こんにちは、スタッフのおがさわらです。
新年度を迎え、「入学」「入社」など、新たな環境での一歩を踏み出した方も多いのではないでしょうか?
多賀城市役所にも、新たな職員の皆さんが入職し、その研修の1コマをたがさぽが担当しました。今日はその様子をお届けします。
まずは館内を自由に見学してもらい、気づき、疑問、感想などをグループで話し合ってもらいました。

「貸室や事務スペースなどがあって、団体が活動しやすい環境だと思った」
「市内外のイベントのチラシなど、さまざまな情報が発信されている」
「幅広い年代が利用していると感じた」
「団体が発行している図書が販売されていて、購入することで団体の活動の応援にもなるというのが素晴らしいと感じた」
などの気づきがあったようです。
続いて、中津センター長より、「たがさぽの紹介」「市民活動について」「協働について」の講話がありました。

たがさぽの設置目的や経緯、機能について、市民活動の基礎知識や多賀城の団体の活動例の紹介、市民協働が必要とされる理由や手法などをお話しました。
続いて、たがさぽを運営している特定非営利活動法人せんだい・みやぎNPOセンターの渡辺一馬さんより、「市民協働のはじめ方」についての講話とワークショップがありました。

まず、4〜5人でグループになってもらい、「それぞれが気になっている地域の課題」について話し合ってもらいました。
「自分の住んでいる地域は観光地なので、マナーの悪い観光客が増えたら困る」
「公園で遊んでいたら怒られたことがある。子どもが自由に遊べる場が少なくなっている」
など、さまざまな意見が出ていました。
そして、それらの意見の中から、「気になっていること」の3極構造、
「気になっていることの現状」「目指すべき未来」「放置したら来てしまう未来」を考えてもらいました。
渡辺さんから、「放置したら来てしまう未来」と「目指すべき未来」のギャップが「問題」であり、その「問題」を解消し、目指すべき未来を実現するために取り組むべきことが「課題」であるという話があり、
「課題とゴールがイメージしやすくなった」という声もあがっていました。
グループワークを行う中で、しだいに緊張がほぐれていった様子の新入職員のみなさん。時折笑顔を交えながら、さまざまな意見を共有していました。
今回のたがさぽでの学びを、ぜひ今後のお仕事に生かしていただければ幸いです。
今後、業務を通してお会いするのを楽しみにしています。
もちろん、業務以外のプライベートでもご利用ください!