JIN-仁- 19巻 [2010年10月17日(Sun)]
村上もとかさん作「JIN-仁-」の最新刊が発売されました。
いよいよ大政奉還が成され、勝海舟と西郷隆盛の会談により江戸城は無血開城されましたが、それでも戦は止みません。 松本良順は西洋医学所を解散し、幕府軍参戦のため会津へ旅立ちました。 写真は19巻より転載させていただきました。 この頃の史実の長谷川泰は、松本良順の西洋医学所で実戦的な外科手術を学んでいました。そして医学所解散と共に長岡へ帰ります。 戦が近づくと松本良順は、必要を見越して軍陣医術と呼ばれる野戦病院での外科技術を門下に伝授していました。 それを身に付けての帰藩であれば、長谷川泰(その時は泰一郎と名乗る)は長岡藩の軍医中でも最新の外科技術を有したことになります。 事実、泰一郎は河井継之助から軍医に抜擢され、三人扶持で士官するのでした。 松本良順は、長谷川泰が学んだ佐倉順天堂の創始者・佐藤泰然の実子です。 順天堂2代目で長谷川泰の最大の師、佐藤尚中先生と共に縁深い人物です。 ※当ブログ関連記事 「動乱の江戸に学ぶ」 「北越戦争に従軍」 |