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ワカメ拾い [2006年03月26日(Sun)]
春のワカメ拾いのシーズンを迎えました。
陽気のいい日に、海岸を歩くと大量の海藻が打ち上げられています。
その中から、ワカメを拾います。
はじめは、まちがってカジメやアラメといった
硬い海藻を拾ってしまいました。
捨てるのも悔しいので、無理をして海藻サラダにして
すごい顔で食べたりして・・・。

浜で出会った「名人」たちのレクチャーの甲斐もあって
今では、柔らかいワカメをちゃんと見分けられるようになりました。

山では、山の恵みを
海では、海の恵みを

自然の恩恵を受けて生きている実感を少しでも味わいたくて
最近は、釣りもはじめようと思っています。
海岸や岸壁をうろうろすれば、すぐに、
「名人」や「師匠」に出会えることでしょう。

なんて素敵なところなんだ南房総。

(じんぼきよし)
利用者の声 [2006年03月26日(Sun)]
少年自然の家の玄関横に、利用者のご意見・感想・ご要望をお聞きするアンケート用紙
と回収BOXを常時設置しています。代表者の方のアンケートとは別に、さまざまな立場で
ご利用いただいた皆様の「生の声」は大変参考になりありがたいものです。
しかし、研修の合間にそのBOXに目をとめ、実際に投函する、というのはなかなか大変な
ことでもあります。
それが今回、9月に管理を委託されてから初の投稿がありました!
公開をご希望されていましたので、以下ご紹介いたします。


〜今回、初めて大房岬を訪れました。花粉症なのですが、海風もあり楽でした。3日間を通して、こちらの方々に大変お世話になりました。自然に対する意識が違うという事を頭に置き、安全に対する意識を高めたいと思います。3日間ご指導ありがとうございました。〜

大学の実習で2泊3日間ご利用いただきました。充実し活動内容になったようですね。スタッフ一同とてもうれしく思います。今度はぜひ、子ども達を連れて指導員として大房にお越しくださいね。ありがとうございました。

(ほしの)
ちゃんと食べていますか [2006年03月18日(Sat)]
お米ってやっぱりおいしいですよね。
しかも私は最近、玄米を食べています。
特に理由はないのですが、結構いけますよ。

そういえば先日、五目そば・ジャムパン・牛乳という定食を食べる機会がありました。
この組み合わせをどう理解してよいものか、考え込んでしまいました。
日替わり定植とだけあったので注文したのですが、事前に知っていれば注文しなかったでしょう。せめてもの救いだったのは、そばの薬味のネギが、その施設で作ったものだった事でしょうか。

食といえば、衣・住と並んで大切な要素の1つです。
私は極力、素性のわかる食材で、自分で作ったものを食べるようにしています。
飲み物は別かな(笑)

みなさんの食卓はいかがですか?

(どいたいすけ)
「節目」をプロデュース [2006年03月17日(Fri)]
突然ですが・・・
個人的ながら、わたくし本日誕生日でした。
(本当に個人的でスミマセン・・^^;)
親には「もういい歳なんだから〜」と言われる年になりながらも
職場の仲間にサプライズをしていただき、
そして1日の締めくくりには、大房岬のプライベートスポット
(=人目につかない丘)から夕焼けの大パノラマを眺めることが
できました。

昨夜の暴風雨により空の空気が澄み切り、天上は深い青。
くっきりと映し出された三浦半島の山並みに落ちる、真っ赤な夕日。
そして空高く、悠然と飛ぶ数羽のトンビ。
夕日が沈むまではほんの数分間でしたが、
静かに流れる自然の時間の中で、
確かにここに「生きている」という実感が
沸いてきました。

「もの」はなくとも、贅沢な誕生日。
この歳の1日1日を有意義なものにしようと、気持ちがひきしまりました。

先日同僚との話題のなかで、
「いろいろな人生の節目を、大房岬の自然の中でプロデュースできたら
素敵だよね」と盛り上がりました。
誕生日、入学、卒業、出会い、プロポーズ、結婚、退職・・・
さまざまな人生の節目の日、ほんの数分間でも急ぐ手足をとめて、
(追われる仕事や家事のことは忘れて)
自然の中で静かに過ごしませんか?
生きていくって、なんだか大変なことも多いけれど、
よし、明日からもやるぞ〜!と、
きっと元気がもらえるはずです。
今日の私のように。

(ほしの)
「いただきます。」 [2006年03月16日(Thu)]
大房岬少年自然の家では、
朝の職員ミーティングを行っています。
朝8:30、厨房スタッフも含めた全員が顔をそろえます。
先日、厨房スタッフと栄養士さんがこんな話をしてくれました。

泊まっていた千葉市の子ども達に食卓にのぼっている
魚干物の食べ方や地元の鯵でつくった干物であること
などを話してくれたとのことでした。

食事を作ってくれた人の顔をみて、
その人の口から、食材についてのお話を聞いて
それから「いただきます」をして食べる。
正しい食事のいただき方だと思いました。
同時に、そんな思いをもっているスタッフが
子ども達の食事のことを考え、つくっていることを
誇りに思いました。

自分で言うのも何ですが、
スタッフのパワーを集結すれば
まだまだ、いろんなことができる!
そんな可能性を秘めた大房岬少年自然の家
乞う期待です。
(じんぼきよし)






