勤務を終え、帰宅しようと職員駐輪場に向かった時のことです。
駐輪場の片隅で自転車の修理をしている職員を見かけました。
私は思わず「パンク修理までこなしちゃうんですね。」と声を掛けました。
昔よく自転車のパンク修理をしてくれた父のことを思い出します。
壊れたら捨てる。ではなく、壊れても直せば使えるという考え方です。
カスタマイズしたり、自分で修理するとより愛着が湧くものです。
思えば、泉苑には修理して直した箇所が数えきれないほどあります。
多くの先輩方の気持ちが詰まった施設だと感じます。
家路に向かう傍らで、引き継いでいかなければならない責任に身が引き締まりました。
写真は、剥がれかかった木製のドアを銅版で補強しています。この銅版は、1980年代の「しんあい工房」にて使用していた材料で、余ったものを現在まで大切に保管していました。
(事務局 オフショア)