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酒呑童子とは何者だ? [2011年10月16日(Sun)]

 10/16、燕市の道の駅久賀美にて第7回になる「酒呑童子行列」が開催されました。
 良寛の五合庵があったことで有名な国上山、その中腹に今もある名刹国上寺で修行をした美しい稚児「外道丸」。後の彼が日本で最も有名な鬼「酒呑童子」なのです。
 その酒呑童子の伝説をイメージした、鬼たちの仮装行列が「酒呑童子行列」です。

 昼の部では、「酒呑童子は何者だ?」と題して高橋郁丸さんのトークイベントが開催。
 高橋さんは良寛の漫画や妖怪の研究など、県の郷土史から民俗学まで幅広く御活躍されています。
 ブログ管理人が前々からお会いしたかった高橋郁丸さん。長岡での木喰上人の講演を逃して以来の念願が叶いました。



 トークで非常に興味深かったのは、天狗や山姥などの化け物を仕立て上げるのは、時の権力者なのかも?という点。出る杭は打つ・・・でしょうか?
 最も定番化した伝説では、源頼光、坂田金時(金太郎!)、陰陽師の安倍晴明らの有名人が、よってたかって酒呑童子を退治に掛かりました。
 しかし、酒呑童子が潜んだ鬼ケ城があったとされる京都の大江町では、薬酒を醸造して民から親しまれれていたという言い伝えが残るそうです。そこからさらに高橋さんが話されたのは、寺で修行をした酒呑童子ですが仏教では酒は禁忌、一方で神道では神事に酒が使用されますから、酒呑童子は日本の古神道に傾倒し、それが仏教徒から疎まれたのではとの内容。
  うーん、凄いロマンですね!国上山中の稚児道を歩き弥彦神社への使いを勤めるうちに感化されたのでしょうか?

 ところで長岡藩家老の河井継之助は、この酒呑童子を尊敬した変わり者です。トークの後でそのことを高橋郁丸さんに質問すると、その時代に酒呑童子を尊敬するのは異例とのことでした。
 哀愁漂うヒールの酒呑童子と河井継之助。思い浮かぶことろは多々ありますが、もしかすると西国遊学の際に訪れた京都で酒呑童子伝説の真実に近づいていたのかもしれませんね。


「ケンオー・ドットコム」酒呑童子行列の記事
水害の日 [2011年07月30日(Sat)]

 平成23年7月30日、新潟〜福島は大雨による土砂崩れ、洪水の被害を受けています。
 上流、長野県の千曲川から越後平野〜日本海まで流れ込む信濃川は、今では堅牢な堤防で固められている様に見えましたが、この度の被害で完全な対策など有り得ないということが明らかに・・・大河津分水の遥か以前から繰り返される、越後平野の治水の歴史を思わせました。

 新組地区周辺でも、7年前の7.13水害の記憶を元に皆さんが雨量水量を警戒されていました。
 信濃川の支流が複雑に交差する私たちの地域では、決壊の危険箇所が複数に及びます。
 1箇所では地元消防団による土嚢積みが行なわれましたが、天候の回復に救われて幸い大きな決壊は起こらず、穏やかな夜を迎えることができています。



 降水量が気になったら、住民自らが警戒箇所を監視して防災に務める必要があります。
 写真の刈谷田川にも、近隣の多くの方が集まっていました。
 毎回、災害とその対応の中で命を落とす方が相次ぎます。大切な生命を守るために、それ以前の「防災」に私たちは励むべきです。


 7月30日。長谷川泰の生きた時代、新組地区は洪水と「腐り水」に悩まされた地域であったことを、改めて思い起こす様な一日になりました。 
にいがたマンガ大賞 [2011年04月19日(Tue)]

プロ・アマチュアを問わず作品の発表の機会をつくり、マンガ創作の楽しさを広めよう。そして、『マンガ王国にいがた』をアピールし,新潟から漫画文化を応援しよう!!
との想いで、市民団体により立ち上げられたのが「にいがたマンガ大賞」です。
ただいま、第13回の作品集が書店で販売されています。



一般のみならず、小学生部門・中高生部門があるのも、「にいがたマンガ大賞」の素晴らしさです。
ここに掲載された少年少女の想像力・表現力には驚かされます。
漫画は総合芸術だと言われます。ストーリーを作り、舞台を作り、人物を配役しそこで動かし、絵にする。そういった全ての作業を作者が一手に担うことが、どれほど表現力を養うかわかりません。
また、プロ漫画家や大手出版社から評価を受ける経験は貴重であり、そしてそれがデビューへのチャンスにもなります。

もちろん、大人だって応募出来きます。
年輩の参加者も多数おられます。
「ゲゲゲの女房」でも描かれて御存知のとおり、漫画は子どものためだけの表現ではありません。
仕事を引退してから絵画や俳句を嗜まれる方は多いですが、人生の含蓄を漫画で表現されるのもまた豊かなのではないでしょうか。

