• もっと見る
« 2020年01月 | Main | 2020年03月»
プロフィール

多賀城市市民活動サポートセンターさんの画像
<< 2020年02月 >>
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
最新記事
リンク集
カテゴリアーカイブ
月別アーカイブ
https://blog.canpan.info/tagasapo/index1_0.rdf
https://blog.canpan.info/tagasapo/index2_0.xml
タグクラウド
情報は使ってなんぼ!棚の中はヒラメキとヒントが詰まってる! [2020年02月17日(Mon)]
こんにちは。スタッフのおくむらです。

今回は、たがさぽの機能の上手いひらめき使いかたを紹介します。

たがさぽには、日ごろより全国の市民活動団体や各支援センターから
イベントチラシやニューズレター(月間発行物など)が届きます。
それらは、みなさんがいつでも閲覧できるようにファイリングされているんです。
1階情報サロン(受付)に入って…ほらココ!

情報サロンPNG(.再)png.png

スタッフ用や保管資料じゃないんです!
ここには
各団体から届いたニューズレター(会報)やイベント情報が分野・地域別に
ファイリングされているんです。
全国それぞれの土地柄・県民性・環境・時代背景を活かしながら活動した
軌跡があります。

例えば…
ideaPNG.PNG

上指差しidea(イデア) 岩手県/いちのせき市民活動センターこちら
2020年2月号より引用
おれも行ぐから あんだもあばいゃ
前田野自治会49世帯134人が暮らす中山間地域の取り組み

「普段からの隣近所の助け合いが重要」と、
集落の現状を見つめた上での実践的な防災訓練や
秋のメイン行事「秋祭り」ではどんな世代でも楽しめる内容を心掛けている。
これらの活動は、
それぞれが得意分野を活かす【いつものこと・いつもの風景】と思っていたが
外からの目線で「団結力のある自治会」と言われ衝撃を受けた。
-------------------------------------------
anima-to.PNG

上指差しanimato(アニマート) 神奈川県/横浜市市民活動支援センターこちら
2020年Winter Vol.28より引用
“孤の時代に”市民活動の価値を捉え直す
まちぐるみで子育てを応援したい!NPO法人親がめの想い

多様な地域づくりを目指す公的な子育て支援が増える一方、
対価を支払って受けられるサービスやケアも生まれている今。
後者の方がスムーズで質や価値観が自分にマッチして良いという声もある。
自分たちの活動との違いについて考えた。
それは自分自身の「変容」なのではないか…。
-----------------------------------------------
上指差し兵庫県にある認定NPO法人コミニュティ・サポートセンター神戸
のニューズレターには、
「阪神淡路大震災から25年が経ち、「ともに生きる」ことが身近になってきた一方、
ボランタリーな生活文化を地域社会で実現するとなると距離感が否めない。
改めて現社会のボランティア活動を考えたとき、
自ら進んで、未知なる他者を、受け入れる許容」ではないか。(本文より引用)
-----------------------------------------------------------------------------------------------
とありました。

共通しているのは、
多様性の中で現場の声を聞き
常に生まれてくる現場からの問いに目を向け受け入れること。


こうしてみると、つい成功例にばかり目がいきますが、
その奥にある「想い」「ねらい」「葛藤からの成果」等
ジャンルは違っても、とても共感できたり糧になる情報に出会います。

ここでポイントは 閲覧資料には
最新版だけではなく過去のものもある!っていうところ!
つまり【アーカイブ】があるわけです。

発行や実践自体は、過去(かなり過去もあります(^^;)だけど、
発想や根幹は、今の私たちにも十二分に参考になります。

温故知新】新しい視点やブレないものを是非見つけてみてください!
ふりかえりのヒント「経験学習モデル」 [2020年02月15日(Sat)]
こんにちは。スタッフの櫛田です。
本日は市民活動お役立ち情報をお届けします。

いよいよ年度末。報告書を作成したり、来年度のことを考えたりしている方も多いと思います。

みなさんは「ふりかえり」は行っていますか?各企画、あるいは1年通しての活動でどんな成果があったのか、どんな課題があったのかを見直し、次につなげる機会が「ふりかえり」です。この「ふりかえり」をもとに報告書をつくったり、来年度以降のことを考えたりします。

