こんにちは。スタッフのあさのです。毎週土曜は市民活動のお役立ち情報をお届けします。本日はスタッフによるブックレビューです。

Women can do it!
ジェンダー平等の国からのエール 〜わたしたちの今と未来のつくり方〜
編 :ノルウェー労働党女性局
訳 :ノルウェーに学ぶ会
発行:2023年10月
みなさんは北欧ノルウェーにどのようなイメージをもっていますか?「とても寒い」「オーロラ」「サーモン」といったところでしょうか。
実はノルウェーは世界トップクラスのジェンダー平等先進国として知られています。世界経済フォーラムが2025年に発表した「ジェンダーギャップ指数」※によるとノルウェーは148カ国中3位。男女平等を促進する法律が整備され、女性が政治や経済の分野で活躍しています。
※148の国と地域を対象に性別による格差を「経済」「教育」「健康」「政治」の4分野、14項目から測定し、各国の男女平等に関する状況を数値化したもの。2025年の日本の総合ランキングは118位。

本書を翻訳したのは、仙台市に拠点を置くノルウェーに学ぶ会です。女性が住みよい国を目指し、男性やマイノリティにとっても住みやすい国にしていこうと活動しています。
この書の中には、女性が幅広い分野で活躍するノルウェーに学び、私たちの社会でもジェンダー平等を進めていくためのヒントが記されています。ワークショップで活用するために作成されたテキストでもありますので、女性のエンパワメントを進めるための「コミュニケーション」や「議論」などの実践的なエクササイズも組み込まれています。誰もが自由に意見を表明し、意思決定の場で活躍していくために必要なスキルを身につけることができる一冊です。
遠く離れた国のように感じるノルウェーですが、歴史や文化にふれると、どことなく日本に近い部分もあります。穏やかでシャイな人が多く、料理に鯨肉や生卵を出す文化や家に入る前に靴を脱ぐ習慣もあるそうです。人口規模やバックグラウンドなどの違いはありますが、性別に関係なく誰もが自分らしく生きられる社会をつくっていく上での新しい視点を本書から得ることができるのではないでしょうか。
こちらの本は「たがさぽ文庫」の新刊図書のコーナーにあります。女性が自信をもって社会参画し、社会のリーダーとして活躍している国の事例を学びたいと考えている方におすすめの一冊です。ぜひお手に取ってご覧ください。
