こんにちは。スタッフのおがさわらです。
たがさぽでは、自治会・町内会のさまざま取り組みについて、お話を伺っています。
各町内会が工夫しているポイントや事例を紹介していきますので、
ぜひ今後の活動の参考にしていただければと思います!
今回は、東田中南自治会の活動をご紹介します。
東田中南自治会は集合住宅で構成された自治会です。
集合住宅ならではの取り組みや防災対策について、お話を伺いました。
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■砂押川の草刈り■7月の22~25日に砂押川の草刈りが行われました。
役員のみなさんを中心に、20名ほどが集まりました。



草刈りの場所が集合住宅の目の前にあり、草の伸び具合も目につきやすいことから、
業者などには依頼せず、自分たちでやろうという意識が強いそうです。
参加者は高齢の方も多く、堤防の斜面は危険が伴うので、若い世代の参加を大募集しています。
■自治会だよりの発行■

有志の方々で発行している町内会新聞です。
「開かれた自治会」を目指して、町内のことを発信するために刊行をスタートしました。
5月に行われた草刈りの様子をはじめ、地区のさまざまな出来事を伝えています。
カラーでの発行にこだわっているとのことで、850枚を全戸配布しているそうです。
■防災の取り組み■要支援者に『防災見守り登録票』『緊急連絡先表』を提出していただき、
『防災見守りマップ』を作っており、災害時に対応できるようにしている他、
全戸に「無事です(緑色)」「手助け、お願い(黄色)」というマグネットを配布し、
災害時にドアの外に貼りだしてもらうようにするなど、
集合住宅ならではの取り組みをされています。

『防災見守りマップ』は、2年に1度の更新を行っていたり、
制作物も簡素化し、使いやすく、更新も簡単に済むものを心がけているそうです。
「いざというときに実用できなければダメ」ということが念頭に置かれているのがわかります。
■防災備品■

防災倉庫には、数々の防災用品が備えてあります。
災害時、情報網として携帯電話やスマートフォンを活用するにあたって、
充電がなくなることが想定されるので、その対策として発電機も常備されています。
ゆくゆくは数を増やして、マンション各棟に設置したいと考えているそうです。
停電になった場合は、エレベーターが使えなくなり高層階の住民が苦労する他、
電動の水道ポンプも止まり水も使えなくなるなど、
東日本大震災時、電気の復旧に時間を要したこともあり、
災害そのものより、直後のライフラインの寸断に懸念があるそうです。
また、集会所には、防災救急用品コーナーも設置しています。
カットバンやワセリンが入った救急箱、
携帯ラジオや懐中電灯、乾電池が入った防災袋、
毛布やブルーシートまで、あらゆるものが揃っています。

■イベント■高齢者の孤立を防ぐために、健康や生活に関する講座やお茶会をおこなっている『エンジョイ倶楽部』、
焼きたてのパンとコーヒーが並ぶ住民対象の朝食会『サタデーモーニングカフェ』の他、
麻雀、手芸、腹話術やフルートの発表会など、さまざまイベントを開催しています。
世代を超えて楽しめる夏まつりや、
コミュニティのひとつとして必要性を感じている敬老会も、
人数や規模を縮小するなど、コロナ禍でも開催できる道を探っているそうです。
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今回は、東田中南自治会の活動や取り組みをご紹介しました。
防災意識が高く、地区の人材を活かしたさまざまなイベントも企画されていて、
地域の活性化のために、町内会長はじめ役員のみなさんが尽力されていることがわかります。
たがさぽでは、町内会支援を目的としたさまざまな事業や、
定期的に自治会・町内会の相談会を行っています。
相談会以外でも、お話を伺うことは可能ですので、気軽にお声がけください。