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仕事の再開について [2009年11月11日(Wed)]


お世話になっているみなさまへ

先週はすべての仕事をキャンセルさせて頂きました。関係者の皆様にはたいへんご迷惑をおかけしましたこと、深くお詫びいたします。メールもたくさんいただき、本当に心強かったです。近況を報告させて頂きます。

10月18日に人工呼吸器をつけて2週間。外せる目処も立たないまま、おなかの腫瘍が腫れてくる息子の様子を心配しながら見つめておりましたが、月末には腎機能に障害が出て危険な状態となりました。11月2日に人工透析をつけていただいて様子を見ましたが、3日には肝機能も厳しくなり、アシドーシスという、血液が酸化する状態になりました。「もって1,2日です、今日は祝日でもあるので、親戚の方にもご連絡ください」とお話をうけ、意識のない息子の前で、悔しさとむなしさで涙を流しました。人生でこんなに涙を流した1週間はありませんでした。

しかし、本当にあの手この手で治療を尽くして頂いたおかげで、アシドーシスが治まり、鎮静剤の量を少なくして頂くと、息子の意識も少しずつ、回復してきました。昨日は腕も動かすようになり、本当に驚いています。まだ人工呼吸器と人工透析器のお世話になりながらですが、当面の危機は回避できたようです。スゴイ生命力だと、我が子ながら、感心します。

そんなわけで、今週より、仕事を再開させて頂きました。昨日は福知山で災害時外国人サポーター研修、本日は笹川平和財団の研究会と、ダイバーシティ研究所主催の東京でのセミナーに出させてもらいました。(最後までいられず、参加者のみなさんには失礼いたしました)

明日の滋賀県での多文化共生コーディネータ養成講座、13日の岐阜での介護セミナーも、予定通り対応させて頂きます。また来週はJIAMの多文化共生マネジャー研修です。各地でみなさんとお会いできますことを楽しみにしています。

ところで、交通事故や外科的な治療なら、これで「ああよかった、三途の川から戻ってきた!」でハッピーエンドなのですが、息子の治療の本丸は腫瘍です。こちらはこの間、治療ができていなくて、おなかは腫れたままです。これからどんなことが起こるのか、全く予想がつかず、不安はまだ尽きないのですが、今回の危機を乗り切った勢いで、腫瘍の方も退縮してくれるのを祈るばかりです。またどうしても、家族との時間を優先しなければならなくなった際は、どうかご容赦ください。

今後とも、引き続きご高配のほど、よろしくお願いいたします。

11月10日
田村太郎
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コメント

田村さん

大変な時期に向き合ってられること、
とてつもない気持ちを抱えて向き合ってられること、
息子さんが命を燃やしてがんばってられること、
ご家族で命と向き合ってられること

とても表現しえない感情がめぐりめぐってること

どうか、宇宙や地球の力や、見守ってくれているあらゆる存在が 力をかしてくれますように、どうか、
心からお祈りします。

どうか、祈りが届いて力をかしてくれますように。

ご自愛も忘れないようお願いします。

どうか。



Posted by: いしうら  at 2009年11月13日(Fri) 21:57

ひと山越えて腕を動かされるまでになったとのこと、安心しました。ホントに生命力の強さというか、生きたいと願う気持ちの強さに感心します。

まだまだ代役を務めるには程遠く、こんなときにお力になれなくて悔しい気持ちでいっぱいですが、息子さんに負けないくらいの想いで精進します。
田村さんもご自愛ください。
Posted by: 土井  at 2009年11月11日(Wed) 19:11