かんだ連雀 特別養護老人ホームでは毎年恒例の買い物サロンを行いました。

このコロナ禍で外出をすることが出来ませんが、この買い物サロンで、ご利用者の皆さまの活き活きとした表情が見られ、いつも以上にお話が弾み、和気藹々とした時間を過ごせました。
「この服、似合うかしら〜」
「色は派手な方がいいわ〜」
など、それぞれのお好みの服を手に取ってみては
「お兄さん、この服どうかしら？」
と、周りにいた方々と一緒になって服選びをして、決めた時の満足そうな表情は、とても刺激のある時間を過ごせていたのではないかなと思います。

特別養護老人ホーム かんだ連雀では元日の昼食に、お雑煮とおせち料理をお出ししています。
関東風のお雑煮に、きんとん、伊達巻など定番の物が並ぶ中、目を引くのは豚の角煮…
前日からコトコト煮込んだ角煮は、トロトロで盛り付けるのが大変なほどでした。
ご利用者の皆様からも「美味しかった」とお褒めの言葉をたくさん頂きました。
今年も一年、出来るだけ多くの「美味しかった」を聞けるよう精進したいと思います。

長年愛用していたお気に入りの靴。
靴底が擦り減っていた為、買い替えたいと希望があり福祉用具担当の方に手配してもらいました。

歩きやすさ、履き心地、転びにくさを考え合う靴をいくつか持ってきてもらいました。
「この中から選んでいいの？小豆色も可愛いわね。こっちのピンクもいいわね」
「これ履き心地もいいわ。デイサービスに履いていくわ」
と楽しそうに選んで決めていました。

昌平橋と聖橋、その間を結ぶ相生坂は、タイミングが合うと丸の内線と中央線、総武線が同時に交差する風景をみることができます。
寒空の下、絶好の機会を狙って朝に夕に、カメラや携帯を構える鉄道ファンを毎日見かけます。

最近自宅訪問すると、緊急事態宣言は明けたものの、長い期間の“自粛慣れ”で、外出の機会が減ったとの声を多く伺います。
「私は毎日昌平橋から湯島聖堂まで坂道を歩いているから元気よ」と仰っていた方も、先日伺うと「不安だからと外出しなくなって足腰が弱った」と嘆かれていました。
散歩は足だけでなく、体全体や気分、感覚の向上にもつながります。気兼ねなく街歩きができる日が、早く来ますように。

ご入居者のK様は、よくホームの廊下や食堂などを気ままにお散歩しています。
物静かな方ですが、通りがかりに挨拶をすると「おう」とハイタッチを返してくださったり、お茶目な一面をのぞかせることも。
先日、職員が廊下の長椅子で作業をしていると、お散歩をしていたK様が隣に腰掛けました。
お散歩に疲れたのか、背もたれにゆったりと背中を預け、持っていた雑誌をパラパラと眺めてくつろいでいます。
しばらくのあいだ並んで腰かけ、ゆったりとした時間が流れました。
こちらが作業を終え、一声かけて長椅子を離れると、K様も少し経ってからお散歩を再開していました。

少しの時間でしたが、のんびりとしたひと時を共有できて、こちらも和やかな気持ちになれました。

施設周辺の樹々も葉を落とし、冬の訪れが感じられるようになってきました。

街中にはコロナ感染者数の減少により、冬の装いの人たちが多く繰り出し始めています。
しかしながら、冬に本格的に突入するとコロナ感染者数が再び増加することが懸念されています。
業務中にご利用者の方々とも「今は感染者数が少ないけど、お互いに油断せず過ごさないと」と、注意し合う話題に自然となります。
引き続き気を引き締めて冬を迎えたいと思っています。

先日、ホーム各階ごとにおやつ作りを行ないました。
今回はジャンボどら焼きです。

ホットプレートで大きい生地を焼き、盛り付けはご入居者の皆さんに手伝っていただきました。
大きな生地につぶあんを拡げ、ホイップクリームを絞り出します。「私やらないわ」とあまり乗り気でなかった方も、クリームの袋を渡すとしっかり協力してくださり、こちらも思わず嬉しくなりました。
最後の仕上げに生地を重ね、軽く押して馴染ませます。顔より大きいどら焼きに、感慨もひとしおです。
ケーキのように切り分け、皆様ペロリと召し上がっていました。

秋も深まり、寒さを感じるころになって参りました。

かんだ連雀デイサービスでは折り紙でもみじ作りを行っています。
折り紙を四等分に切る人、もみじのパーツを折る人、折ったパーツを7枚つなぎ合わせてもみじの形にする人…「適材適所」の分担作業です。
それぞれにお話をしながら折ったり、鼻歌を歌いながら糊付けしたりと和やかな雰囲気の中みるみるうちに真っ赤なもみじが出来上がっていきます。
デイサービスの窓ガラスは絶好の紅葉狩りのポイントになりました。

かんだ連雀がある千代田区では、区のホームページ（トップページ）上で、区に関わる様々な方が感染の再拡大防止と街の賑わいを応援するメッセージをリレー形式で発信しています。

千代田区医師会、千代田区商店街連合会、鉄道各社、消防や警察署、さらには神田明神や大使館、千代田区にある企業などなど、多くの方が想いを伝えています。

そして、かんだ連雀内にある高齢者あんしんセンター神田からも、神田に住む皆さんにメッセージをお届けする日がやってきました！　
近日中に公開されますので、ぜひ、千代田区のホームページをチェックしてみてください。

本日１０月２２日は『平安遷都の日』と『パラシュート記念日』の日だそうです。
『平安遷都』は７９４年に桓武天皇が長岡京から平安京へ移られたことが由来とされ、『パラシュート記念日』は、１７９７年にフランスのアンドレ・ジャック・ガネランという方が高度９００メートルにあった気球から直径７メートルの大きな傘のようなもの(パラシュート)で飛び降りたことが由来とされているそうです。

タイムマシンはないので当時の光景が見られないのが残念ですが、どんな風景だったのか、タイムマシンがあったら当時の風景を見てみたいねと、ご利用者と話しました。