9/30が「クルミの日」というのはみなさん御存じでしょうか。
クルミの愛好家が「く(9)るみ(3)はまるい(0)」という語呂合せで制定したとか。
このクルミに含まれる栄養素は脳の記憶力低下を防ぎ、前頭葉の機能も高める効果があるためアルツハイマー病にも高い予防効果が期待されていて、別名ブレインフードとも呼ばれているそうです。
このため泉苑ではクルミを食事に大幅に取り入れて・・・などという動きは今のところありませんが、以前から「インゲンのクルミ和え」「豆腐のクルミ味噌焼き」などのメニューがあり、知ってか知らずか、皆さんの記憶力低下予防に一役買ってくれていたようです。
厨房の皆様に感謝ですね。

ひろばでは、みなさんに季節を感じていただけるように、室内の装飾に創意工夫をこらしています。
今は、秋の雰囲気を感じられるよう見上げるとぶどうが実っています。
壁面には、トンボが飛び、コスモスが咲く中、栗や柿や洋梨やリンゴの車に乗った動物さん達が楽しそうにおでかけする様子が飾られています。
季節ごとに変わっていく、ひろばの四季を是非楽しみにいらしてください。

お彼岸の中日に、おはぎを頂きました。
美味しいとおっしゃる方、ご先祖様のお話をして下さる方、おはぎ作りの名人だった方、いろんなお話から、またご利用者の皆さんの新たな一面を知る事が出来ました。

岩本町ほほえみプラザの秋の工作第一弾は
芸術の秋という事で「お月見の貼り絵」でした。
職員が貼り絵の様子を見ているとAさんが
「月見の団子はよそ様が勝手に食べても怒られないんだよ。」
とおっしゃり、隣の方が
「月が食べたことになるからね。」
と続けておっしゃったので職員が
「月が食べても捕まえられませんもんね。」
と言うと
「風情がないね。」と大笑い。
芸術の秋でもあり食欲の秋でもある秋。
秋の到来をほのかに感じる時間でした。

9月も下旬に入り、少しずつ肌寒さを感じる季節になってきました。もうすぐ運動会があるところも多いのではないでしょうか。保育室のお散歩中に小学校の近くを通ると運動会の練習をしている子ども達の元気な声が聞こえてきます。運動会の練習を真剣に見つめる保育室の子ども達。公園に到着すると運動会のマネっこなのか「よーい、どん！」と花壇の周りをぐるぐる走りだしました。汗びっしょりになるまでみんなで走りました。一番になる事よりもみんなで走ることを楽しむ子どもたちの姿を見て、なんだが嬉しくなりました。

数年前まで敬老のお祝いに折り鶴を作り、地域の参加ご利用者に渡していました。今年度担当部署も変わり、ご利用者との活動時間に鶴を一緒に折ってみました。ご利用者にはちょっと難しい折り方でしたが、出来上がりに喜ばれていました。紅白色違いのものを折りセットにして、その場にいたご利用者にお渡ししました。

先日外出活動を行い両国国技館にて相撲観戦に行ってきました。普段テレビで相撲を見ているご利用者はたくさんいらっしゃいますが、実際見に行くとなると皆さん大喜びでした。国技館に入り最初は緊張していたご様子でしたが、応援している力士が勝つと「やったね！」と喜ばれていらっしゃいました。
ご利用者にアンケートを取ると皆さん相撲が見たいとの声が多く、一昨年から外出活動の一つとして取り入れています。まだ希望している方全員には相撲観戦できていないですが、今後も取り組んで行きたいと思っております。

一粒ごとに息を止めて慎重にアイロンビーズを置いていきます。
見ている側も緊張の一瞬を一緒に見届けます。

始めは「何色にしようかな〜？ここは顔にしよう！」とお話ししながら進めていきますが、完成が近づくにつれて言葉数は少なくなり集中モードになる子どもたち。そーっとそーっと慎重に置いて完成した時の喜び・嬉しさとホッとした安堵の様子、そこから得る達成感は大きいと思います。

アイロンをかけ完成したビーズをみつめながら「お母さんに見せてあげるの♪」と嬉しそうにお話ししてくれます！

緑苑では先日の9月17日に、「敬老会のつどい」が行われました。
写真に写っているのは上寿を迎え、式典でスピーチを読まれたご利用者の方です。
手に持っているのは原稿で、とてもきれいな字で丁寧な文章が書かれていました。
前日はとても緊張していらっしゃいましたが、大役を務めた当日は大きな拍手に包まれてとても素敵な笑顔でした。

社会福祉法の改正により、今年度より一定規模以上の社会福祉法人には公認会計士または監査法人による会計監査人監査が義務付けられました。対象になる社会福祉法人は今後徐々に拡大していくことになっています。

当法人では、今年度から対象になることが予測されていたため、平成27年度にプロポーザルによる選定と予備調査を行い、昨年平成28年度はアドバイザリー契約のもとで内部統制の充実や研修等の準備を行ってきました。約10年前から事務局体制となったことも功を奏して、おかげさまで予備調査とアドバイザリー契約では大きな指摘事項もなく無事に今年度の法定監査の開始を迎えることができました。

監査法人による法定監査では、まず当年度の機首残高＝昨年度の決算を確認されます。通常の上場企業では上場時点からの監査報告がたとえ他の監査法人からであっても引き継がれるのに対して、社会福祉法人の場合は所轄庁（東京都）の監査報告が引き継がれるわけではないので、当年度の機首残高を確認することは法人設立以来からの会計処理の「適切さ」を確認されることになります。

自分が入職するよりう〜んと過去の根拠資料（法人創設当時の土地の価格の根拠や昭和の時代の大規模改修工事の契約書などなど）を求められ、一度資料を提出するとさらに追加の確認事項が届くという繰り返しでしたが、当時をご存知の役員や管理職のみなさまにお話を伺いながら、事務局全体で協力し取り組み、書類保管庫に何度も潜り、ようやくほぼすべての質問に回答する資料を「発掘」することができました。

法人の歴史をあらためて実感するとともに、文書管理の大切さをひしひしと感じる今日この頃です。

※写真はかつての事務長が手書きで残された武蔵台の敷地における建物の変遷図です。