じ。
 うちのナチュラルガーデン 笑
tomakomaihatakehana1.png

tomakomaihatake3.png 
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