こんにちは、スタッフの武内です。
ご紹介するデータは、
前々回・
前回に続く行政区ごとの人口分布のグラフです
今回は多賀城の東部地区を対象に作成しています。
グラフの縦軸に年少人口(0歳〜14歳)の割合、横軸が老年人口(65歳以上)の割合で作成しています。
元となるデータは多賀城市より公表されている以下の資料を元に作成しました。
●多賀城市地域福祉計画(第1期)
●多賀城市地域福祉計画(第3期)
また、グラフの作成にあたり、多賀城市を西部・中部・東部の各地域で行政区を分けていますが、この分け方は下記の資料の区分を使用しています。
●多賀城市都市計画マスタープラン
なお、データの表記に使用したグラフは、
IIHOE【人と組織と地球のための国際研究所】発行のソシオ・マネジメントvol.3『小規模多機能自治〜総働で、人「交」密度を高める〜』に掲載の“地域の人口構成を予測する”を元に作成しています。
東部地域の状況です。
(上の画像をクリックすると大きく表示されます)
(
★★★ ←をクリックすると画像のpdfデータご覧いただけます)
東部地域は以下の行政区が該当します。
・鶴ヶ谷
・丸山
・黒石崎
・下馬東
・下馬西
・下馬南
・下馬北
・笠神東
・笠神西
・大代東
・大代中
・大代西
・大代北
・大代南
・桜木東
・桜木中
・桜木南
・桜木北
グラフの縦軸や横軸、点の色などは前回と同様で、下記の通りです
縦軸は年少人口(0歳〜14歳)、横軸は老年人口(65歳以上)の割合を示しています。
グラフ内の点は
・赤い丸が多賀城市全体の年少人口と老年人口の割合で、2006年と2015年時のものです。
・グラフ内の十字の赤い線は2015年時点の多賀城市全体の年少人口と老年人口の割合を中心にして、延伸したものです。ちなみに、2015年の多賀城市全体の年少・老年人口割合は下記の通りです。
★年少人口割合:14.18%
★老年人口割合:21.54%
・緑の丸は各行政区の2006年時点の年少・老年人口割合です。
・青い丸は各行政区の2015年次点の年少・老年人口割合です。
グラフを見ていただくと、多賀城市全体の割合(多賀城の平均値)付近に分布しているように見えます。
ただ、点の色を見ていただくと、青色の2015年の点が多賀城市平均より“老年人口率が多・年少人口率が小”の位置ある地区の数がやや目立つ印象を受けます。
東部地区で多賀城の平均値から離れている行政区として、丸山と2006年の黒石崎が挙げられます。どちらも多賀城市平均からかなり開きがある位置にあります。なお、丸山は2006年と2015年では大きな差が見られませんが、黒石崎は2006年の老年人口率が40%に迫るような状況でしたが、2015年には30%以下になっています。
こうしてグラフを見ていただくと
・東部地域では黒石崎以外の老年人口の割合が増えている。ということが分かります。
また、その中でも鶴ケ谷や桜木中などでは
・老年人口割合が10%ぐらい増えている。といった状況も伺えます。
何回もご案内していますが
グラフの丸の位置が近い行政区は同じような地域の現状が考えられ、お悩みやその解決に向けた活動などが共有できる場合も考えられます。
これまでご案内した西部・中部・東部の状況を見てみると、2015年の地区の状況は2006年の時点で、既に別の地区が経験している場合もあるかと思います。そうした地区間の情報交換の指標としてご活用いただくこともできます。
これまで3回に分けてお伝えした人口分布のグラフですが、これを大人数で模造紙やシールを用いて皆で作成する手法もあります。
みんなでワイワイ語りながら手を動かして作成することで、地域のことをもっと身近に思い、考えることができます。興味がある方は下記の『※お願い※』と同じ連絡先にお問い合わせください。
※お願い※
本ブログの画像データの記載内容に関するお問い合せは、多賀城市市民活動サポートセンターにご連絡ください。
・TEL:022-368-7745
・eメール:tagajo@sapo-sen.jp