10月は寒暖の差が激しく、11月になると最近は風の冷たさが特に感じられるようになりました。ここのところ体調を崩される方も多いように思います。
　かくいう私も10月の半ばころに風邪をひき、一度よくなった思ったところまたぶり返してしまいお休みをした時期がありました。
　巷ではインフルエンザが少し早く流行ってもいるようですが、先日かんだ連雀ではインフルエンザの予防接種が行われました。私も予防接種を活用し、日々の体調に気を付けていきたいと思います。

五階ご入居者のM様は歯磨きが苦手で介助を行う職員を選んでいます。
M様は歯茎の痛みから口を閉じてしまうことがあります。その度「大丈夫ですよ、頑張って下さい」と職員が声をかけ、歯磨きの介助を行なっています。「ピカピカになりましたよ」とM様に伝えると、笑顔を見せてくださいます。それにつられて自分も笑顔になります。M様がおいしいご飯を食べられるように毎日頑張って磨きます。

ご入居者のご家族にもボランティアとしてご協力いただき、不定期開催となっていた書道活動を、まずは月2回のペースで開催しています。
何度も試し書きを重ね、本番に挑む姿は真剣そのもの。書き終えたあとは達成感から笑顔あふれ、和やかな雰囲気の中で皆様楽しんで参加されていました。

今年から特別養護老人ホームかんだ連雀にSさんが働くことになりました。Sさんは母国から日本に福祉の勉強をしに来ています。最初は戸惑いながら行なっていましたが、徐々に環境に慣れ持ち前の明るさとコミュニケーション能力を発揮してご利用者と打ち解けています。色々なことを学んで、かんだ連雀の未来に携わるように頑張ってほしいです。

千代田区社会福祉協議会の主催で開催されるサロンに参加をされ、手芸工作を楽しまれているTさん。
お部屋にはご自身で作った作品が飾られています。
過去の作品から最近の作品まで見せて下さいました。
近くで見ると細かい作業。ほそく割いた色紙を使っているようです。
サロンではボランティアの方々が丁寧に作り方を教えてくださるとの事。
少し前に作ったサルのぬいぐるみが可愛いと笑顔で話して下さいました。
「最近はなかなか行けてないのよ。久しぶりに手芸のサロンに参加してみようかな」と話されていました。
もし参加されるようなら是非、出来上がった作品を見せていただきたいなあと思いました。

9月14日、かんだ連雀では敬老祝賀会が行われました。
今年も厨房職員が心を込めて用意した昼食のお祝い膳。天ぷら、お刺身はもちろん、菊花浸しには鶴や亀の形に切り抜かれた大根や人参がちりばめられ、皆様大満足でした。
午後は1階ホールに全入居者様が集まり、敬老会です。
有志職員によるダンスが披露されると、ダンスに合わせてお花紙を振ったり、大きな声でお気に入りの職員に掛け声をかけたりと大いに盛り上がりました。
少し前まで新型コロナの影響で全員が集まることができるかという状況でもあったため、ホールに全員が集合した景色を見ることができたことが本当に嬉しかったです。
今年は昭和100年。長きに渡り、この日本を支え続けてくださった方々への敬意と感謝を改めて感じた一日でした。

　9月に入り、朝晩は少しずつ涼しさを感じるようになってきましたが、日中はまだまだ暑い日が続いています。そんな中、先日の昼食で夏の定番メニュー「冷やし中華」をご用意しました！
　さっぱりとした醤油ベースの特製タレに、色とりどりの具材−−ハム、きゅうり、錦糸卵、紅しょうがをトッピング。見た目にも涼しげで、食欲をそそります！
　お食事は、健康だけでなく「季節を感じる楽しみ」でもあります。
さらに9月には「敬老の日」があり我々食事係も楽しみです！
これからも、季節感を大切にしながら、美味しく楽しいお食事を提供してまいります。


　

　高齢者あんしんセンター神田の高齢者見守り相談窓口設置事業の担当者は、高齢者宅に歩いて戸別訪問をしています。
　特に日差しの強い暑い日に出かける時は、「熱中症に気を付けてね。」「水分持った？」「帽子は？」「日傘は？」など出勤メンバーからの声掛けで、出発します。千代田区のサービスの情報提供を行うために資料などを沢山持って出かけるため、日傘は持ちたくても持てないとのことです。
　そこで、物品購入担当が体調を心配し、下調べを重ね、保冷剤の活用もでき常時フレキシブルに身体に冷風の効果を体感できる『空調ベスト』を購入しました。ファンの音が少し気になりますが、とても涼しいそうです。
　空調ベストを着用し、見守り訪問に出かける姿をチームメンバーで応援しています！

　8月22日、かんだ連雀の所属する須田町北部町会の懇親納涼会が開催されました。かんだ連雀の目の前の五差路を会場とし開催されました。
　須田町北部町会は住民の方のみならず地域の会社の方々でつくられている町会です。その中には　かんだ連雀も含まれ、ご入居している方々も地域住民として参加しました。外は暑いですが、ご入居者も職員もボランティアさんも皆で楽しみましょう！！と意気込み参加。
　出店では、焼きそば、冷や麦、焼き鳥、アイスキャンディー等があり近隣の老舗の味も楽しめました。ご入居者は夕食を召し上がった後ですが、納涼会の雰囲気とおいしさからどんどん食がすすんでいました。
　とあるご入居者の商売は焼き鳥屋。入居してからはお店のことを思い出しお話することが多いのですが、そんなご入居者の気持ちを知っている職員はまっすぐ焼き鳥屋のブースへ。
　焼き鳥のブースの方に無理言って「焼かせてください」とお願いすると「どうぞ」とおっしゃってくださり、ご入居者も真剣な表情で手を器用に使い串を回していました。その時「これはまだ出せないな。もう少し焼かないと」といった会話とその方の職人の表情がとても印象に残っています。
　ご入居者のことを思って案内している職員、快く引き受けてくださった地域の方々に感謝感謝です。

　コロナ禍、ボランティアの受け入れも出来ず、日々の楽しみが大きく減っていた中、かんだ連雀ではボランティアの受け入れを再開しました。
　8月6日には、ボランティア朗読ユニット「ことば屋」＆アエリーノ・ヴォーチェによる「夏のアフタヌーン朗読会」が開催されました。朗読は聴いている方たちを物語の中に引き込みように抑揚があり素晴らしいものでした。朗読を聴くだけではなく、唄を聴いたり、一緒に歌ったり楽しいひと時を過ごされました。
　コロナは完全に終息していませんが、入居されている方が健康で楽しく過ごせるよう施設職員一同頑張っていきます。