さて、「ふりかえり」を実施するにあたって参考にできるのが「コルブの経験学習モデル」と呼ばれるものです。アメリカの組織行動学者であるコルブによって提唱された理論で、「経験」をどのように「学び」にしていくかを4つのプロセスで表しています。

ここでは試しに「地域の夏祭り」を例にしていきたいと思います。

@経験
実際にどんなことが起こったか、どんな経験をしたかをあげます。
・夏祭りにたくさんの子どもたちが来た。
・30代〜40代の方たちが手伝ってくれた。
・20代は来なかった。

A内省
「経験」であがったことの理由をいろんな視点から考えます。
・今年から小学校でもチラシを配ってもらうようになった。
・いつも土曜日だったが、日曜日にした。実は土曜日は子ども会やPTAの行事と重なっていた。
・30代〜40代の方は子どもが参加するという理由から手伝いに来た。
・働いている人、子どもがいない人に夏祭りの情報が届いていなかった。

B一般化
「内省」であがったことについて他の場面でも通用する考え方にします。ここまでを「ふりかえり」で行います。
・子どもへは学校経由での広報が効果的。
・来てほしい人が来やすい日時設定にする。
・30代〜40代へのアプローチは子ども経由が効果的。
・働いている人、子どもがいない人に情報を届ける手段の整備が必要。

C次の行動
「一般化」したことを参考にアイデアを考え、試してみます。
・次回の夏祭り、これまで子どもの参加が少なかった文化祭も学校に協力してもらう。
・夏祭りを日曜日に設定することに加えて、時間もより参加しやすい時間にする。
・子どもが参加しやすくなる行事を増やし、さらに30代〜40代が手伝える余地を増やす。
・通勤で使う駅や近くのスーパーにお知らせを置いてもらう。


つまり、経験学習には@何が起こったか→Aその理由は何か→B理由から見えたポイントは何か→Cポイントを次の行動に活かすという一連のプロセスがあり、特に「ふりかえり」では@〜Bを、次の事業を組み立てる時にCを実践していくイメージです。
tagこぼれ話〜笑顔カレンダー東北 編〜 [2020年02月13日(Thu)]

こんにちは。スタッフのささきしょうたです。明日14日はバレンタインデーという国民的なお祭りがありますがいかがお過ごしでしょうか。私はすっかり失念しておりました…。

(ちなみに先日23日の節分も失念しておりました。)




tag01.jpeg

ところで、先月号のtagはご覧いただけたでしょうか笑顔カレンダー東北の活動を掲載しました。実はこの300余字の記事を載せるために、吉川一利さんと2時間みっちりお話し合いしました。その中で吉川さんが強烈なインパクトを受けたという言葉を3つを、どうしても記事に載せきれなかったこぼれ話として紹介したいと思います。


@「居ても立っても居られない」 by大勢の他県ボランティア


2011年の発災直後は各地に災害ボランティアセンターが設置されましたが、七ヶ浜町にも例外になく沢山のボランティアさんが訪れました。そこに居合わせた地元の学生(当時)吉川さんは遠方からはるばるやってきたボランティアの多くの方が「居ても立っても居られない」という言葉を発してたところを見聞きしていました。このご厚意を笑顔にして残し発信したいと吉川さんは思い立ちました。




A「笑顔になんかなれるか!帰れ!」 by仮設住宅の方

これも笑顔カレンダー初年度のお話です。遠方からの沢山のボランティアさんの笑顔とともに、被災した地元の皆さんの笑顔も一緒に発信したいと思いを強くした吉川さん。訪れたのは仮設住宅でしたが、この時期は住民の皆さんも生活の不安や混乱・ストレスがあったのでしょう。笑顔カレンダーの活動を不謹慎と捉え上のような言葉で吉川さんを叱責されたそうです。この記事をご覧の方で被災地に何らかの関わりを持つ方はどちらのお気持ちも共感できるのではないでしょうか。



B「学生がつくったんでしょ…」 by小売業界


笑顔カレンダーの仲間・資金・制作ノウハウの次に吉川さん達が探し求めたのは販売先でした。売上金を被災地に寄付するために、販売も必要不可欠な活動だったのです。吉川さん達はあちこちの小売店を訪問し、相談をもちかけました。そこで返ってきたのはけして好感触な反応ばかりではなく「学生」という立場であったがために送られた軽蔑のまなざしでした。最近の言葉でいうところの「マウンティング」の扱いもされたそうです。


※マウンティング→自分が優位であることをアピールする話法。

egao2.2.jpg


いかがでしたか?

