暮らしの中で(寮での生活) [2006年04月29日(Sat)]
『逢島荘』という旅館を一時お借りしての、寮生活が1ヶ月を過ぎようとしている。
住民は、職員4名・研修生4名の計8名。 人との出会いは異なもの味なもの。暮らしを通じてこそわかる一面が、当然ある。 人参を丸ごと生で食し、健康を維持するもの。朝が弱く、無言になるもの。寝癖を帽子で直すもの。料理本を片手に料理を勤しむもの。ちゃんとお化粧して出勤するもの。夜遅くに戻るもの。ほとんど寮にいないもの。。。実に様々である。 そんな中、いかに自ら過ごしやすい環境を整えていくか。不便に感じたことを、どう行動に移し変えていくか。『環境改善』も大切なトレーニングであるとディレクター桜井氏は説いた。 確かに。 全て、仕事を行う上で通じること。自分の居場所を開拓し、つくり上げていく作業から始まる。レールはない。周りがお膳立てしてくれるのは、学生まで。 働くとは『人が動く』と書く。人というのは、自らであると感じる。 まだ、研修生に対してたいしたことはできていないが、今の現状でできることは2つある。 1つは、体言し見本を見せること。 もう1つは、教えるのではなく、自らが気づくまで待つこと。 『逢島荘』眼前に広がる海に沈む夕日を見ながら、そんなことを思った。 (かたおか) ![]() |