• もっと見る
« 2006年03月 | Main | 2006年05月»
暮らしの中で(寮での生活) [2006年04月29日(Sat)]
『逢島荘』という旅館を一時お借りしての、寮生活が1ヶ月を過ぎようとしている。
住民は、職員4名・研修生4名の計8名。

人との出会いは異なもの味なもの。暮らしを通じてこそわかる一面が、当然ある。
人参を丸ごと生で食し、健康を維持するもの。朝が弱く、無言になるもの。寝癖を帽子で直すもの。料理本を片手に料理を勤しむもの。ちゃんとお化粧して出勤するもの。夜遅くに戻るもの。ほとんど寮にいないもの。。。実に様々である。

そんな中、いかに自ら過ごしやすい環境を整えていくか。不便に感じたことを、どう行動に移し変えていくか。『環境改善』も大切なトレーニングであるとディレクター桜井氏は説いた。
確かに。

全て、仕事を行う上で通じること。自分の居場所を開拓し、つくり上げていく作業から始まる。レールはない。周りがお膳立てしてくれるのは、学生まで。
働くとは『人が動く』と書く。人というのは、自らであると感じる。

まだ、研修生に対してたいしたことはできていないが、今の現状でできることは2つある。
1つは、体言し見本を見せること。
もう1つは、教えるのではなく、自らが気づくまで待つこと。

『逢島荘』眼前に広がる海に沈む夕日を見ながら、そんなことを思った。

(かたおか)

自転車で巡る房総の旅 [2006年04月18日(Tue)]
先日、念願だった自転車を購入しました。(ちょっとばかり高い買い物でした。しばらくは節約を心がけなければ・・・。)
 最初はそれを眺めるだけで満足だったのですが、やはり買ったからには元を取らねばとばかりに自転車で巡る房総の旅を敢行しました。


 快晴の房総はとても暖かく、旅をするのにはとても良い時期。久々に漕ぐペダルも軽やか。でも目的なしに旅をするのもつまらないので、目的を考えて・・・。
 ポッと頭に浮かんだのは、温泉。調べた結果、館山市にある安房自然村の温泉を目指すことに。
 
 目的を決めたら、あとはひたすら前へ突き進むだけ。だが、思いのほか遠い・・・。徐々にペダルが重くなり、ちょっとした坂が憎くなってくる。そんなときに見つけた目的地の看板。
 そこには非情にも「あと10キロびっくり」の文字が。目の前が暗くなると同時にもう引き返せないところまで来ている。こうなれば温泉にゆっくりつかってやる!とばかりにえっちらおっちらペダルを漕きます。
 途中藤の花を見つけては立ち止まり、シラサギを見つけてはカメラを取り出したり、面白そうなところを見つけては立ち寄ったりと旅を満喫しました。安房神社にも立ち寄り、旅の安全を祈りました。引いたおみくじは、なんと「大吉」。

 
それだけで疲れた気持ちは吹っ飛んだ。人の気持ちは、なんていい加減なんだと改めて思いながらも良い気分のまま最終目的地へ到着。
温泉は洞窟をくり抜いて出来ていてなかなか風情があった。汗を洗い流し、さっぱりとして湯上りに気付いたのは、自転車で家まで戻るという当たり前の事実。




 走行距離は、往復40キロ。疲れたがとても健康的な一日でした。
 ただお尻の痛みだけが旅の辛さを物語っています。これに懲りず自転車で巡る房総をお伝えしていきたいと思います。乞うご期待下さい。
ひじき〜収穫編〜 [2006年04月16日(Sun)]
南房総海の駅「だいぼ」が企画した「ひじき狩り体験」に行ってきたぞ!
ひじきって、狩るんだ・・
初体験の私。ワクワクしながら受付を済ませると、軍手・草刈り鎌・
大きなビニール袋の3点セットを持ち、いざ目の前の磯へ。
これ、ひじき??
岩や貝に根をしっかりと張り、なが〜く伸びたひじきは、
海水が入り込む岩場を覆っていた。
ひじきと言えば、煮物に入ったあの黒くて小さい姿が浮かぶが、
生えたひじきをつかんでみると、弾力があり、茎から葉が出るように
枝分かれしていた茶褐色の海藻。まさに海の胞子植物だった。