現在は全国から海外まで支持される笑顔カレンダー東北もABのお話のように草創期は大変なご苦労があったそうです。今現在、地域で何かしらの活動に関わっておられる皆さんにもそのような混迷の時代があったのではないでしょうか。そして今まさにその渦中におられる方・団体さんもあるかと思われます。今後も当ブログやtagを活動の参考にご活用ください!


本日はtagこぼれ話でした。

tag/vol.85(20201月号)

Posted by 佐々木 at 00:00 | 団体紹介 | この記事のURL | トラックバック(0)
人が集まるイベント・会議を開く前に [2020年02月08日(Sat)]
みなさん、こんにちは。
スタッフのなかつです。

毎週土曜日は市民活動に役立つ情報をお届けしています。


寒さが続くこの時期。
インフルエンザの流行に加え、今年は新型コロナウイルスの感染拡大もあり、いつも以上に感染症対策に気を配っていらっしゃるのではないかと思います。

たがさぽでも入口に消毒用アルコールを置いていますのでご利用ください。

IMG_2452.jpg


多くの人が集まるイベントは、中止になったり、内容を変更したりという動きも出ていると報道されています。

多くの講座を主催したり、全国で講師を務める、社会事業家のマネジメント支援などを行っているNPOのIIHOE[人と組織と地球のための国際研究所]では、「インフルエンザの予防・拡大防止のためのガイドライン」を作り、ブログで公開。取り組みを呼びかけています。
https://blog.canpan.info/iihoe/archive/184


例えば、

【会場選び】
◎換気ができる会場を選ぶ
◎参加者同士の距離をとれるように、広めの会場を選ぶ など

【会場の確認】
◎消毒用アルコールは入り口に設置されているか?
◎飲食(お茶やのどあめなど)はできるか? など

【当日の準備】
◎準備物
 □消毒用アルコール
 □マスク
 □飲み物
 □のどあめ など
◎会場設営
 □多くの方が触れる場所(ドアノブ、スイッチなど)の消毒
 □座席の間隔を十分にとった配置にする
 □床置きを避けるため、荷物や上着置き場を設ける
 □飲み物コーナーを準備する など

【当日参加者へのアナウンス】
◎消毒用アルコールのこまめな利用
◎マスクの着用
◎水分補給を促す など


市民活動団体や自治会・町内会のみなさんが、講座やイベント、会議などを主催するときに、ちょっとした配慮をプラスすることで、安心して参加でき、イベントや会議などの本来の目的に集中できる環境をつくることができそうです。
「もったいない」気持ちが世界の食品ロスを救う [2020年02月06日(Thu)]
こんばんは。スタッフの小林です。

毎週木曜日は、市内外の団体や取り組みをご紹介しています。


今日は寒い一日でしたね。この冬は暖冬と言われていますが、立春過ぎてからこの寒さは応えます…。

こんな日はあったかい鍋料理でも食べて心も体も温まりたいものです。


さて、みなさんは外食やパーティーでどれくらいの料理を注文して、食べていますか?注文しすぎてしまって残してしまった…などということはないでしょうか?



本日紹介する団体は、食に関する団体です。


「ドギーバッグ普及委員会」





ドギーバッグって何でしょうか?

