シリーズ藩物語【長岡藩】 [2010年09月30日(Thu)]
長岡・河井継之助記念館の館長、稲川明雄さんの著書です。
シリーズ藩物語・第1段【長岡藩】 ![]() 「三河以来〜」というキャッチフレーズがあるように、徳川家臣の古参であり、その藩風を誇りとして受け継ぐ長岡藩。 「常在戦場」の4文字に代表される、実際的で質実剛健な精神は、幕末の家老・河井継之助や、連合艦隊司令長官・山本五十六らの心にも刻まれていました。 長岡のお国自慢といえば「人材輩出」。 「特命全権米大使・斎藤博」「サムライの娘・杉本鉞子」「医界の喧嘩太郎・武見太郎」「妖怪博士・井上円了」等々・・・知って欲しい数々の偉人たちが並んでいます。 もちろん、その中に「ドクトルベランメー・長谷川泰」も肩を並べています。 大名の領地を「藩」と言い表すことは明治政府が定めたことであり、行政で使われたのは廃藩置県までの間3年数ヶ月の間でしかないそうです。 しかし、「藩」という概念は日本人の心に遺り、郷土愛や当時の地方自治意識を高めました。 「藩意識」を持った者が集まると、そこに生じるライバル心の競い合いによって優れた人材が育成されました。 地方分権が叫ばれる今、私たちの郷土に遺る「藩」の個性に再注目してみると面白いのではないでしょうか。 シリーズ藩物語【長岡藩】Amazon購入ページ http://www.amazon.co.jp/gp/product/4768471013 |