32年間信愛寮で過ごされたA様。
退所先を探し始める事をご本人に伝えてからほぼ1年。ようやく次の住まいが見つかりました。
「いつまでここにいるんだ。早く出してくれ。」と言われ、
「順番待ちだからいつになるか分からない。」とやりとりした矢先、
「ここにいて良いんだな。これからも頼むよ。」と正反対の言葉をおっしゃることも頻繁にありました。

ナースコールで呼ばれ続け、一日中お部屋で質問攻めにあうことも…。
自分の思いをそのまま言葉にすることが難しいA様ですが、信愛寮がどういうところか、自身の心身状況が適していないことは誰よりも分かっており、それでも信愛寮でこの先も暮らしていきたい。という複雑な心境は痛いほど伝わってきました。

信愛寮に来てからの6年間で最も退所支援というものを考え、検討を重ね、私個人のみならず部署としてもとても勉強させて頂いた日々でした。
A様にとって、これからの生活が心穏やかなものでありますように…。

多摩同胞会では、毎年３月のこの時期に新入職員基礎研修を実施しています。

コロナ前は、座学の合間に介護スキル研修を入れて、児童施設など介護職以外の職員も移動介助や食事介助方法などを学んでいました。
コロナ禍で対面での研修ができない間は、オンラインを活用した研修となり昨年度からようやく全講義が対面で開催できることになりました。

昨年度からは、研修最終日には高齢施設配属職員は府中地区３施設を、児童施設職員は各児童施設を見学することとしました。
同じ府中市内にある特養３施設も自施設以外はほとんど訪れることはないので、新人の方々にはとてもよい体験になったのではと思います。移動中の車両のなかでもいろいろとおしゃべりもできますしね。

今年は３月27日から29日まで、20人のさまざまな職種の職員が参加し社会福祉法人多摩同胞会の一員となるための学びの時間を共有しました。

今年は桜の開花が遅れたので、満開の桜を見ながら初出勤できるのがうれしいですね。
多摩同胞会に仲間入りした職員をどうぞよろしくお願いいたします。

相談センターでは、生活支援コーディネーターとして町会などの地域の活動や集まりの場へ出向き、地域の方々の生活の現状や地域としての取り組みなどを伺っています。区役所職員と一緒に行くこともあるため、地域の方々からは「区の人」と見られることが多いです。
そこで、ぱっと見てわかるようウィンドブレーカーを作成しました。これで区民の皆様に「生活支援コーディネーターの人ね」と、少しずつでも認識してもらえると期待しています。

春到来、そして新しい年度を迎えようとしています。
新しいことへの挑戦、再スタート、出会いと別れなど思い浮かぶものは皆さんそれぞれではないでしょうか。
私自身も「こんなことに挑戦してみようかな」とか「仕事ではこんなことがしてみたいな」など、頭の中でアイデアがグルグル回っています。
リフレッシュ保育室にお子さんを預けてリフレッシュの時間を作ってみたり、交流ひろばでお子さんと遊ぶ時間を作ってみたり･･･
たっちを利用される方も素敵な春をお過ごしください。

日に日に暖かくなり、外の景色にも野花の彩りが見られ、春を感じられることが増えてきました。
あさひ苑の周りの桜並木はご存じの方も多くいらっしゃいますが、実はたんぽぽが咲いている場所も多く、鮮やかな黄色を目にすることができます。
さて、春といえば色明るい季節でもありますが、一方で旅立ちの季節でもあります。
当苑でも人事異動が発表され、引継ぎ作業に追われる日々を過ごしています。

根を張り足元を固める職員
次へ向けて飛び立つ職員

立場は様々ですが、どんな場所でも明るく力強く輝けるよう、今を大切にしていきたいと思います。

ほほえみプラザでは先日、ボランティアによるピアノの演奏会が行われました。
今回演奏して下さった方は、なんと絶対音感の持ち主で、即興で演奏できるすごいスキルの持ち主です。
利用者のみなさまのリクエストに応えてくれたり、お話の中で次に演奏する曲を決めたり。
始終歌って聴いて手拍子して、とっても楽しい時間を過ごされました。

しらとりでは、中高生を対象に“しらとり学習サポートサロンSKY”を実施しています。
毎週月曜の17時30分から20時30分の時間で、中学生や高校生と一緒に勉強をしたり、おしゃべりを楽しんだりしています。
学習サポートサロンSKYではイベントが年に数回あり、3月末は卒業・進級のお祝いの食事会を行いました。みんなで「メニューどうする？なに食べる？」と食事会前から盛り上がり、当日もみんなでおしゃべりしながら楽しい時間を過ごしました。
学習サポートサロンSKYは来年度も実施します。新メンバーも募集しているので、どうぞお気軽にお問い合わせください。

「1月往ぬる2月逃げる3月去る」なんて言うそうです。ご多分に漏れず、泉苑でも年が明けてから新年度までの毎日は慌ただしかったり、働いている私たちも日頃の疲れが出たり…。いろいろな事が積み重なって気が付くと難しい顔になっていることがあります。私のそんな時の解消法は4階に上がること。
実は泉苑の4階からは富士山と周りの山々がとてもきれいに見えるんです。「あぁ、富士山また白くなったなぁ、雪が降ったんだなぁ。」とか「空が少しかすんできてるってことは春に向かっているんだなぁ。」とか思いながら広い景色を見て気分転換しています。今日は富士山のてっぺんは雲に隠れちゃっていましたが、抜けるような青空を見ながら大きく深呼吸をしてきました。

　訪問リハビリに同行しました。Ａ様から“図書館に行きたい”とご希望があり、リハビリの先生と一緒に図書館へ。図書館へ行くと、目の色が変わり、色々な本を手に取り、内容を教えてくださいました。最近はリハビリの一環で、毎週図書館へ行っており、ご本人はとてもこの日を楽しみにされているそうです。
　帰りの道のりは、行きよりも、歩行の速度が速くお元気でした。毎日の生活に楽しみを持つことの大切さがわかりました。

2024年の春分の日は3月20日です。
期間でいうと3月20日から4月3日くらいまでになるようです。
この時期は、土の中で冬ごもりしていた虫たちが、活動を始める頃でもあり、太陽については、真東から昇って真西に沈むため、昼と夜の長さがほぼ同じになるそうです。
春分の日は、「自然をたたえ、生物をいつくしむ」趣旨の国民の祝日になっています。

穏やかな日が続く中、みなさんはどのように過ごされますか。