簡単に説明すると「食品の持ち帰り容器」のことです。


2food_doggy_bag.png


現在の日本ではまだ食べられるのに捨てられる食べ物が約643万トン(平成28年度データ)あると言われています。国民一人あたりにすると、一日ごはん1杯分が捨てられていることになります。


途上国では食べ物が足りないと言われていますが、日本を含む先進国ではこの食べ残しが多く、廃棄されていく食材の多さが世界規模で問題となっています。


ドギーバッグ普及委員会では、食品ロスに関する以下のような課題の解決のため活動をしています。

1.廃棄される食料が焼却・埋立される際の環境問題。

2.資源の浪費によるムダの削減。

3.食に関わる人たちとの関係性。

4.食べ過ぎによる健康問題。


外食などで食べきれずに残った料理を持って帰れたらいいのに、明日のお弁当のおかずにできないかな…。という考えが頭をよぎりますが、たいていの人はそれらを残していくことに違和感を感じながらも持ち帰れずにいるのではないでしょうか?もしくは持ち帰るのは恥ずかしい、衛生上問題があるからとさまざまな思いを持っていることと思います。

しかし、その食べ残しは、持ち帰らない限り廃棄されてしまいます。


普及委員会が実施したアンケート調査では、99%が食べ残しの持ち帰りに賛成する一方で、実際に持ち帰りをした人は57%にとどまっていること。同じく海外で実施した調査では、持ち帰りはほぼ100%が賛成で、実際に持ち帰りをした人も93%と言行一致している状況だということがわかっています。


このような問題意識のもと、持ち帰りたいのに持ち帰れない人の気持ちを大切にしつつ、食事を作ってくれる人や食べる側との気持ちのよい関係づくりを目指して、「自主的に」「気軽に」「ファッショナブルに」そして「安全に」ドギーバッグを使ってもらえるよう普及活動を進めています


みなさんも食べ物を廃棄しないためにひとりひとりができること、考えてみませんか?


団体の詳しい活動を知りたい方はこちらから


「デザインガイドライン」とは?〜NPO法人soarの取り組みから〜 [2020年02月01日(Sat)]
こんにちは!スタッフのわたなべです!!
毎週土曜日は、市民活動お役立ち情報をお届けしています。

ウェブサイト、チラシ、パンフレット…団体の情報発信のための作成物で、「同じ団体のものなのに、何か統一感がないなあ」と感じることはありませんか?
その解決方法のひとつとして、「デザインガイドライン」の作成があります。


「デザインガイドライン」とは、全体を通して一貫性のあるデザインにするために、デザインを進める際に従うべきデザイン要素の指針やルールを定めて文書化したものです。見た目の印象に統一感をもたせることができる、デザイン周りの運用をしやすくなる、などのメリットがあります。

と、ここまで書きましたが、実は私も「デザインガイドライン」について昨日知りました(笑)。そのきっかけになったのは、NPO法人soar
「活動5年目のNPOであるsoarが、デザインガイドラインをつくるまで」という記事です。


NPO法人soarは、困難のある人へのサポート情報を提供するウェブメディア「soar」の運営などを通して、全ての人が自分の可能性を活かして生きる未来をつくるための活動を行っています。
活動を開始して5年目を迎えるにあたり、このたび「soar」をリニューアルしました。障がいのある方にもない方にも、優しいサイトにすることが大きな目的です。そしてこの機会に、アクセシビリティ(情報やサービスへのアクセスのしやすさ)に配慮し、なおかつ「soar」というブランドイメージを統一するための「デザインガイドライン」を作成しました。

今回の記事「活動5年目のNPOであるsoarが、デザインガイドラインをつくるまで」では、ガイドラインの内容として
○4年間使用したロゴカラーを変更するまで
○ロゴを使用する際のルールについて
○ロゴカラー以外の使用カラーのルールについて
○あらゆる人が読みやすいユニバーサルフォントについて


が掲載されています(詳しくは記事をお読みください)。そして、記事の後半にはサイトリニューアル前後の比較もありますので、ぜひその違いを感じてみてください。
なお、リニューアルした「soar」は、こちらからご覧ください。 → soar


正直、「デザインガイドライン、何か難しそう」「ここまで手は回らないなあ」という団体も多いと思います。しかし、いきなり全部整えなくても、「まずは、フォントを見直してみよう」「団体のイメージカラーを必ず使うようにしよう」など、できるところから改善していくことで、情報がより見やすくなったり、団体のことをより知ってもらえるきっかけになるはずです。