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もうひとつ橋の話(餅屋橋) [2009年06月17日(Wed)]

 竹内街道の走る太子町山田大道地区には、もうひとつ、おもしろい橋があります。資料館から竹内街道を下っていくと、孝徳天皇陵と大道旧山本家住宅(国登録文化財)があって、そこを下るとすぐに写真のような石碑が建っています。道標を兼ねたこの石碑の横に、「餅屋橋」と刻まれており、写真の奥に見えるのが、その餅屋橋です。
 餅屋橋というので子どもの頃に、「昔、この橋のところに餅屋があってん。」と、教えられていたのですが、いろいろ話を聞いていると違う話もあるということがわかりました。
 竹内街道は、たくさん旅人が行き交う道でしたが、もちろんその中にはいろんな人がいます。現在のような恵まれた時代でなかった頃には、お腹がすいて、行き倒れになるような旅人もいたそうです。特に上り坂に差し掛かって、いよいよ峠越えというようなこのあたりでは、そんなことも大きな心配ごとだったでしょう。しかし、ここで行き倒れられると、村で面倒を見なければならないという事態が起こってしまいます。そこで、ここで餅を配って腹ごしらえをさせて、一気に峠を越えさせてしまおうということで、餅の振舞いをしたのが、餅屋橋の名の由来とか・・・。
六枚橋とは? [2009年06月16日(Tue)]

 JA大阪南太子支店の南側を通過するあたりで、竹内街道は川を渡ります。この川はいわゆる河内の飛鳥川なんですが、ここに架かる橋は六枚橋と呼ばれています。 「どうして、こんな名が付いたのですか?」と、よく聞かれるのですが、これまた古い街道筋にはありがちな言い伝えが残っています。
 昔、この橋は6枚の板を渡して橋としており、その数は「南無阿弥陀仏」の6文字になぞらえたものだとか。ちなみに橋を渡る人からは通行料をとっており、三途の川の渡し賃にちなんで、六文銭だったとか・・・。どこまで本当の話かわかりませんが、歴史が長いといろんなお話が生まれてくるものですねえ。ところで、いったいどっちがあの世なんでしょう?
大道の地名 PART2 [2009年06月08日(Mon)]
大道の推定ルートに沿って「大道」の地名が残る地の1つは、堺市。堺市北区金岡町がその地です。現在では市街化が進み、旧街道筋の面影はあまり残っていませんが、堺市さんによって竹内街道のプレート設置や路面整備がされており、これが竹内街道なんだということを知ることができます。
 もちろん地名のことなので、「大道」という名を直接、眼にすることは難しいのですが、金岡の大道の名は、しっかり現地に残っています。竹内街道に面して建てられた金岡神社の境内にある石の手水鉢の側面を見てみましょう。「大道町」という名が、しっかり刻まれています。
 すっかり都会になってしまった町でも、よく探してみれば永い歴史の営みが少なからず残っているものです。
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「大道」の地名 [2009年06月03日(Wed)]
 竹内街道の源流が、推古天皇の造った「大道」にさかのぼることは、お話しましたよね。「大道」は“だいどう”と読まれることもあれば、『日本書紀』では一般名詞として「おおぢ」と読ませることもあります。
 この推古天皇の大道の推定ルートに沿って、今でも「大道」の地名が残る場所が、7ヶ所知られています。住所表記として残るものもあれば、小字に残るものなど様々で、地元の人すら覚えのないものもあります。
 資料館の所在するのも、実は太子町山田の大道地区というところです。太子町の大道は地名としては残らず、町内会の名称として使用されています。写真の伊勢燈籠には「大道」の名が刻まれていて、奥に見える大道旧山本家住宅(国登録文化財)と共に、竹内街道の歴史的景観を形作っています。
 本当に、この地名が飛鳥時代の大道に由来するものなのか、実証するすべはありませんが、古代のロマンを感じる話だなあと思いません?
竹内街道って??? [2009年05月27日(Wed)]
 竹内街道と聞いてピンとくる人は、相当な歴史通ではないでしょうか。この道は、知る人ぞ知る由緒正しき古道なのです。
 『日本書紀』の推古21年(613)に「難波(なにわ)より京(みやこ)に至る大道を置く。」という記録があります。当時の大陸外交の玄関港であった難波津と、飛鳥の都を結ぶために作られた、この大道が現在の竹内街道です。なので竹内街道は、「日本最古の官道」とか「古代の国道1号線」と呼ばれています。
 だいぶ暑くなってきましたが、万葉集にも詠まれた二上山へのハイキングルートにもなっていて、今頃はハイカーの皆さんも多いですね。近くには安藤忠雄さんの建築で有名な大阪府立近つ飛鳥博物館もあって、あまり目立たない小さな資料館ですが、一度、ハイキングがてらにご来館ください。