「にいがたマンガ大賞」公式サイト
http://www.geocities.jp/niigata_manga/

みんなで新潟の誇るの漫画文化の裾野を広げましょう!
新潟国際アニメ・マンガフェスティバル [2011年02月25日(Fri)]

「新潟国際アニメ・マンガフェスティバル」
明日から開催です。
<期間>2011年2月26日(土曜日)〜2011年2月27日(日曜日)

(県の公式観光サイトより)
数々の人気マンガ家を輩出している新潟市で開催されるアニメ・マンガの祭典。今まで別々に開催されていた「にいがたマンガ大賞」「新潟国際アニメ・マンガフェスティバル」「コスプレガタケット」。それぞれのイベントがパワーアップして同時に開催。新潟市の中心部、白山地区一体と古町商店街がアニメ・マンガ一色に染まる2日間です。

このように新潟市では、県の文化財産のアニメ・マンガを積極発信しています。

新潟県公式観光情報「にいがた観光ナビ」
http://www.niigata-kankou.or.jp/niigata-city/convention/event/IJ0089.html

県が力を注ぐイベントです!



新潟のJAM日本アニメ・マンガ専門学校卒業で、県内で執筆をされているカトウコトノさんのトークイベントも併せて開催されるのですが、とても興味深い!・・・・・・しかし、こちらの長谷川泰ものがたりの製作が佳境ですので、今回は残念ながら我慢です。
カトウコトノさんの『将国のアルタイル』はデビュー作ですが、重厚なストーリーと華麗な作画が人気を呼び大ヒット。ただいま8巻まで刊行中です。
(ブログ管理人は、商人の娘ニキがお気に入り。)
みなさん、御当地の人気作家を応援しましょう!

月刊少年シリウス(講談社)で連載中。
http://kc.kodansha.co.jp/magazine/index.php/14709

3月号は将国のアルタイルの美麗なイラストが表紙です。


ガタケット113 [2011年01月10日(Mon)]

本日はガタケット113行ってまいりました。
会場は新潟市産業振興センターです。
連日の大雪の後でしたが、会場は参加者と来場者でたいへんな活気でした。



御存知の無い方に説明しますと、「ガタケット」とは新潟県で29年の歴史を重ねた同人誌の販売交流会であり、「新潟コミックマーケット」が名称の由来です。
新潟県からは今でも多くの人気漫画家が誕生し、県の文化財産として認められていますが、彼らのアマチュア時代の活躍を支えた原動力とも言えるのが、ガタケットです。



歴史漫画「風雲児たち」が長期連載中の、みなもと太郎先生の新刊同人誌を購入しました。
最後の将軍・徳川慶喜が主人公です。
無能とも名君とも言われる徳川慶喜。その人物像を掘り下げた「風雲児たち」テイストの解釈がとても面白い!

御当地伝記マンガ「長谷川泰ものがたり」も、ガタケットやコミティア(オリジナル作品限定の販売交流会)に、歴史ジャンルとして参加させていただこうと考えております。
いつか会場で、皆さんとお会いできることを楽しみにしております。
越後の新年 [2011年01月05日(Wed)]

新年あけましておめでとうございます。
年末年始の新潟は、とっても好い天候でしたね。
ブログの初更新は、越後一之宮弥彦神社の、初詣の様子をお伝えします。



表参道の鳥居です。
鳥居をくぐって神域に入る際には、一礼で挨拶しながら住所氏名を神様に伝えるのが作法です。
参道の中央は神様の通り道ですから、なるべく端を歩きましょう。



参道の途中には香ばしい匂い。
「お炊き上げ」の火で縁起物のスルメを炙るのも、弥彦神社ではお馴染みの光景です。
これを頂くと、無病息災厄除けになるそうです。



本殿前には参拝者の列。
2拝4拍手1拝が、弥彦神社の正式な参拝方法。弥彦の神様・天香山命のルーツである、出雲と同じの正式な作法です。
ここでも、住所氏名をお伝えしてからお祈りしましょう。

新年からの気持ちの良い晴れ間のもと、皆さん清々しい気分でお祈りができたのではないでしょうか。



今年は卯年ですが、弥彦神社と兎は縁が深いのです。
里の作物を荒らす兎たちを天香山命が戒めると、畏れ入って丸まったという伝説があります。
弥彦温泉街には、その姿「玉兎」をもとにしたお土産がたくさん。
写真は、玉兎をかたどった可愛いチョコです。



さて、お正月休みも終り、長谷川泰を語る会の漫画班も仕事初めです。
今月中頃には、語る会の新年会もあります。
地域の皆様、長岡の皆様、全国の歴史ファンの皆様、2011年も宜しくお願い致します。
弥彦山 [2010年11月07日(Sun)]

新潟平野の向こう、日本海の海岸沿いに横たわる西蒲三山の一つが弥彦山です。
今年に入ってからは、東京のスカイツリーと同じ高さ(634m)ということで話題ですね。
近年はアウトドアブームと神社ブームで、若い女性のハイキング客や参拝者も増えています。



紅葉が始まった弥彦山を登ってみました。
山頂の御神廟へ続く表参道の登山道は、たくさんの人で賑わっていました。県外からツアーが来る「菊まつり」や七五三の時期でもあるので尚更です。
紅葉は7分といったところだったでしょうか。それでも紅葉の赤と黄が青空に映えてとても奇麗です。



山頂から越後平野を望むと、この日は新潟市の向こうに日本海の海岸線が見えています。
エコスタジアムとビックスワンが並ぶ様子も見えました。
本当に良い天気!


