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NPO事務局はリーダーか否か [2016年04月01日(Fri)]
私は、NPO事務局メンバーはリーダーの位置を占めていると思っている。単なる事務職ではない。外からも、内からも軸になるところだから。

明日、あるNPOの事務局で以下のようなお話する。

NPOのミッションと理事会・事務局の役割


              認定NPO法人市民福祉団体全国協議会

   専務理事 田中尚輝


1.NPOにおけるミッションと実務の矛盾

1)NPOはミッションが軸

2)ただし、ミッションの具体化のための実務が生じる⇒ミッションを達成しようとするほど実務が多くなる⇒これに収入が並行して多くなるわけではない。


2.NPO全体の目的は「公共善」のより高い実現にある

 1)「公共善」とは、社会の基礎的なソフト上の仕組み(逆:公共財=橋、道路など)を創り上げる

 2)人間の歴史的価値観を創り上げる作業であり、金価値&賃金基準という資本主義論理を超える価値を追求する


3.NPOがめざすもの

 1)世の中をよくする⇒当面する課題だけではなく

 2)労働条件は、民間の同一労働の平均と同じようになるように努力する⇒収益事業の創設


4.勤務手当.労働法体系との矛盾

 1)NPOは、ミッションの達成のためにある。したがって、賃労働+αの仕事をするのは当然。賃労働以外の仕事はボラン   

  ティア⇒一般の人がボランティア活動をするのに労働時間にプラスすることはない。⇒NPO職員は一般の労働者以上に

  ボランティア活動をするのは当たり前

   #介護系NPOの場合 賃労働+ボランティア活動が雇用条件になる(ボランティア活動=無償、あるいは最低賃金以下の有償ボランティア)

 2)労働法規とNPO

  制度事業を受託する場合には、「労働協約」が条件とされるが、これは労働法制にのっとって決められる。有給休暇、超過勤務手当など。

  これに縛られる必要があるが、ボランティア活動との組み合わせ。


5.NPOのリーダーと賃金労働者

 1)自分をどちらに位置付けるか?

   @ミッションリーダー

   A賃金労働者

 2)役員、事務局前ンバーは役割りとしてはリーダーとして位置づけられる

Posted by 田中尚輝 at 11:40
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