こんにちは。
スタッフ川口です。
今日は、6月7日(火)に当センター主催で「多賀城 防災人(びと)ミーティング」についてレポートします。
このミーティングは、防災士や県の防災指導員、多賀城市の防災リーダーの方や土木関係の仕事をしていた方、防災に関心がある方などの声から生まれました。
「防災について勉強したいと思い防災士などの資格をとったが、活かす場所がない」
「同じような想いの人とつながりたい」など、地域の役に立ちたい、だれかを救いたいという想いの人たちが集まりました。

町内会長や地域の郵便局長、さまざまな分野で活動している方々ですが、防災に関心を持った背景はさまざま。そこのお話をみなさんから聞くところからはじまりました。
「2004年に多賀城市の防災リーダー1期生。この辺りは谷地だったから水害が多いなど、
それぞれの地域の人の話が印象に残っている」
「LGBTに関する活動をしている中、被災した当事者として話す機会があったが、震災から10年たってそのような機会も減ってきた。過去の話だけでなく、未来の話をしたいと思い防災士の資格をとった」
「自分の命を守ることではじめてほかの人の命が守られる。命を守ることを普通の会話から
広めたい」
「災害が起こってからではなく、防災の啓発活動が重要だと思った。啓発も防災士の役割だと思っている」
「東日本大震災の際は防災士だったが活躍できなかったという思いがあり、役目を果たしたいと思っている。地域のネットワークを活用できればと思っている」
「避難所が障がい児を迎えにくいシステムであり、避難しても安心していれなかったということを知った」
「地域力を高め、さまざまな方と一緒に、避難行動がとれるようにしたい」
「平時のつながりがないと災害時にうごけないことを実感した。平時のつながりが大切。つながりを大切にしたい」
「地図を見ると地形・地層がわかり、災害の危険度もわかる。住民ひとりひとりが住んでいる地域のリスクを感じて、どうしていけばよいかを考えることが大切」
その後、関心のある防災の話題をグループごとに話し合いました。


「避難行動については、子どもたちには大人が教えていく必要がある。親が関心を持つ必要がある」
「LGBTについて、もっと知っておく必要がある」
「救命救急で助かる命もある。講習を定期的に地域のみなさんとやる場があるといい」
「防災士とは、地域の防災リーダーの役割ではないかという話になった。地域の特徴に合わせて防災士に話していただけるとよいのでは」
などなど、いろいろな意見がでて、アットホームに防災について語り合う会となりました。
今後も多賀城の防災力、地域力をあげるべく、多賀城のかくれた防災人(ぼうさいびと)を発掘するため、引き続き情報交換の場をつくっていきます!
ぜひ、防災への想いがある方は次回の「防災人(びと)ミーティング」にご参加いただければと思います!みなさんの力を集結させて、地域力の強い、災害に強い多賀城をつくっていきましょう!
※資格の有無などは問いません。興味のある方ならどなたでも参加できます!
■次回日程
と き:2022年7月15日(火)
18:30〜19:30
ところ:多賀城市市民活動サポートセンター
方 法:フォームかお電話で
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