こんにちは。スタッフの浅野です。 子どもの頃、「ご飯を粗末にするとバチがあたるよ」と言われたことがある方も多いのではないでしょうか? 以前、MOTTAINAI(もったいない)という言葉が世界の注目を浴びました。 アフリカ人女性として初のノーベル賞を受賞したケニアのワンガリ・マータイさんは日本の「もったいない」という言葉を知り「ものを大切にし、心豊かに生きてきた日本人の心そのものだ」と感激されたそうです。 本日ご紹介する団体は特定非営利活動法人全国もったいない市場です。 食品ロスの削減を目指し、規格外食品や販売期限・賞味期限の理由等で市場に出せない商品を衛生上問題がないか確認した上で事業者から引き取り、 再販売と施設や生活困窮者への食料支援を続けています。 日本で本来食べられるのに廃棄される「食品ロス」の量は 年間約630万トン−。この数字は世界全体の食料援助量の2倍に相当します。 これには、食品の製造日から賞味期限までのうち、最初の3分の1の期間を過ぎていると小売店から販売を拒否されてしまうことや、消費者の安全志向の高まりにより賞味期限が長いものを選ぶような買い方などさまざまな原因があります。 特定非営利活動法人全国もったいない市場は、廃棄予定の在庫の処分に困っている事業者の相談に乗り、食品を正しく流通させ、消費者の手元に届けることが国内の食品ロス削減につながると考え活動を続けています。 福祉施設をはじめ、各支援団体、食料品が必要である方々に無償で配布しているほか、大阪府には一般の方も購入できる店舗があります。 その一方で、食品ロスの半分は家庭から出ているという現実もあります。うっかり賞味期限を過ぎてしまったり、食卓から出る食べ残しが膨大なゴミとなり、環境へさまざまな影響を及ぼしています。 食べきれる量を考えて買い物するなど一人ひとりの購買行動を変えたり、食べ物を大切にして「残さずいただく」「感謝の心を持つ」など食についての習慣を見直していきたいですね。 特定非営利活動(NPO)法人全国もったいない市場HP: https://www.mottainai-ichiba.org/now/ |