第15回 甲南女子大の社会事業について考える [2011年02月10日(Thu)]
(この記事は、甲南女子大学「社会起業論2」の受講生を主な対象として書いています。)
最終回は2月3日でした。配布した授業レジュメは下記でした。 最終回のテーマは「甲南女子大の社会事業」で、ボランティアセンターが掲げる「神戸7つのケア」を参照して、甲南女子大の強みを活かした社会活動の構想をみんなで練りました。まず、大学が持つ強みについては、学生や教員などの「人」に関する部分と、図書館や蔵書、バスなどの「施設」に関するものに大別されるようでした。 (写真は、施設関連の意見) 次に、強みを活かした社会活動について、「多様な人のあり方のケア」「地域社会の発展へのケア」「地球社会の課題へのケア」の3つのグループに分かれて意見を出し合いました。いろんな意見が出ましたが、「多言語を話せる学生がいること」と「立派なスクールバスがあること」をかけ合わせた「神戸に来た外国人住民のための生活オリエンテーションバスツアー」というアイデアが秀逸でした! さて、昨日までにレポートを拝読し、評価しました。まずまずのできでしたが、社会起業家についての認識をもっと深めてもらう工夫も必要だったのではないかと、やや反省もしました。今期は学生と教員との距離が近い、アットホームな授業が展開できたと思います。一方で、もう少し学びのハードルをあげても良かったかもしれません。次に生かしたいと思います。 みなさんもこれからの人生に、授業で学んだことのエッセンスを活かしてくださいね。 半年間、お疲れ様でした! 2月10日 田村太郎 |