高齢者あんしんセンター神田では、月２回神田はあとカフェ（認知症カフェ）を開催しています。
9月は、14日（土）かんだ連雀で、24日（火）岩本町ほほえみプラザで、千代田区社会福祉協議会ちよだボランティアセンターの防災士の方をお招きして「防災・災害のお話」をしていただきました。
以前は、災害は忘れたころにやってくると言いましたが、近年は、１年に何回も各地で地震や大雨の被害があり、普段からの備えが大切だなと実感させられます。
防災士の方によると、防災で大切なことは、日頃からの備え（家具の固定、食料品の確保など）に加え、日頃からの繋がり（隣近所で助け合える関係）だそうです。人とのつながりは一朝一夕というわけにはいきません。普段から意識しておきたいと思いました。

かんだ連雀では9月15日に敬老祝賀会・敬老会を行いました。昼食はお祝い御膳をご用意し、「刺身」や「てんぷら」など普段より豪華なお食事を召し上がっていただきました。皆様に伺ったところ特に「刺身」がよかったとの声が多くありましたが、全部おいしかったと大変好評で楽しまれていました。
また、14時頃から1階のホールに全入居者の皆様に集まっていただき、数年ぶりに敬老会を開催いたしました。昨年までの数年間は各フロアで行っていましたが、久しぶりに1階で開催しご利用者様より「こうやってみんなで集合してやるのは楽しいね！」、「職員の余興もよかったよ」とのお声をいただきました。
皆様本当におめでとうございます。

時代が移り変わり最新の機械もたくさん出てきている。そんな中、60年以上も前、ご自身が20歳前から神田にあるご自宅1階で使っている機械があります。
現在86歳となる、ご利用者のOさん、今でも現役で「月に4、５回は機械を動かして封筒を作っているんです。」と教えて下さいました。それが手前にある2〜3ｍはありそうな縦長の大きな機械。また、その右後ろには800枚以上もの紙を縦横正確な位置を測り、一気に裁断する大きな機械、「これでしか出来ない細やかな作業が必要な裁断の仕事があるんだよ。」と動作を交えながら熱い思いを語って下さいました。
「身体が動くうちは、会社の為にも自分に出来ることは手伝いたいし、人手不足もあり、そこを補えればと思っています。長年の経験と確かな知識、技術力が必要な仕事でもある。」と語られるOさんの姿に職人魂を感じました。
さらに「束になった紙はね、すごく重いよ！」と力のいる仕事でもあるとのこと。
ご自身の仕事に誇りをもって、今尚現役で会社を支えていらっしゃる姿に感動いたしました。



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

高齢者あんしんセンター神田（千代田区神田地域包括支援センター）の近隣にある区営松下町住宅の1階『千桜ホール』で、社会福祉法人『いちえ会』が毎月1回『千桜cafe』を開催しています。
8月末、『認知症等なんでも座談会』というテーマで『出張/神田で元気にながいき教室』として、企画のご依頼をお引き受けしました。
A4サイズで5枚のトランプカードを作成し、
『介護が必要になったら誰に相談しますか？』
『介護を受けるようになったらどんな気持ちになると思いますか？』
『自分が認知症だと思う時がありますか？』
『認知症になったら何が困ると思いますか？』
『認知症になったら何があれば安心に暮らせると思いますか？』
という内容について、参加者の皆様に引いていただき、各テーブルで、意見交換をしました。
印象的だったのは、『やさしさ』や『愛』があると、認知症になっても安心して暮らせると思うというご意見でした。
また、『自分が介護の必要なタイミングがわからないので、誰に聞けばよいのか？』という当事者だからこそ出てくる貴重なご意見もいただきました。
感激だったのは、14名参加者全員が、高齢者あんしんセンター神田をご存じだったということです。口々に「何かあれば相談に行くから！」と声を掛けて頂きました。
今年4月、高齢者あんしんセンター神田に異動になり、初めて地域の方と一体となれた有意義かつ、楽しい時間でした。
参考になるご意見をたくさん得ましたので、今後の業務に反映させていただきます。

