木元竹裏 [2006年02月26日(Sun)]
大房岬少年自然の家では、朝の職員ミーティングで3分間スピーチをしています。
今日は、元校長先生のベテランスタッフがスピーチしました。 テーマは「子ども達に伝えたいこと」。 「みなさん「木元竹裏」って言葉を聞いたことがありますか?」 との問いかけでした。木は根元の方から刃を入れると割れやすい。 竹は末から刃を入れると割れやすいという先人の教えです。 その他にも、「はじめちょろちょろ・・・」の飯焚きのコツなど 昔は子どもでも当然だったことが、便利な世の中になるにつれ 非日常体験になる。この施設では、野外活動を通じて「非日常体験」として ではあるが、しっかりと先人の知恵を伝えることができる。 そのことがうれしい・・・。という内容でした。 そして最後に一言 「よし!みんなに話したからこれで俺の役割は終わり。いつでも死ねる。」 そんな冗談に笑ってしまいましたが、実はすごく大切な言葉だったと思います。 世界中では、貧しくても先人を敬い、しっかりと文化が伝承されているのに 今の私たちの生き方は?・・・大切なこと受け継いでいるの?・・・疑問です。 この場所で日本人としての知恵をしっかりと受け継ぎ、子ども達に リレーすることは、私たちの大切な使命なのです。 じんぼきよし |