ひじき漁は磯漁の解禁を告げる早春の風物詩だとゆう。
漁師さんは3月下旬ごろ(生育状況を見て、漁港ごとに日が決まるらしい)
の解禁日の解禁時間から、いっせいにひじき漁をはじめる。
今回はその漁も終わり、やや伸びたひじきを体験で狩らして
いただいたのだ。(普段は、漁業権を持っていない人は
勝手に狩っちゃダメです。)

さて、このひじき。掴んでは狩り、掴んでは狩り、と海の草刈りさながら。
非常に地道な作業だ。
磯の香りただよう中、30分もすればだんだんコツを掴み、楽しくなってきた。
欲も出てきて1時間でビニール袋にずっしりと収穫。
しかしこの後、ひじきとゆう食材の本当のすごさを思い知るのでした・・・
つづく。

(追伸)
だいぼとは定置網のことで、伊戸は定置網の恵まれた漁場であることから
ついた名前だそうだ。だいぼでは地産野菜や獲れたて魚介類を売っていて、
獲れた魚介類の食事ができる漁師茶屋がある。
ぜひみなさん足を運んでみてください♪

ほしの
春の海 [2006年04月03日(Mon)]
 この春から研修所制度を導入しました。
4名の研修生が1年間、環境教育、野外教育、
青少年教育施設の管理運営のノウハウを学びます。
 春の陽気に誘われて、彼らと磯あそびの「研修」に行きました。
箱メガネを使い、引き潮の磯をジーッとのぞき込みます。
ワカメやヒジキをかきわけると
ヤドカリや、ウミウシ、ヨロイイソギンチャク、
イワガニにギンポなどいろんな生き物たちが
顔を見せてくれました。

今年から導入する箱メガネのおかげで、
今までのいそ遊びが、3倍も4倍も楽しくなること間違いなしです。

大房岬少年自然の家をご利用の際は、箱メガネを使った
いそ遊びをはずすことは出来ません。
ちなみに、4月29日は主催事業の「いそ遊び」
是非ご参加ください。
(じんぼきよし)
かえる横断中。 [2006年04月02日(Sun)]
真っ暗闇の中(一寸先が闇!)
岬のてっぺんから、ザザーっと大きな音をたて、
木々をゆらし流れくる風
おおっ 怖い・・・
宿泊団体がなく、月明かりもない夜は
なんだか心細い。おまけに今夜は小雨が降っている。

足早に駐車場へと急いでいると、
のしっ・・ のしっ・・ のしっ・・
目の前を横切る巨大なカエルが出現。

その瞬間、カエルは私の気配を察知したのか
動きをピタっと止め、道の真ん中で「フリーズ」してしまった。
カサの先でつんつんしても動かない。

くりっとした目を、動かしも、まばたきもしない。
防衛?死んだふり? でもなんだか愛らしい。
「ここにいると車でひいちゃうよ〜どいてよ〜」
しばらく格闘したがびくともしないので、諦めて車に向かった。

模様や大きさからすると、彼は「アズマヒキガエル」。
「ガマガエル」と呼ばれる、茶色くていぼいぼが体中にある
おなじみのカエルだ。
成体は全長10センチ〜16センチにもなる。
春、地中の温度が上がると、ヒキガエルはいっせいに産卵のために
池に集合するとのこと。においをたよりに、自分が生まれた池に
もどってくるというからすごい。
しかも産卵池にはオスがメスの3〜10倍多くいて、はげしい争いは
「カエル合戦」と呼ばれるほど。
あのカエルくんも、これからひと仕事しに行くところだったのかな。
がんばれカエルくん。

(ほしの)
桜が咲く中で・・・。 [2006年04月01日(Sat)]
4月1日は、全国各地で入社式や門出を祝う様々な行事が行われていることでしょう。
新たな気持ちで今日を迎えた方も多いのではないでしょうか。

ここ大房岬少年自然の家でも、桜が新しい出発を祝福してくれているように咲いているなか、スタッフが勢揃いしました。
新しいスタッフを加え、総勢26名になりました。

出身地はバラバラ。年齢もバラバラ。
でもみんな自然の家に来るお客さんを楽しませよう、喜んでもらおうという思いは同じです。
そんな強い思いを持ったスタッフが集まっている大房岬少年自然の家にご注目下さい。
先ずは4月8日のお花見&お茶会で皆さんをお待ちしております。

(たかはし)