今年の初秋の写真

福井町、かつての長谷川泰の生家敷地からも、こんなにハッキリと弥彦山が見えるのでした。
特徴的な双子山が美しいですね。(左が弥彦山、右が多宝山です。)
新組地区の周辺には、弥彦山(伊夜日子大神)を信仰する碑が多く残されています。

恋人と弥彦神社へ行くと女神様が焼きもちを起こして別れてしまう・・・なんて噂が昔からありますが、それはウソなんですよ!
旦那衆が弥彦温泉で遊ぶため、奥様方を寄せ付けないように流したウソなんです。
弥彦神社の神様は天香山之命という男神ですし、熟穂屋姫命(野積の妻戸神社の神様)という妃神と山頂に仲睦まじく祀られています。
大河津分水 [2010年10月02日(Sat)]

豊かな水量で越後平野を潤す信濃川、しかしその一方で、度重なる氾濫が周辺の生活を脅かしてきました。
その被害を無くすために、増水した水をを日本海へ逃がしているのが大河津分水です。



明治40年(1907)に本格的に着工、延べ1千万人(当時の国内人口の4分の1!)にのぼる建設従事者を動員した大工事は、当時東洋一の規模と言われました。そして大河津分水に初めて水が流されたのが大正11年(1922)のことです。
このような大事業を成功させるには、政府と住民の理解が不可欠です。
その為に奮闘した人々の中に、長岡藩の誇った私塾の名門「長善館」の門下生が多数居ました。

黒崎黒島村出身の「鷲尾政直」は、明治初期から大河津分水の建設に執心していました。完成に向けて地域住民と地主の心をひとつにする事を、地元紙・新潟日報での連載で呼びかけました。

中之島の杉之森出身の「高橋竹之助」は、時の元老(憲法外に定められた国の最高位)山縣有朋・松方正義に「北越治水策」を提出。信濃川の氾濫は水源地の山林乱伐が原因であるから、早急に分水を整備すべきと訴えています。北越治水策の原本は弥彦神社に保管されています。

中之口村の「小柳卯三郎」黒崎板井の「萩野左門」そして中之島の邸宅跡が記念館となっている「大竹貫一」らの同志は、故郷の民意の高まりを政府にまで貫き通すために、中央政界を舞台に連携した奮闘を見せました。
34年の議員生活を終え、経世に尽くした後の大竹家には「井戸と平垣しか遺らなかった」そうです。

民間発、多くの賛同者が私財を投じ、遂には国家を動かした「大河津分水」の大事業には、地方分権が唱えられる今の時代に注目すべき点が多々あるようです。

大河津分水に関連して、次の記事へ続きます。
「信濃川の試練が育てた偉人たち」


※当ブログ関連記事
「長善館史料館」

信濃川大河津資料館
http://www.hrr.mlit.go.jp/shinano/ohkouzu/

大竹邸記念館
http://www.city.nagaoka.niigata.jp/kankou/miru/siryou/ootaketei.html
アルビレックスBC上信越地区大会へ [2010年10月01日(Fri)]

2010年上信越地区のレギュラーシーズンを、最期まで優勝を争いながら通期2位の好成績で終了した「新潟アルビレックス・ベースボールクラブ」。
明日10/2からは、上信越地区チャンピオンシップが始まります。


プロ野球独立リーグは、サッカーのJリーグがそうであったように、私たちの力で盛り上げ、ふるさと全体で盛り上がって行きたいプロスポーツです。
新潟のハードオフ・エコスタズアムはもちろん、見附・三条・長岡の悠久山球場でも試合が観戦できる身近さも魅力。
先ずはBCリーグ制覇を目指し、皆で応援しましょう!

新潟アルビレックス・ベースボールクラブ
http://www.niigata-albirex-bc.jp/
イタリアンの共演 [2010年09月27日(Mon)]


左がみかづき、右がフレンド

先週末の東京新潟県人会大交流会では、新潟市の出店を中心とする「みかづき」と長岡市の出店を中心とする「フレンド」のブースが並んで出展されていました。
そして、異なる2種類の『イタリアン』をセットで販売するというビックリ企画が展開されていたのでした!
皆さん食べ比べを楽しんでおられましたが、御当地の味は地元民の舌に焼き付いているもの。それがソウルフードでしょう。
どっちが美味しい?なんてのは野暮なのです。

ソースを互いに取替えたイタリアンもありましたが、お味のほどはいかに?
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