たがさぽのきっずボランティア講座@レポート/ゲスト:一般社団法人アートインクルージョン [2024年09月10日(Tue)]
こんにちは!スタッフのきょうごくです。 本日は9月8日(日)に開催した「きっずボランティア講座 第1回」についてご報告します。 きっずボランティア講座とは? 小学生を対象に、ゲストからのお話や活動体験を通して、子どもたちがボランティアや地域・社会の課題について学んだり、自分にできることを考え、行動を起こすきっかけづくりを行います。「たがさぽのクリスマス雑貨市」に関連して開催しており、今年で3年目を迎えました。 きっずボランティア講座 第1回 「アートの力は無限大!みんなにやさしい社会をつくろう!」 ゲスト:一般社団法人アートインクル―ジョン 3年目のきっずボランティア講座では中学生にサポーターとして参加してもらい、きっず講座の運営のお手伝いをしてもらいます。小学生参加者よりも少し早くきて、サポーターとしての心構えなどを学びました。 ▲真剣にメモを取りながら聞いていました 第1回目のゲストは、一般社団法人アートインクルージョンから代表理事の門脇篤さんに来ていただきました。アートインクルージョン2014年に設立された団体で、アートを通してすべての人を優しく包み込む社会を実現することを目指し、活動しています。障がいの有無や性別、年齢、国籍を超え、あらゆる人を優しく包み込む社会の実現のため、海外の人たちとも交流を図っています。 最初に門脇さんからアートを通した普段の活動のお話や、いろいろな人が生きにくさを減らし、優しい社会になるにはどうずればよいのかを分かりやすくお話していただきました。 ▲門脇さんの話に集中して耳を傾けていました その後、子どもたちはみんなでアートを体感するワークショップをしました。 高学年の子どもたちが毛糸を投げ、下にいる低学年の子どもたちが落ちた毛糸を木や葉っぱに自由に結びます。たくさんの色の毛糸が重なり合い、普通の毛糸からあっという間に大きなアート作品が出来上がりました。子どもたちは毛糸を触ってみたり、体に毛糸を絡ませてみたりして、みんなでアートを感じていました。 ▲保護者も一緒に毛糸をどこに結ぶか考えました 毛糸を使ったワークショップのおかげで緊張していた様子の子どもたちも「こんな感じでいいんだ!」「やりたいことをやっとみよう!」とすっかり笑顔になり、今度はみんなで「たがさぽのクリスマス雑貨市」でやってみたいことを考えました。 企画シートをもとに、それぞれのグループでどんなことをしてみたいか、意見を出し合いました。中学生サポーターたちは、子どもたちにどんなことをやりたいのか聞き出したり、いろいろなアイデアが出てくるように質問をしていました。グループでの話し合いが煮詰まると、門脇さんから「たがさぽの館内や外を探検してみよう」と提案していただき、グループごとに館内や周辺を回りました。 すると「ここの部屋でめいろを作りたい!」「この木に飾りつけをしたらおもしろそう!」と会議室で考えるよりもたくさんの意見が飛び出しました。 ▲企画シートは絵を描いたり好きな色を使ってカラフルに仕上げました ▲「ツリーみたいに飾りつけしたい!」と意見がでたすずかけの木 最後にグループごと発表してみんなで考えたアイデアを共有しました。 参加した小学生の中には「まだ帰りたくない!」と話す子もいて、学校生活とは違う環境での体験にさまざまな刺激を受けている様子でした。 〇小学生の感想 「話を聞くだけじゃなくいろいろ探検して楽しかった」 「毛糸がすごくきれいでした」 「みんなで考えるのが楽しかった」 〇中学生サポーターの感想 「はじめはどのように子どもたちに対応すればいいのか分からなかった。グループワークもどこまで踏み込んでいいのか分からなかったので、門脇さんの話し方やたがさぽスタッフの子どもたちへの接し方を参考に、子どもたちの意見を肯定しながら接した」 「小学生の意見やアイデアは自分と違いおもしろかった。一人ひとり個性があり、みんな違っていておもしろかった」 |