変化する社会の中で働き方はどう変わるか?多賀城市市職員研修、実施しました。 [2020年03月21日(Sat)]
こんにちは。スタッフの櫛田です。
3月17日(火)、多賀城市職員を対象とした研修を実施しました。 講師は昨年度に引き続き、東北学院大学地域共生推進機構 特任准教授の菊池広人さんです。菊池さんは多賀城市地域経営コーディネーターを務めており、他にもNPO法人いわてNPO-NETサポート等、広く地域づくりに携わっています。 例年だと座学だけでなくグループワークも取り入れながらの研修でしたが、今年は新型コロナウィルス感染症を考慮し、座学と自身で考えを深めていくことを中心としました。 まずは、参加者自身がコロナウィルスに感染した場合に自分の課の業務をどうするかという視点で、業務を以下に分類するところからはじめました。 A.より強化して取り組まなければならないもの(新規で対応が必要な物) B.これまでと同等の質で継続し続けなければならないもの C.質を落としても実施する必要があるもの D.優先度が低く、一旦休止してよいもの 部署によっても違いますが、 Aはコロナウィルスに関する情報発信や相談、業務引継ぎなどが挙がっていました。 Bは予算執行に関する部分、各種事業や団体への補助が多く挙がっていました。 Cは他の項目に比べると上がる項目が少なかったですが、こちらも予算や補助に関するものが多かった印象です。 Dは定例の会議や各種委員会が多く挙がっていました。 次に考えたのが、半年前に戻れるとしたらどんな準備をするかということでした。挙がった準備やアイデアは「テレワークの実施」「オンラインで対応する」「マニュアルをつくっておく」「他の部署に引き継ぐ」「民間にお願いする」などが挙がりました。 隣の人と簡単に共有したり、どんなことを他の人がどんなことを書いたか見て回る時間も設けました。 このワークのポイントとしては、 ・自分の係や課だけでしかできないことを減らすことで、もし自分たちに何かあった時にその仕事がストップしないようにする。 ・市役所の中だけでなく、民間と協力することでリスクを減らすこともできる。 ・場合によってはオンラインでの会議やテレワークを進めることでリスクが減ったり、効率は上がったりする。 ・特に「D」の中には本来やらなくてよい削減できることがあるかもしれない。 これまでの「普通」だったことが「普通」ではなくなり、「未知」のものや出来事がたくさん生まれる時代に、働き方も変わってくる必要があります。そんな気付きのきっかけとなる研修でした。 多賀城市職員を対象とした研修でしたが、今の仕事を棚卸してみる、働き方を変えるというのは行政に限らず必要となってくるかもしれませんね。 ぜひみなさんもまずは「ABCD」の業務の分類をしてみてはいかがでしょう。 |