こんにちは。スタッフの鈴木です。
今日は10月14日に行われた「洋菓子店ピュイダムール」店主の磯知之さんがゲストの
「お菓子でみんなが幸せになる方法」
〜地域で30年愛される洋菓子店〜
についてレポートします。

塩竈の洋菓子店で生まれ育った磯店長。東京ディズニーリゾート、オフィシャルホテルでの勤務を経て、30年前に多賀城市にご自身のお店を開きました。
当時、笠神地区には洋菓子店はあまりなく、出店を決めたそうです。お店の経営に悩んでいた時そんななかお客様から「多賀城の古代米を使ってみたらどう?」とお声をいただいたことをきっかけに、地域の食材を使ったこだわりの焼菓子を作り始めたそうです。
磯店長がお菓子の力を感じたきっかけが、東日本大震災でした。
震災後、近隣の小中学校が避難所になっていたので、お菓子配った際、お菓子を受け取った方が笑顔になっていく様子をみて「お菓子でHAPPYになってほしい」と思い、お菓子の力をすごく感じたそうです。
その後フランスやスイスに行き、改めてたくさんのお菓子を学び、現地のお菓子の伝統を感じてもらいたいと作っているそうです。

また、2年前からひとり親家庭へのお誕生日ケーキをプレゼントする活動をされています。
一口500円の寄付を募り、要望があった家庭へプレゼントしています。今年で3回目となるクリスマスのほか、誕生日ケーキもはじめたそうです。
今後も継続してくと話していました。

お店の30周年への想い出メッセージも展示。あたたかい言葉がたくさんありました。
参加者からの質問もたくさんあり、引っ越してきたばかりの方で、磯店長が発信しているSNSを見て多賀城の南門に行ってみましたという方もいらっしゃいました。
「店名の“ピュイダムール”の意味は?」、フランス語で「愛の泉」という意味だそうです。
ほかにも、お菓子で幸せにするために要望は断らず、いろいろな形のケーキを作っているお話や、地元の全粒粉の小麦や新鮮な卵やミルクを使っていて、宮城の食材にこだわっている話など興味深いお話を聞かせていただきました。
お菓子でHAPPYになってほしいと思い続ける磯店長が作るお菓子と、そのお菓子を食べて笑顔になるお客様。まさに愛の泉がそこにあるなぁと感じました。

当日は、磯店長から参加者のみなさんに焼菓子のプレゼントをいただきました。
■参加者アンケートより(一部抜粋)
・以前お世話になっている方に古代米のロールケーキをプレゼントしたら「もちっとしてい
ておいしい」と喜んでくれました。
・店長のケーキ作りの想い、伝わりました。
・「HAPPYに笑顔にしたい」と社会貢献すばらしいと思いました。
・お菓子だけじゃなく人情のある方でとてもお話しが楽しくいい時間を過ごせ
ました。
・地域に密着しているお店。お菓子は本当に笑顔にしてくれる。素敵ですよね。
・ひとり親世帯へバースデーケーキを無償で贈る活動など、お菓子でみんなが笑顔になって
ほしいというオーナーさんの純粋な想いに感動しました。「なぜこの仕事をしたいと思っ
たのか」という初心を忘れずに、人を笑顔にする仕事を私もしていきたいと思います」