九州の環境教育 [2006年03月14日(Tue)]
九州環境教育ミーティングにいってきました。今年は10回記念大会。私は1回目からの参加ですがあっという間の10年でした。各県持ち回りで開催されるこのミーティングは、毎年3月の第1週に行われます。今年の担当県は熊本、会場は水俣病情報センターでした。
水俣という地域は自分にとって興味深く、聞いてイメージしている事と、実際に訪れて田、実体験とがどう違うかが今回参加のもうひとつのたのしみでもありました。
従来、観光立市をうたっていた水俣は、「環境がきちんと保たれているからこその観光である」と環境立市に変わっていました。実際の海はサンゴが生きていけるほどによみがえりました。熊本県下の全小学5年生は環境学習のため水俣病情報センターにて校外学習を行う事になっています。
市を挙げて取り組みや、住んでいる方々の意識を実際に感じてみて、普段の暮らしの中で自分はどう生きていくかを考える機会となりました。
(どいたいすけ)
世界を見据えた教育 [2006年03月10日(Fri)]
ここ最近、来年度ご利用頂く学校へ伺っています。

学校の要望を聞き、こちらで提供できるプログラムのご紹介を兼ねての訪問です。
学校に行くことで、生徒の様子や学校の雰囲気など様々なことを感じることができます。
「環境が人をつくる」という言葉通り、周りの環境を知ることも大切です。

2日で13校の小学校を尋ね、中でも印象的だった学校があります。
都心から30分の住む人口21,000人のベットタウン。たくさんの新しいマンションが立ち並び、まるで映画のワンシーンのようなおしゃれな町。そんな環境にある学校でした。

いろいろとお話を伺う中で校長先生は、こんな要望を聞かせてくださいました。
「是非、自然体験の苦労体験をさせてほしい!ここに住む多くの子ども達は、とても恵まれて
いて、欲しいものはなんでも手に入る環境にある。今の自分たちの生活が当たり前ではない。自然を相手に生活している人(漁業や農業など)の苦労があってこそ今の生活がある。ということを体験を通じて感じてほしい。いつか大人になった時、世界の方々と関わる仕事につくチャンスが多分にある。その時のために、このような体験をしておく必要がある。」


ただ体験するだけではなく、見えない苦労を知る。自分たちの日常と、地元の方々の日常。
同じ日常を感じる。
その体験が、世界へと繋がる。
ベットタウンに埋もれた学校で、教育現場の熱い想いを感じ、嬉しくなった瞬間でした。
がんばろう!

(かたおか)


地域新はっけん!〜学校訪問編〜 [2006年03月09日(Thu)]
今、来年度宿泊学習で利用される学校へ、
新規プログラムのご紹介を兼ねて、ごあいさつに伺っています。

今日訪ねた学校でのこと。

市原市立里見(さとみ)小学校にて・・・
プログラムメニューにある「八犬伝ポイントラリー」をご覧になった先生が、
「へえ、こんなのあるんですか。実は・・・」
なんとこちらの学校、里見八犬伝の里見氏とゆかりがあるそうで、
里見家の家紋が校章になっているとのことです。


市原市立寺谷(てらやつ)小学校では・・・
明治時代から続く歴史ある学校で、
玄関にはミミズクが飛んで来る程の大きな木があったり、
合唱でのエピソードが映画化されたこともあるそうです。
そんな学校のいいところを掘り起こそうと、
今先生方は、昔の学校の写真や眠っている資料を、一生懸命集めているところでした。

学校回りをしながら、ほんの少しですが、地域の学校の様子も知ることができた気がします。

(しばさき)
里海日記vol1 [2006年03月06日(Mon)]
昨年の3月20日に、館山で誕生した
我が子「里海(さとみ)」も1歳を迎えようとしています。

美しい里と海が広がる、この土地にちなんで、
それからふるさとを大切に思う人であって欲しいという
願いを込めて里海と名付けました。
名前は、世界でいちばん短い「詩」であるという
フレーズをどこかで聴いたことがあります。
親になり、我が子に名前をつけて初めて
なるほどなぁーと思いました。

大房岬を訪れる子ども達の名前にも、それぞれの家族の思いが
つまっているんだなぁー。なんて一人で感慨深げに
その子の顔をじーっと見てしまします。
俺もいっちょまえに親になったのか!?
その前に、「あぶない髭のおじさん」と思われていないか!?
なんて冗談はさておき、里海の成長を見守り、支えてくれた
たくさんの人々にこの場を借りて感謝です。
「ありがとう!」

(じんぼきよし)


ふきのとう [2006年03月05日(Sun)]
「ほら、けぇ〜(訳:召し上がれ)」
ボイラー技師の熊さんが持ってきてくれたのは
ビニール袋いっぱいのふきのとう。
覗いてみると、青い独特な「春の香り」がぷわ〜っと漂います。

それにしても大きい。
どうしてこんなに立派なのか尋ねると、
これは昨日ビワ山で採ってきたふきのとうだからだよ、と教えてくれました。

ここ富浦町周辺は日本有数の枇杷(ビワ)の産地。
ぽこぽこと標高の低い山があり、昔からその斜面にビワの木を植えて
育てています。
ビワのために栄養をまいている山で芽を出すふきのとうは
また格別だよ、と熊さん。

夜ご飯に厨房スタッフのお母さん達が天ぷらにしてくれて、
宿泊していたご家族のみなさんと一緒にいただきました。
文字で香りがお伝えできないのが残念!
地のものを、旬なときに、おいしくいただく。
まさに食育ですね。

熊さんの「おすそわけ」のもてなす心に、いつも心を和まされます。

施設でお客様に接する指導員は一部のスタッフですが、
裏方ともども、このおもてなしの心を持って働くことが
施設の雰囲気も、使い勝手も良くしていく。
そんなことを日々実感しています。

画像:夕食のからあげ定食♪ おいしぃ(^-^*)
ふきのとうはどれでしょう??

(ほしの)
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