みなさん、こんにちは。スタッフの川口です。
今日は1月22日(金)開催の「Tagajo Sustinable Relationship(TSR)会議2020」について詳しくご紹介します。
TSR会議は、「誰一人取り残さない」地域を目指して、地域のみなさんと一緒に困りごとの話を聞いたり、考えたり、アイデア出しをしたり、そんな場を目指しています。
6つのテーマを多賀城の地域課題として、当事者や活動団体のみなさんのお話を聞きながら、ゲストのNPO法人issue+designの筧 裕介さんと共に、課題を深堀りしていきます。issue+design (issueplusdesign.jp)
1つ目のテーマが「ユニバーサルなまち」です。前回のブログでも紹介しましたが、多賀城視覚障害者福祉協会にお話ししていただきます。
※前回のブログ→多賀城から、持続可能な関係性を探る、TSR会議やります@
2つ目のテーマは「貧困・孤立・フードロス」についてです。
貧困の家庭へ食料や生活物資を届けるフードバンクを行っているNPO法人いのちのパンと、多賀城でこども食堂と学習支援を行っているNPO法人アスイク様にお話をいただきます。
NPO いのちのパン Bread of Life -
NPO法人アスイク【仙台・宮城の子ども支援】
3つ目のテーマは「発達障害」について。こちらはハッピーピースにお話しいただきます。
発達障害の人に会った時、みなさんはどうしますか。自分が我慢しないといけない、あわせないといけないと思っていませんか。また、この人なんでこんな行動とるのだろうとか、なんで理解できないんだろうとイライラしていませんか。ちょっと意識を変えるだけで、みんなが生きやすくなるのだというお話を聞いて、私も自分の中のバリアに気づかされました。
ハッピーピースブログ (canpan.info)
4つ目のテーマは「外国人労働者」についてです。
最近、多賀城にも技能実習生や留学生のアルバイトなど外国人労働者が増えてきています。コロナ禍ではありますが、今後、ますます増加していくと思われます。地域の一員として、多賀城市民として私たちも受け入れていかなければなりません。今回は大代地区公民館が団体や町内会と連携しつつ、外国人技能実習生を地域の一員として受け入れていくための活動についてお話いただきます。
大代地区コミュニティ推進協議会ホームページ (oshiro-community.jp)
5つ目のテーマは「化学物質過敏症」です。こちらのテーマはコトリじかん。様にお話しいただきます。
化学物質過敏症(CS)を発症すると、これまでの日常生活がおくれなくなってしまいます。学校に行けなくなったり、人が集まるところに行けない、コロナ禍で私たちも体験しましたが、夏でもマスクを手放せないそうです。それはとてもつらいものでした。でも一番辛いのが、病気のことを理解してもらえないことだと言います。なかなか取り上げにくいテーマであるのか、発症した人達だけが苦しんでいる状況なのかもしれません。
6つ目のテーマは「LGBT・ジェンダーレス」です。こちらはてんでん宮城にお話しいただきます。
当事者が理解をうながすために声をあげることは、とてもつらいことです。説明し、理解を求めることをどのくらい行っていけば社会は変わっていくのでしょうか。刷り込まれている性差で判断してしまうことで生きづらい世の中を私たちは作り出しているのかもしれません。
共生社会とユニバーサルな地域を目指して、知ること、そして自分ごととして考えてみることから始めてみませんか?
Tagajo Sustainable Relationship(TSR会議) 2020
多賀城から、持続可能な関係性をさぐる会議
詳しくはこちらからご覧ください→TSRチラシ2020.pdf
2021年1月22日(金)13:30〜16:30
オンライン開催(Zoom形式) 参加無料
○プログラム
1)ゲストトーク 筧 裕介氏 「持続可能な地域のつくりかた」
2)6つの地域課題を考えるクロストーク
@ユニバーサルなまち/ 多賀城視覚障害者福祉協会
A貧困・孤立・フードロス/NPO法人いのちのパン・ NPO法人アスイク
B発達障害/ハッピーピース
C外国人労働者 /大代地区コミュニティ推進協議会
D化学物質過敏症 /コトリじかん。
ELGBT・ジェンダーレス /てんでん宮城
○申し込み方法
電話、FAX、窓口、申込フォームから、1)ご所属(会社・団体名など) 2)お名前 3)ご連絡先(メール必須・電話)4)興味のあるテーマを選び、お申込みください。
※参加に配慮が必要な場合はお知らせください(文字情報、Zoomのやり方など)
申込フォーム→

https://ssl.form-mailer.jp/fms/856dc84e652752 今回はコミュニケーション支援・会話を見える化するアプリ「UDトーク」での文字の情報保障も行います。UDトークとは、「UD=ユニバサールデザイン」を支援するアプリです。
UDトーク | コミュニケーション支援・会話の見える化アプリ (udtalk.jp)
こちらもあわせて体験できますので、ぜひスマホでダウンロードしてお試しください。
プロフィール 筧 裕介(かけいゆうすけ)
(NPO issue+design代表/慶應義塾大学大学院特任教授)
1975年生。一橋大学社会学部卒業。東京大学大学院工学系研究科修了(工学博士)。慶應義塾大学大学院特任教授。2008年ソーシャルデザインプロジェクトissue+design を設立。以降、社会課題解決のためのデザイン領域の研究、実践に取り組む。代表プロジェクトに、東日本大震災のボランティアを支援する「できますゼッケン」、妊娠・出産・育児を支える「親子健康手帳」、300 人の地域住民とともに未来を描く「みんなでつくる総合計画」、認知症とともにより良く生きる未来をつくる「認知症未来共創ハブ」、他。 GOOD DESIGN AWARD 2019 BEST100「SDGs de地方創生」カードゲーム開発者。 日本計画行政学会、学会奨励賞、グッドデザイン賞、D&AD(英)他受賞多数。著書に『ソーシャルデザイン実践ガイド』、『人口減少×デザイン』、『地域を変えるデザイン』、『持続可能な地域のつくりかた』など。