介護保険制度・準市場論 [2011年08月01日(Mon)]
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『分権なくして福祉なし』(「都市問題」公開講座ブックレット22、財団法人東京市政調査会、2011年2月5日開催)を読んだ。
基調講演は、新藤宗幸、パネりストに元厚生労働省の村木局長や日経新聞の淺川澄一さんなどがでている。 論じられているのは、福祉制度における国と自治体の役割だが、その前提として「介護保険制度」を「準市場」(報酬の上限等の制限があるが、参入企業・NPO等の競争で事業を進める)としたのがよいのか、悪いのかという基本問題である。 準市場論により、国や自治体の責任逃れがあるのではないか、ことに国の福祉についての責任放棄があるのではないか、と言う点を議論している。 福祉制度に市場論を導入すること自体はかまわないが、それが「責任放棄」になってはかなわない。 目下の介護保険制度の劣化は、この基本問題に帰って整理することが問われているのかもしれない。こうしたことを考えされるブックレットだ。 |
Posted by
田中尚輝
at 23:45