久々に東北の実家に帰りました。
近所にある鳥居です。年季の入った立派な鳥居は相変わらず大きいなと実感しました。
昔は、夕方になると気温が下がり過ごしやすかったのですが、数年前から夕方でも気温が下がらず猛暑です。エアコンがないと夜も過ごせないと親は嘆いていました。
最近は地球温暖化の影響で異常気象が続いていますが、よくご入居者方と台風や雷雨の天気の話をします。「孫たちが成長した頃にはどうなるのか想像もつかないけれど…」と心配をする声も聴きますが、地球温暖化をストップできるよう、水や電気の無駄が無いように、ご入居者方と微力ながらエコに取り組んでいます。

ご家族から差し入れに梨を頂いたご入居者がいらっしゃいました。
ご本人より、ご家族に「なにか果物が食べたい」と面会の時にリクエストしたそうです。
食べやすい大きさに切って、「初物ですね。初物を食べると長生きするそうですよ！！」と声を掛けて提供しました。梨が美味しかった様子で夢中で、「甘いわ。」と用意した分をペロッと召し上がっていました。
美味しくてなによりでした。

毎日、外に出かけるのも躊躇してしまう暑さが続いていますね。
私たち、高齢者あんしんセンター神田では、日々千代田区内の様々なお宅を訪問し、高齢者の方が猛暑の中で元気にお過ごしか、ご様子伺いをさせていただいています。
その中で感じるのは、この猛暑の中でもエアコンを使わずに過ごされている方がとても多いということです。
「昔はエアコンなんて無かったんだから。」
「下手に使っちゃうと暑さに弱くなっちゃうし、必要以上に身体が冷えちゃうよ。」
等、その逞しさには頭が下がるばかりですが、暑い日はエアコンを適切に使っていただくようお声掛けをしております。
また様々な家電や熱中症対策グッズを上手に活用している方もいらっしゃり、とても勉強になります。温度調整だけでなく、こまめな水分補給や栄養補給も熱中症予防には大事な要素だそうです。
これからも、様々なお宅を回っているからこそ得られるノウハウや、正確な情報を1人でも多くの方にお届けし、健康な暮らしの一助になれればと思います。

梅雨が明け、連日の猛暑により、自転車等での外移動は大変な状況です。皆様はどのような暑さ対策をしているでしょうか？携帯用の扇風機、首に巻く冷却用のマフラー等、暑さ対策グッズは沢山ありますが、それだけでは体力を奪われてしまいがちです。
そこで、この猛暑を乗り切るため、効果的なアイテムとして辿り着いたのがこの「扇風機付きジャケット」です。小型の扇風機が左右2台搭載されており、風量も変更可能なので、とても涼しく、快適でオススメです。それ以外にまめな水分補給に気を付け、この猛暑を共に乗り越えましょう。

お花のシーズンが梅雨の時期に咲いていた紫陽花からヒマワリに変わりつつありますが、紫陽花からヒマワリに変わると、「一年の半分が過ぎたんだなと感じますね」とご利用者とお話しました。
梅雨が明けると暑い夏が本格的になりますが、「これから甲子園やオリンピックが始まるから、スポーツが好きな人には楽しみが増えます」とお話をすると、「楽しみだね」とおっしゃっていらっしゃいました。
梅雨前から暑い日が増えているので、お花を楽しんだりスポーツの応援に熱を入れつつ、ご利用者・職員共に熱中症にならないように気を付けなければいけないなと感じた今日この頃です。

かんだ連雀では地域公益活動の一環として、すみれ会というボランティア組織を中心とした「あいのり買い物ワゴン」という活動があります。
ご自宅と都会では数少ない大きめのスーパーをお車で送迎し、ボランティアさんとともにお買い物を楽しんでいただいています。
月2回ご利用いただいているヨシさんは、普段はヘルパーさんに作ってもらう食事の材料やおやつや雑貨などを購入されていますが、本日は3日後にお盆の入りの日を控え、お盆用のお供えセットをいのいちばんに買い物かごに入れました。
一昨年、長年連れ添われたご主人が他界され、「お父さんが帰って来るからね」と、お盆を迎える準備に余念がありません。昔ながらの行事を大切にされているご様子は、ボランティアの皆さんや若い職員達にとって、心を打たれるものがあります。
ヨシさんのご主人、ご先祖の皆さま、ヨシさんのところへ迷わずに来られますように…。