【レポート】多賀城 自治会・町内会の情報交換会F 城南地区の 「地域の人材発掘」の取り組みを紹介します! [2022年01月30日(Sun)]
こんにちは。 スタッフの川口です。 昨年から引き続き連載している自治会・町内会の取り組みをレポートします! 多賀城 自治会・町内会わがまち情報交換会 ーあなたのまちはどうしてますかー 今回は、「地域の人材発掘」についてです。 自治会・町内会のもっとも解決したい課題ナンバー1なのではないでしょうか。 当センターのヒアリングでは、83%の方が役員のなり手がいないのが課題とあげています。 「次世代の自治会・町内会の関わり方/分担」 城南地区在住の津川さんに役員としてではない、新しい関わり方についてお話をいただきました。 ■町内会との関わりについて ・城南に住んで18年。町内会で役員をやっている訳でもない。 ・広告関係の仕事をしていて、コミュニティ発想でイベントやプロジェクトを行っている。 ・別の町内会のイベントの手伝いをしたことはあった、自分のまちの活動は応用編であり、実践であると思う。 ・18年前は戸建てが多かったが、アパートや借家が半数以上になっている。 ■夏祭りをやる理由 ・役員の飲み会に参加した時に「夏祭り」をやってと言われた。当時、城南は新しいまちだったのでイベントはなかった。開催した時は新聞にも掲載された。 ・企画書に理念を書いた。夏休みなので子どもたちの思い出作り、もうひとつは当時はあまり重要視されていなかったが「大人たちのつながりをつくる」を2つ目の理念とした。イベントをはじめて1〜2年目は理念はどうでもよいが、3年目くらいからこのイベントは何のためにやっているかわからなくなる時がある。 ・だいたいイベントが停滞するときに理念が役に立つと思った。 ・大人たちのつながりは震災時の助け合いにつながった。人と人は普段話していないとつながることは難しく、夏祭りは役に立ったと思った。 ■役員以外の関わるポジションとは ・夏祭りには役員としてではなく、実行委員会として関わっていたが、次の年に役員をやってと言われた。 ・嫌だからという意味ではなく、自由なポジションで関わりたいという理由で断った。ただ役員並みに関わりますという言い方で断った。今になって思うと良かった、町内会のためになっているのではないかと思った。 ・役員ではなくても、役員と関われるポジションは大切なのではないかと思っている。グレーゾーンの組織が大事だと思っている。 ・役員ではないポジションでお父さん世代でつながる必要性を感じ、同世代の人でLINEグループで30人くらいでつながっている。なにもない時は連絡はないが、つながっている感じがする。たまに連絡が来て、必要な人だけ返事をする。 ・役員から相談されたりもする。仕事柄コミュニティの立ち上げを行っているが、そういう想いの人はほかにもいると思う。 ・役員はできないけど、住んでいる地域でなにかしら貢献したい、何かしら情報を得たい、子どものために大人のつながりを作っていた方がいい暮らしを営めるのでは人はいると思う。発言する場がないために関わらないを選択する人が多いのではないかと思う。 ■一人の仕事を少なく、関わり代は大きく ・3〜4年前に中学校のPTA会長を2年間行った。惰性で行っている行事はなくした。何のためやっているのかわからないものはやめた。みんなによくやったと言われた。 ・次年度の役員を決める時大変だということを知っていたので、一人の役割を分割した。一人が深く負担するのではなく、たくさんの人が軽く関われるようにした。 ・町内会で学んだことを応用して行った。 ■日常のつながりの大切さ ・どうしてこのような発想で行っているかというと、コロナも防災もなにごとも「日常」であると思う。これまでPTAも町内会役員もすごい人がやっていることだと思っていた。日常で当たり前で普段関われなかったらずっと関われないこと。日常で関われることが大切だと思う。 ・「自分ごと」はまわりまわって自分に返ってくる。自分が関わっていた方が楽しいと思えるようになって、関わることが好きになった。 津川さんの町内会の関わり方についての一言はこちら! 自分ごととして自分ができることで関われるとこれからの新しい町内会の形が見えてくるかもしれません ![]() こちらの模様はたがさぽYoutubeたがさぽチャンネルで動画発信予定です。 お楽しみに! 次回も、自治会・町内会の「地域の人材発掘」についてリポートします。 自治会・町内会わがまち情報交換会 こちらもご覧ください! 水辺の防災@鶴ケ谷親和会の取り組みはこちら →https://blog.canpan.info/tagasapo/archive/3080 水辺の防災A東田中南自治会の取り組みはこちら 水辺の防災B新田3区の取り組みはこちら コロナ禍での情報発信C七ヶ浜町湊浜区の取り組みはこちら コロナ禍での情報発信D高橋東2区の取り組みはこちら コロナ禍での情報発信E旭ヶ岡町内会の取り組みはこちら |